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「努力してるのに報われない人へ」
会社では「人格と品性を磨く」という大義のもと、
月に一度、社内塾を開いている。
その日、講師をしていた私に若手社員から相談があった。
「努力しているのに、うまくいかないことが多くて…。正直、しんどいです。」
その時ちょうど、
イエローハット創業者・鍵山秀三郎さんのコラムを読んでいた。
そこには、こんな一文があった。
「どんな教育も、逆境から学べるものには敵わない。
ただし、備えがなければ人は逆境でつぶれてしまう。
日々、人や本から学び、それを自分の血肉にしておくことが大切だ。」
なるほど、と思った。
そしてこの話を、こんなふうに整理して伝えてみた。
■一番価値がある状態
→ 努力しているのに、うまくいかない
それでも、さらに乗り越えようとしている
■その次
→ 努力して、うまくいく
■普通
→ 努力せず、うまくいかない
■一番もったいない(勘違いを産み、傲慢になるという意味で)
→ 努力せず、うまくいく
注目ポイントは、
うまくいくより、【うまくいかない方がうまみがある】という事だ。
そして相談してくれた彼の現在位置は、最上位の概念。
【努力しているにも関わらずうまくいっていない】
この場所に立っている事を丁寧に伝えた。
すると、彼の表情は少しだけやわらいだ。
「じゃあ今、自分は一番いい状態なんですね。」
その通り。
めちゃくちゃいいところにいる。
この後は、努力の方法を見直すチャンスと捉え、
細かいヒアリングや、アドバイス、
どんな行動の違いを作るかの会話を扱い、
とても前向きな時間となった。
私自身も、うまくいかないことの方が多い。
でもそのたびに思う。
——あ、今いちばん価値ある場所に立ってるな。
そう思えるだけで、少し前に進める。
『順境良し。逆境なお良し』
松下幸之助もこうおっしゃられている。
私は今日も最上位レールを、爆進中である。
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