スーパームーンでコールドムーンの夜に
感情がこぼれた先に、ほんとうの艶がある
月が満ちるとき
ふと、息が詰まるような瞬間がある。
夜空を見上げてなくても、
胸の奥で、まんまるの何かが張りつめている感じ。
それは、気づかれないようにしまっていた感情や、
言葉にしそびれた思いが、
音もなく溢れてしまいそうになる、そんな夜。
今夜の満月は、双子座13度。
太陽は射手座13度で向かい合っている。
そして、これはスーパームーン。
一年でいちばん地球に近い、冬の満月――コールドムーン。
艶という言葉が、
静かに輪郭を持ちはじめるのは、こういう夜かもしれない。
「言わないでいるもの」が、滲み出す
双子座の月は、言葉に近い場所。
でも今夜の月は、もう言葉にならなかった気配を照らしている。
「そんなこと、どうでもいいんだけど」
って、ごまかしてた本音とか、
「気づかれてたら恥ずかしいな」って思ってた視線とか。
そういうものが、
ちいさな熱を持って、まぶたの裏に浮かびあがる。
それはもう「隠しきれない」んじゃなくて、
「こぼれてもかまわない」って、
どこかでゆるされてるような、夜の空気。
火と風のライン|射手座と双子座の艶
射手座は、遠くを見つめる。
もっと自由に、もっと高く。
でもその「遠く」に、本当は何を見てたんやろう?
一方で双子座の月は、目の前の表情に、耳のトーンに、ふと揺れる。
どちらも「言葉」の星座。
でも、射手座は「理性の火」、双子座は「感情の風」。
今夜の艶は、その交差点にある。
言いたかったのに言わなかった言葉が、
もう一度、感情をともなって戻ってくる。
そして、言葉にならないまま、肌をかすめていく。
あふれる艶は、「自分の外」にある
12ハウスの太陽と火星。
気づかれない場所にある熱源は、
「バレたら終わり」じゃなくて、
「気づかれたら、ほどける」ものに変わっていく。
艶って、自分の中に「ある」と思ってた。
でもほんとは、相手のまなざしの中で「立ち上がる」ものやったんかもしれん。
火星が太陽の近くにあるこの満月は、
「欲望」に火が灯るタイミングでもある。
けどその火は、「燃えあがる」よりも、「滲みだす」ものとして感じられる夜。
この夜のまま、抱いていいもの
今夜、心に浮かんだ誰かがいるなら。
その感情は、あなたのものやなくて、
この月が、そっと照らし出したものかもしれん。
忘れたふりしてた欲望も、
照れくさくて流してた好きも、
全部まとめて、「この夜のせい」にしていい。
艶って、隠すことやないのよ。
あふれてしまったものに、
そっと手を添えること。
もう隠せないものは、
隠さずに、にじませたまま。
今夜はそれを、
美しいと思ってもいいでしょう?
🌓感じるためのワーク|艶をこぼしてもいい夜
あの夜、言えなかった言葉を、今、こっそり書いてみるとしたら?
(1行だけ、あなたにだけ)ひとつだけ、自分の中にある火を感じてみる
(それは怒りか、欲望か、やさしさか)
――ほりのりりす
この月に照らされたなら、
わたしの中の艶も、もう感じてるんでしょ?
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読み終えて、なにかが残ってしまったなら──
その余韻を、そっと返してもらえると、うれしいです。
わたしはまた、ひらいて書ける気がします。