ブラックムーンリリスとは何か|色気になる場所の話
なぜかわからないのに、強く惹かれてしまうものがある。
できれば隠しておきたいのに、そこだけ妙に熱を持ってしまう場所がある。
もしかしたらあなたの中にも、
そんな「自分でも持て余している熱」があるかもしれない。
占星術では、その場所を「ブラックムーンリリス」と呼びます。
この言葉を、はじめて聞くという人もいると思うし、
どこかあやしい響きを感じる人もいるかもしれない。
ここでは、ひらがなの「りりす」はわたしの名前、
カタカナの「リリス」はブラックムーンリリスのこと。
リリスには、
欲望。執着。
抗えない衝動。
禁じられたもの。
夜の気配。
たしかに、そういう顔もある。
でもそれだけで終わるものやない。
リリスは
ただ人を狂わせるための記号ではないねん。
むしろそこには、
長いあいだ見ないふりをしてきた
“わたしの奥の熱”がある。
きれいに整えた魅力ではなくて、
できれば隠しておきたかったもの。
でも、隠したままでは消えてくれへんもの。
ブラックムーンリリスは、
そういう場所を指している。
だからこそ、ときどきそれは
色気としてにじむ。
見せようとしていないのに、
なぜか人を惹きつけてしまう。
説明しにくいのに、なぜか残ってしまう。
その“漏れてしまう熱”の正体を、
今日は少しだけ、ことばにしてみるね。
リリスは、惑星ではない
最初に、占星術的な意味を少しだけ。
ブラックムーンリリスは、
金星や火星みたいな“天体”ではありません。
月の軌道に関わる、
ひとつの特別なポイントです。
だから、
目に見える星ではない。
でも不思議なことに、
実感としてはかなり濃く出ることがある。
恋の選び方。
惹かれやすいもの。
なぜか反応してしまう言葉。
こわいのに見てしまうもの。
触れられたくないのに、
ほんまは触れてほしいと思ってしまう場所。
そういう“理性では説明しにくい反応”の奥に、
リリスが顔を出すことがある。
見えへんのに、強い。
だからこそ、
わたしたちはリリスに少し戸惑うのかもしれへん。
リリスは、“悪い欲望”ではない
リリスって聞くと、
どこか危険なもの、
ダークなものとして語られやすい。
もちろん、
きれいごとだけでは済まへん場所やと思う。
嫉妬も、執着も、
手放せない渇きも、
そこには混ざることがある。
でも、
それをそのまま
「悪い欲望」と片づけてしまうと、
ちょっと足りへんねん。
リリスは、
欲そのものというより、
“抑えてきた結果、濃くなった熱”
に近いことがある。
ほんまは欲しかった。
ほんまは触れたかった。
ほんまは怒っていた。
ほんまは選びたかった。
ほんまは、自分のほうから惹かれていた。
でもそれを、
よくないものとして押し込めてきた。
その押し込められたものが、
まっすぐ消えることはあまりなくて、
別のかたちで残る。
その残り香みたいなものが、
リリスに映ることがある。
だから、リリスは“色気”になることがある
ここが今日のいちばん大事なところ。
色気って、
努力して作る雰囲気だけではないねん。
もちろん、
ふるまいや服や声や目線で
ある程度の演出はできる。
でも、
ほんまに人を惹きつける色気は、
たぶんもっと奥から出てくる。
ちゃんとしてるのに、
どこか危うい。
やさしいのに、
まだ誰にも見せてへん熱がある。
穏やかなのに、
沈黙の奥が妙に濃い。
そういう
“整えきっていない何か”が、
引力になることがある。
たとえば、
ふと遠くを見るような視線や、
言葉を選ぶあいだの、ほんの少しの沈黙。
リリスは、
まさにその
整えきれなさ、
隠しきれなさに関わりやすい。
だからそれは、
ただの魅力ではなく、
説明のつかない色気として現れる。
見せようとしてないのに、目が離れない。
近づきたいのに、少しこわい。
触れたいのに、簡単には触れられへん。
そんなふうに、
相手の中に“想像”を立ち上げるもの。
それが、リリスの色気。
リリスは、見せる魅力ではなく“漏れる熱”
ここ、ちょっと大事やから、
言い直すね。
リリスの色気は、
「うまく使うもの」ではないねん。
むしろ、
使おうとした瞬間に
少し薄まることすらある。
なぜならそれは、
計算の外にあるから。
ちゃんとしようとしても、
少しだけ揺れてしまう。
隠そうとしても、
どこかにじんでしまう。
言葉にしないつもりでも、
身体や空気に出てしまう。
そういう“漏れ”が、
人を惹きつける。
だから、
リリスを知ることは、
モテる技術を手に入れることではない。
自分の中にある
まだ手なずけていない熱を知ることやねん。
そしてこの熱は、観念として眺めるだけやなく、
実際に自分のホロスコープの中でも確かめることができます。
あなたのリリスがどこにいる?
ここまで読んで、
「じゃあ、自分のリリスはどこなんやろ」と思った方へ。
ブラックムーンリリスがどの星座にあるかは、
無料のホロスコープ作成サイトで確認できます。
調べ方そのものは、以前こちらにまとめています。
まだ見ていない方は、
まずご自身のリリス星座だけ、
メモしてみてください。
太陽星座みたいに
よく知られているものではないぶん、
最初はぴんと来ないかもしれません。
でも、
この“ぴんと来なさ”の中にこそ、
案外ほんとうの入口があることも多いです。
調べたあと、何を見ればいいのか
リリスを調べたら、
すぐに「わたしはこうです」と
言い切らなくて大丈夫。
むしろ、
少し引っかかるくらいでちょうどいい。
見るとしたら、まずはこのあたり。
なぜか惹かれてしまうもの
くり返し反応してしまう恋の空気
見られたくないのに、どこかで見てほしい場所
自分では抑えてきたつもりの熱
“そんな自分はだめ”と思ってきた感情
リリスは、
きれいに説明できるところより、
説明しにくい反応のほうに出やすい。
だからこそ、
当てはめるより、
“観る”ことのほうが大事。
自分の中で何がざわつくのか。
どんな言葉に身体が反応するのか。
どんな関係で、急に濃くなるのか。
そういう観測のほうに、
リリスは正直にあらわれる。
リリスは、消すものではない
リリスを知ると、
中には少しこわくなる人もいるかもしれへん。
こんな欲があったんや。
こんな執着が眠ってたんや。
こんなふうに惹かれてしまうんや。
でも、
それを見つけたからといって、
すぐ消さなあかんわけではない。
むしろ、
無理に消そうとしたものほど、
別の形で強く出ることもある。
大事なのは、
飲まれないことと、
なかったことにしないこと。
リリスは、
自分を壊すためのものではなくて、
自分の奥にある未整理の熱を知るための場所でもある。
そこに名前がつくと、
人は少しだけ自由になる。
おわりに
ブラックムーンリリスは、
ただの欲望ではない。
ただの危うさでもない。
それは、
抑えてきたものが残した熱であり、
見せたくなかったものの気配であり、
でも同時に、
なぜか人を惹きつけてしまう引力でもある。
だから、ときどきそれは
色気になる。
きれいに整えられた魅力ではなく、
少しだけ隠しきれなかったものとして。
もしあなたが、
自分の中にあるその熱を
まだうまく説明できなくても、
それで大丈夫。
リリスは、
すぐ答えになるものではなくて、
少しずつ観ていくものやから。
もしかしたら、あなたが隠してきたその熱も、
すでに誰かを惹きつけていたのかもしれません。
次はここからもう少し進んで、
「色気が出る人と出ない人の違い」を
リリス視点でほどいてみようと思います。
——ほしのりりす
よんでくれて、ありがとう。
あわせて読んでほしいnoteです。
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12星座ごとの入口を軽く見たい方へ
次回予定(5/4 19時公開予定)
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わたしはまた、ひらいて書ける気がします。