在宅薬学総合体制加算1 ── 在宅に積極的な薬局の目印 シリーズ27「薬局が、ダブル介護の処方箋になる。」 第14回
「在宅に対応している薬局」と一口に言っても、温度差があります。
届出はあるけれど実績はほとんどない薬局もあれば、毎週のように患者さんの自宅をまわっている薬局もあります。家族として知りたいのは、当然「実際にやっている薬局」の方です。
その見分けの目印になるのが、**「在宅薬学総合体制加算1」**という届出です。
この加算は、一定の実績や体制を備えた薬局につくものです。たとえば、
年間で一定回数以上の在宅訪問の実績がある(=日常的に在宅をやっている)
時間外(夜間・休日)にも連絡を受けられる体制がある
薬剤師が在宅医療の研修を受けている
といった条件です。令和8年度の改定では、在宅に取り組む薬局を後押しする方向で、この加算の評価が見直されました。
つまり、この届出がある薬局は、「届出があるだけ」の薬局よりも、在宅に積極的な可能性が高いということ。候補を絞るときの、信頼できる手がかりになります。
ただし、第6回でお伝えしたとおり「届出がある=今すぐ受けてくれる」ではありません。実績がある薬局でも、すでに手一杯で新規を止めていることがあります。最後は必ず電話で確認、これは変わりません。
つまり、自分の生活でいうと?
加算の名前を覚える必要はありません。
「在宅に積極的な薬局を見分ける"印"がある」と知っておけば十分です。次回以降で紹介する名簿やサイトで、この印を手がかりに候補を絞れます。
まず1つだけやること
今日は、「在宅薬学総合体制加算1」という言葉を、スマホにメモしておいてください。
あとで薬局を探すとき、この言葉で検索したり、薬局に「この加算はありますか?」と聞いたりできます。印の名前を一つ持っておくだけで、探し方が変わります。
この記事のまとめ
「在宅薬学総合体制加算1」は、在宅訪問の実績・時間外対応・研修などの体制を備えた薬局につく届出です
この届出がある薬局は、在宅に積極的な可能性が高く、候補を絞る手がかりになります
ただし「届出がある=今すぐ対応」ではないので、最後は必ず電話で確認します
【免責事項】
本記事は一般的な情報提供を目的としており、特定の薬局・医療機関の推薦ではありません。薬局の届出・加算の有無・点数は改定により変更になる場合があります。薬の服用・管理については、かかりつけ薬剤師または医師にご相談ください。
このお話しの続きの予告
第15回は「在宅薬学総合体制加算2──麻薬・点滴に対応できる薬局」をお届けします。
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