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【File No. 011】 B2F・遭遇・毛玉の怪物と青い紙片

【効果音】青白いランタンの点標(しるべ)を辿り、暗闇の感触を肌で確かめながら進む旅人の前に、その「塊」は突如として現れた。

ランタンの微かな燐光を吸い込み、周囲の闇よりもなお深い「影」を纏った巨大な存在。 ……だが、それは恐ろしい怪物ではない。 視界に飛び込んできたのは、空気を含んでふわりと膨らんだ、圧倒的な密度の「毛並み」だった。

「……変な感じだろうぉ? ランタンはあるのに、ちっとも明るくないんだぁ……。ここはね、王様が『見せたいもの』しか見えないようになっているんだよぉ♪」

闇の奥で笑っていた声の主が、その巨体を揺らす。闇の中で笑う毛玉の怪物だった。 彼は旅人を襲う風でもなく、ただ暗闇の中から光る赤い瞳で、じっとこちらを見つめている。

「先に進みたいならぁ、これ、拾っておきなよぉ……。くだちいが『一番遠い場所』に車を停めたときに、こぼれ落ちたものなんだぁ……」

怪物がその場を離れた後、そこには一枚の「青く光る紙片」が落ちていた。

【ヒント1:ハジの特権】
「くだちいが最もハジの場所を好むのは、守るべきものが『左側』にしかないからだ。右側を無(壁)に預けた時、意識は初めて自由になる。」


あなたは…….

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