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|自己紹介|現役高校教員、不登校3児の父。日本の学校に限界を感じてオランダへ渡り、通級指導教室の開設を託されるまで。


はじめに:教員である僕の家には、学校に行かない子が3人いる

はじめまして。公立高校で教員をしている40代の父です。

僕の職業は、生徒たちに「学校」という場を提供するのが仕事です。 しかし、僕自身の家庭に目を向けると、小学生のわが子3人は現在、誰も学校に通っていません。

  • 第1子(小6): 小学4年生の6月から

  • 第2子(小3): 小学1年生の冬休み明けから

  • 第3子(小1): 小学1年生の夏休み明けから

「学校の先生の子どもが不登校?」 そう思われるかもしれません。僕自身が、誰よりもその事実に戸惑い、葛藤し、悩み続けてきました。
学校長や担任との面談、教育委員会への相談はじめ、校内のカウンセリングを受けたり、医療機関も転々としました。それでも解決には至っていません。そもそも「学校に行けること」が解決なのかという悩みもあります。

でも、ただ悩んでいるだけでは何も変わりません。医療の力を借り、少しは子ども達の心は安定したように思いますが、現状(不登校)が変わることは今のところありません。 だから僕は、現状を変えるために**「学ぶ」**ことにしました。

5年前に働き方を大きく変え、特別支援教育の免許を取り、そして2025年の3月には、家族5人全員で「子どもの幸福度世界一」と言われるオランダへ飛びました。

このnoteは、現役の高校教員であり、3人の不登校児の父であり、そして一人の「教育の探求者」である僕の、実践と気づきの記録です。

部活動に捧げた過去と、5年前の転機

かつての僕は、いわゆる「部活熱血教師」でした。 土日も休みなくクラブ活動の指導に明け暮れ、成果を上げることこそが教師の勲章だと信じていました。そして部活動の生徒達と喜びを分かち合うことに大きな価値を見出していました。

しかし、その代償は小さくありませんでした。 成果の裏で、妻への負担、幼かった子供たちとの希薄な関係……。
さらにはコロナ禍。。。普段「家族が蔑ろにされている」という後ろめたさもあったため、この休校期間は家族のためだけに全力投球でした。
コロナ禍の休校期間が明けた後、部活動の生徒達と最後の大会に挑むため、またこれまで以上に部活動に精を出しました。
今までの反動か、積み重なったものか、妻が体調不良となってしまいました。家事育児もままならず、まず療養が必要となりました。

ここで初めて、妻に任せ目を背け続けた子育てや家庭の現実に直面しました。

「家族との時間を最優先にする」

そう決めて、部活動指導から離れ、定時制高校への異動を希望しました。それが僕の「学び直し(リスキリング)」のスタートでした。

「行けない」のではなく「合わない」だけかもしれない

定時制高校の現場には、さまざまな背景を持つ生徒たちがいます。 不登校を経験した子、発達の特性を持つ子、家庭環境に課題を抱える子。

彼らや保護者と5年間向き合い続ける中で、僕は痛感しました。 「今までの『普通の指導』では、この子たちには届かない」

そこから、僕のアップデートが始まりました。 働きながら2年間かけて特別支援学校教諭免許状を取得(2024年)し、専門的な知識の習得に努めました。

そして今年度、勤務校の方針として**「通級指導教室(通級)」が新設されることになり、僕はその開設担当に任命されました。** 自分の意思だけで始めたことではありませんが、奇しくもこれまでの学びと家庭での経験が、この「新たな支援の場づくり」というミッションに繋がることになりました。現在は来年度の開講に向けて、制度設計や環境整備に奔走しています。

学校に行けないことは、決して「ダメなこと」ではない。ただ今のシステムが「合わない」だけかもしれない。そう視点を変えたとき、やるべきことが見えてきました。

そして、家族5人でオランダへ

学びを深める中で、あるオランダ教育の専門家の方との出会いがありました。

「世界一子どもが幸せな国、オランダの教育はどうなっているんだろう?」

本で読むだけではわからない。現地の空気を感じたい。 そう思い立ち、不登校の子どもたち3人を連れて、家族全員でオランダへ渡ることを決意しました。

現地の学校や文化施設を訪れ、授業を体験し、オランダの教育文化に肌で触れた日々。 そこで見たのは、日本とは違う「学びの選択肢」の豊かさと、社会全体の「寛容さ」でした。 (このオランダでの体験記は、今後の記事で詳しく書いていきます)

このnoteで書いていくこと

僕のnoteでは、以下の3つの視点を交差させながら発信していきます。

  1. 【家庭】不登校3人とのリアルな日常 きれいごとだけではない親としての悩みや、子供たちの変化。

  2. 【学校】アップデートし続ける現場の実践 定時制高校、そして新たに担当する通級指導の視点から考える、これからの学校のあり方。

  3. 【探求】オランダ教育から得た知見 現地で体感した「ウェルビーイング(幸福)」のヒントを、どう日本の家庭や学校に落とし込むか。

最後に

僕は今、教員としても親としても、発展途上にいます。 正解を持っているわけではありませんが、「現状を変えるために動いてきた経験」なら共有できます。

同じように不登校のお子さんを持つ保護者の方。 多様な生徒と向き合う現場の先生方。 そして、日本の教育を少しでも良くしたいと思っている方。

ぜひ、一緒に考えていければ嬉しいです。 これからどうぞ、よろしくお願いします。

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