それじゃないだろ。|50代の買い物反省会 #3
「あっ、忘れた。」を減らす道具6選
Smart Fifty「50代の買い物反省会」vol.3
玄関を出たあと、何歩戻っただろう。
鍵。財布。エコバッグ。傘。印鑑。
家を出たはずなのに、
「あっ。」
と思って引き返す。
たった数歩です。
でも、その数歩を毎日のように繰り返しています。
若い頃は気になりませんでした。
でも50代になると、その小さな往復が少しずつ面倒になってきます。
玄関は、家の中でいちばん忙しい場所でした。
だから今週は、「便利そう」ではなく、
戻らなくて済む仕組みだけを探しました。
ランキングも見ました。レビューも読みました。
それでも最後に自分へ問いかけた言葉は、いつもと同じです。
それじゃないだろ。
本当に欲しいのは、新しい便利グッズでしょうか。
それとも、一度で気持ちよく家を出られる暮らしでしょうか。
今週紹介する6つは、どれも派手な商品ではありません。
それでも、「戻る」という動作を一つ減らしてくれた道具ばかりです。
見るのは、たった一つ。
戻る回数が減ったか。
これだけです。
編集部判定
🟢 残した。
🟡 様子見。
🔴 見送った。
「確か、この辺に置いたはず。」
テーブルの上を探し、ポケットを探し、最後は玄関まで戻ってきて「ここにあったか」と苦笑いする。
そんな朝を何度も繰り返してきました。マグネットキーラックを玄関ドアに付けてからは、帰宅したら掛ける、次の日はそこから取る、それだけになりました。「探す」という行動自体がなくなりました。
編集部判定:🟢 残した。
デメリット:ドアの材質によってはマグネットが使えません。取り付け前に確認が必要です。
雨の日、濡れた傘を玄関に立て掛ける。翌朝には倒れていて、家族の傘と絡まる。
それが当たり前の光景でした。マグネット傘ホルダーをドアに付けてからは、床に置かない分、玄関も歩きやすくなりました。
編集部判定:🟢 残した。
デメリット:こちらもマグネット対応のドアが前提です。
何でもない動作のはずでした。しゃがんで、立ち上がって、靴を履く。
50代になると、この一連の動きが少しずつ億劫になります。ロング靴べらに変えてからは、立ったまま履けるようになり、しゃがむ回数がひとつ減りました。
編集部判定:🟢 残した。
デメリット:スタンド付きは玄関にそれなりのスペースが必要です。
「袋はいりますか?」
レジで慌ててバッグの中を探し、後ろに列ができて焦る。持っていないのではなく、どこに入れたか分からないのが問題でした。収納ケースをバッグの持ち手に付けてからは、探す時間そのものがなくなりました。
編集部判定:🟢 残した。
デメリット:小さめのケースは厚手のエコバッグが入らないことがあります。
両手に荷物を抱えて鍵を開けた瞬間、ドアが閉まろうとする。
足で押さえながら荷物を運び入れる。毎回同じことを繰り返していました。マグネット式ドアストッパーは足で操作するだけ。両手がふさがっていても慌てなくなりました。
編集部判定:🟢 残した。
デメリット:ドアの形状によっては取り付けできない場合があります。
「ピンポーン。」
宅配便が届く。
急いで玄関へ向かい、
「あれ? ハンコどこだっけ?」
引き出しを開けたり、
棚を探したり。
この数十秒が、意外と慌ただしいものです。
そんな玄関の小さなストレスを解決してくれたのが、このドアスコープカバー一体型印鑑ホルダーでした。
この商品は、玄関ドアのドアスコープへマグネットで取り付けるだけ。
工具は不要で、賃貸住宅でもドアを傷付けずに設置できます。
最大の特徴は、
「防犯」と「便利」を一つにしたこと。
ドアスコープを覆うカバーが外からののぞき見を防ぎ、室内の明かりが漏れて留守かどうかを判断されにくくします。
必要な時だけ指でスライドさせれば、いつも通り外の様子を確認できます。
さらに便利なのが、
印鑑ホルダー。
シャチハタなど直径25mmまでの印鑑を収納できるので、宅配便が届いても玄関でサッと取り出せます。
以前は部屋へ戻って印鑑を探すこともありましたが、そのひと手間がなくなり、玄関での動きがとてもスムーズになりました。
ただ一方で、最近は置き配やサインで受け取れる荷物も増えています。
そのため、以前ほど印鑑を使わなくなったというのも正直な感想です。
それでも、印鑑が必要な荷物や書留郵便では、「玄関にある」という安心感は今でも大きいと感じています。
毎日使う玄関だからこそ、
「ハンコを探さない。」
「外から室内をのぞかれにくい。」
そんな小さな安心が、暮らしの快適さにつながります。
編集部判定:🟢 残した。
こんな人におすすめ
- 宅配便や書留郵便を受け取る機会が多い人
- 防犯対策を手軽に始めたい人
- 玄関の動線をスッキリさせたい人
- 賃貸でも穴を開けずに設置したい人気になった点
- 最近は置き配やサイン対応が増えているため、印鑑ホルダーの出番は以前より少なくなっています。
- マグネットが付くスチール製の玄関ドア専用なので、木製やアルミ製のドアでは使用できません。
防犯対策とのぞき見防止だけでも価値がありますが、印鑑の定位置が決まることで玄関の使い勝手がさらに向上します。
今週の反省
暮らしを疲れさせているのは、大きな不便ではありません。
鍵はどこだ。傘をどこへ置こう。エコバッグを忘れた。ドアが閉まる。印鑑はどこ。
一日に何度も繰り返す、小さな出来事です。
若い頃は笑って済ませていたことも、50代になると少しずつ積み重なり、気づかないうちに気力を削っていきます。
だから今週も、便利そうな新製品ではなく、
「戻る」「探す」「慌てる」を一つ減らす道具を残しました。
買い物は、
物を増やすことじゃない。
毎日の面倒を、一つ減らすことだ。
次回予告
第4回のテーマは、「洗濯は洗うより、その後が面倒だった。」
干す。乾かす。しまう。たたむ。
毎日繰り返す洗濯には、名前もない家事がたくさん隠れています。
▶︎ 今週「残した」道具は、ROOMにまとめています。
シリーズ一覧
それじゃないだろ。
このシリーズでは、流行やランキングではなく、50代の毎日を少しだけラクにしてくれる道具を、これからも正直にレビューしていきます。
結局、私が残したいのは「便利だった物」ではなく、明日の自分を少しラクにしてくれた道具なのだと思います。
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