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DX戦記~IT音痴を3重苦構造に再構築

なぜ、あなたの組織は「DX」の掛け声空しく、デジタル化が挫折するのか。

それは、「IT音痴」という能力的な問題があるからです。

この私が雑に「IT音痴」と言っている単語は何なのか、頑張って説明した試みが↓の記事でした。

ですが、前回、IT音痴を「経営管理音痴」と「デジタル音痴」の2系統にしたのですが、何か足りなかった
・・・そう、私がマガジン「偽典」でボロクソに批判しているセキュリティやコンプライアンスが抜けていたのです。なので、追加した改良版です。

前回と重複する部分があるのはご愛敬。

<デジタル化を拒絶・挫折させる IT音痴>現象を乗り越えるために認識すべき、構造的な能力の問題(改良版)

改良版・「IT音痴」の構造

なんか南米のピラミッドみたいになってきました

IT音痴は、3体系の6つの能力で構成される

1. 業務管理音痴

  • プロセス音痴
    業務の流れが見えない。属人化しがち。属人化されている業務はITシステムには乗りません。

  • 情報音痴
    数字に弱く、勘と経験に頼る。
    ITシステムは巨大な計算機、データ化されないものは扱えません。


2. デジタル音痴

  • ITツール音痴
    使わなければ、動かない事すら分からない。
    マニュアルを読み、理解しなければ使えない事も理解していない。

  • DB音痴
    Excelのピボットが扱える程度のデータの基礎知識がない。
    セルを結合するとどうなるかという基礎レベルから理解していない。


3. リスク音痴

  • セキュリティ音痴
    何を守るべきか、どう守るかを考えていない。
    機密性・完全性・可用性のすべてがボロボロ。

  • コンプライアンス音痴
    法令や倫理に無頓着。
    何が問題なのか理解できないまま薄氷の上を歩む。


よくあるIT音痴のパターン

デジタルは得意(技術者に多い)

システムは作れるが、業務の目的やKPIの意味がわからない。
「それって何のためにやるんですか?」と聞かれて固まる。
結果として、現場にフィットしない“浮いたシステム”が生まれる。

業務管理は得意(実務現場に多い)

業務の流れや数字には強いが、ツールやデータベースには拒否反応。
「ITは詳しい人に任せます」と言って丸投げ。
結果として、現場の知見がシステムに反映されず、使われない。

業務管理・デジタル・リスクすべてに音痴(最多)

業務もITも属人的にやり過ごそうとする。リスクは全く感知しない。
決め台詞は「今まで通り紙で…」
ITベンダーに丸投げし、導入後に「使いづらい」と言って放置される。

結論:デジタル化を進めるには、構造的な能力を組織が獲得し「IT音痴」を克服する必要がある

デジタル化は、単なるITツール導入ではなく、組織的な必要能力の再設計と獲得が必要という事です。

音痴構造を放置したままでは、どんなIT投資も無駄になります。

まずは、自分たちの“音痴構造”を認識することから始めましょう。