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HSP子育て【"手がかからない子"ほど我慢している】気づいてあげたい、子どものサイン

先日、友達関係で悩む娘の登園渋りについて、親がどこまで介入すべきかを記事に書いた。

あれから、状況が少し動いた。

そして、娘の話を聞きながらわたしはあることに気づいた。

娘が求めていたものは、友達関係の解決ではなかったのかもしれないと。

今回は"いい子をがんばる子"に起きやすい心疲れについて、周囲の大人の関わり方について考えたい。

なお、前回の記事はこちら↓


穏やかだった一週間

先生に相談してから、先生が娘たちの様子を気にかけてくれるようになった。

そして、直接伝えたわけではないのに、Sくん自身も「娘に嫌がられている?」と察したようで、ここ最近は彼から接触してくることがずいぶん減ったらしい。

おかげで娘の気持ちもだいぶ落ち着いてきた。

Sくんと関わらない日が続くと、娘の家での「荒れ度」も目に見えて落ち着く。

(Sくんとの関係に相当なエネルギーを、保育園で消耗していたのだな)と改めて感じていた。

問題は「Sくんが嫌い」ではなかった!?

ところが今週に入り、再び二人が接近する機会が増えた。
それに比例するように娘のストレスもぐっと上がった。

先日また行き渋りがひどく、朝から大荒れの日があった。

そういえば、前日お迎えに行ったときに、「Sくんとレゴで遊んでいて『明日(難しい)ジェット機を作って』と言われた」と言っていた。

(あれ、遊んでるの⁉︎)
と思わずツッコミそうになったが、そのまま話を聞いていた。

どうやら、断れずに「わかった」と言ってしまったらしい。

その結果が、翌朝の大荒れの原因だった。

そりゃ荒れるよね…と苦笑いしながら話を聞いていると、少しずつ核心が見えてきた。

娘が嫌なのは「Sくん」そのものではない。

Sくんが「王様気取り」で遊びを強引に指示してくること、それを断れない自分、そして断ると「絶交」と言いながら翌日には何事もなかったように話しかけてくるSくんの態度——

そのサイクルに疲れているのだ。

自分がやりたい遊びなら一緒に楽しめる。
でも、嫌な遊びでも断れずに黙って付き合ってしまう。

娘の中では天と地ほど気持ちに差があるが、態度が同じだからSくんには伝わらない。

娘が言葉で「嫌だ」と言えれば解決するのに、それができないから話がこじれる(苦笑)

「手のかからないいい子」が、いちばん見えにくい

再び先生と話していて、気づいたことがある。

二人の様子を観察していると、「娘から近寄っている」こともあるという。

それを聞いて、なるほどと思った。

嫌な遊びでも、好きな遊びでも、誘われれば断れずについていく娘。

側から見れば「仲良く遊んでいる」にしか見えない。

娘は飲み込みが早く、聞き分けがいい。

集団の中では「できる子」に見られやすく、先生からも「手のかからないいい子」という印象を持たれやすいタイプだ。

同じように目立たないタイプという点では、長男が保育園児だったころと似ている。

ただ長男の場合は精神面の発達がゆっくりで、本人も困りごとに気づいていないような「ぼんやり系」の目立たなさだった(苦笑)

一方娘は感情の発達が早く、その場をうまくやり過ごす術を持っている分、むしろ「できているように見えてしまう」タイプだ。

でも、HSPである彼女の頭の中は、いつもフル回転している。
考えすぎて、一人でストレスをため込む。

外から見えないだけで、心の中はいっぱいいっぱいなのだ。

「Sくんが嫌い」は、SOSのサインだったのかもしれない。

娘の「Sくんがいや」という拒否反応は、Sくんを「出口」にして、周りの大人に「かまって」と伝えるサインでもあったのではないか、と。

先生も「Sくんはそれほどひどいことをしているわけではない」と言っていた。

でも、娘の中で無意識にSくんの悪いイメージが膨らんでいた。

それを「出す」ことで、母親が動いてくれる、先生が声をかけてくれる——そこに安心を得ていたのかもしれない。

だとすると、SくんはSくんで少し気の毒な気もしてくる(苦笑)

実際、先生が関わり方を変えてくれてから、娘の帰宅後の表情が明らかに変わった。

「今日は先生が聞いてきてくれたから『大丈夫』って言った」

「いやだなと思ったら、黙って先生のところに行って、かくまってもらったら、Sくんが話しかけてこなくなった」

と、嬉しそうに報告してくれるようになった。

Sくんと関わらずに済んだことも大きいと思う。

でも、わたしには、それ以上に「先生が自分のことを気にかけてくれている」という事実そのものが、娘の安心感につながっているように見えた。

子どもの周りにいる大人の「気づき」が、世界を変える

家での登園渋りで大泣きするとき、わたしが

「わかった、お母さんから先生にお願いしてみるね」
「何が不安なの?」
「どうすれば安心できるかな?」

と寄り添うと、娘は落ち着くことが多かった。

誰かが自分の味方でいてくれる。

それだけで、子どもは踏ん張れるのだ。

保育園生活も残り1か月を切った。
わたしは先生にこうお願いした。

「うちの娘の発言が100%正しいとは思っていません。
でも、残りの園生活を二人が穏やかに過ごすために、娘が求めてくること(二人の様子を注視して、声をかけてもらうこと)には引き続き応じていただけますか」

先生は快く受け入れてくれた。

Sくんとは3歳のころからずっと一緒に遊んできた。

仲が良すぎたからこそSくんは娘に強気になれたし、娘もSくんだからこそ気を許して、実は彼を「ガス抜きの出口」にしていたのかもしれない。

だから、「Sくんが嫌いだから早く卒園したい」なんて思って保育園を去ってほしくない。

卒園式のとき、Sくんと並んで笑顔で写真が撮れますように…。(余談ですがSくんのママなとてもいい人で、ママ同士は仲良しなのですwww)


子どもたちの世界は小さい。

だからこそ、そこに関わる大人の「気づき」と「関わり」は、子どもたちの毎日に大きく影響する。

目立たない子ほど、実は見えないところで必死に踏ん張っている。

そのサインを見逃さず、そっと寄り添える大人でいたい。

ーこじらせることなく、さりげなくフォローするー

それが、子どもたちの健やかな成長を支える、いちばんのサポートになると信じている。

今日もおつかれさまでした。

【補足】
わたしについてはこちら🎶

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