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子どもの友達関係のトラブルに親はどこまで介入するもの?

三連休最後の日の夜。
連休中ずっとご機嫌だった年長娘が、ぐずり出した。

「おなかが痛い」から始まり、ささいなことにヒステリックになる。

三連休の疲れが出たのかなと思っていたが、どうやら"翌日の保育園が嫌すぎて"前日から体に不調(腹痛)が出ているようだった。

「うるさい」
「ママ大嫌い」
「どっかいけ」

理不尽な八つ当たりをしてくるが、娘の場合、こういうときは「話を聞いて」のサインのことが多い。

そこで泣いている彼女を一度椅子に座らせて、娘の手を握りながら目線を同じにして話しかけた。

「何がそんなに嫌なの?」
「やっぱりS君のこと?」

聞けば、やはり原因はSくんの存在だった。


子どもの友達関係のトラブルに親や大人はどこまで介入するものなのでしょうか?

最近Sくんとのトラブルが多い娘。
正直どこまで関わるべきか悩むときがあります。

でも、今回娘の話を聞いて、わたしは"介入する"ことに決めました。

今回は6歳娘の友達関係の悩みに対して、わたしが判断したポイントについて整理しました。



Sくんとの関係

S君の話題は、以前からもたびたび出てきていた。

文句を言いながらも、迎えに行くといつも一緒に楽しそうに遊んでいるため「なんだかんだで仲がいい」と思っていた。

でも、最近の様子を見ていると、どうやら「本気で嫌がっている」よう。

娘いわく、S君は自分の遊びに付き合う分には機嫌がいいが、思い通りにいかないと怒るらしい。

そして、その怒り方が怖いという。

さらに、先生や周りの大人に言うと"先生に言ったこと”を責められるらしく、それも怖いからよくわたしにも「先生に言わないくていい」と言ってくる。

さらには、先生が二人の様子を気にして割って入ってくると、S君は何もなかったかのように「大丈夫、何もないよ」というらしい。

それで、娘が先生に何も言えなくなる、とのこと。

まさか、6歳児の間でも…

この状況、大人でも問題になるアレに似ているのではないか。

DVや虐待、モラハラ的な感じ…

まさか大人の世界で起きることが、6歳児の間でも起きているのか!?

それを想像すると、震えた。

今の彼女の一番の望みは「小学生になりたい」というもの。

S君と自然と離れる形が、一番の望みのようだ。

(娘の願いについては以前、恵方巻エピソードでもお伝えしたとおり。「Sくんと早くお別れできますように」と恵方巻に願っていた)↓


自分の気持ちを相手に伝えられない。
伝えると怒られて、より「恐怖心」がついてしまい、それがトラウマになってしまっているようだ。

親の葛藤:どこまで介入すべきか


あまりに嫌がる娘を見て、考え込んでしまった。

これまで保育園に行きたくないとぐずる原因について、いろいろあるけどS君を盾(行きたくない原因)にしている印象もあった。

だから、S君についてだけを対応しても解決するとは思えなかった。

しかし、このとき大泣きする娘に「お母さんから先生にお願いして、“自然な形で二人っきりにならないように”話してみるね」というと、少しトーンが落ち着いたのだ。

人との関わり方とは、子ども時代のこうした「好き」「嫌い」「やりたい」「苦手」といった感情を、大人になるにつれて相手の言動からキャッチし、お互いの「距離感」を学んでいくものだと思う。

それを外部からの「力」で離してしまっていいものなのだろうか…。

それに、保育園の先生は多くの子どもたちを見ている。
そこに、娘とS君が二人にならないようにしてほしい、とお願いするのは、やりすぎだろうか。

モンスターペアレントにならないかと、悩んでしまった苦笑

大人の力で引き離すのは簡単だ。
でも、こうした経験をして、子どもも成長する気もする。

子どもの世界は狭い


とはいえ、学校に行けなくなる不登校と同じで、子どもの世界は大人よりもかなり狭い。

大人はいざとなれば、自分の意思で環境を変えたり、他の方法を考えられる。

でも、小さな子どもにとっては保育園・学校が「社会そのもの」「それしかない」と思ってしまうのだろう。

その上、やはり友達が原因で保育園・学校に行きたくないと朝から暴れられると、親としても連れていくまでに相当手を焼き、疲弊する。

というわけで、ここはやっぱり「大人が介入したほうがいい」という結論に至った。

大人が介入すべき境界線

子どもの人間関係のトラブルに、どこまで大人が介入すべきなのでしょうか?

わたしは、以下のような状況があれば、大人の介入が必要だと考えます。

① 身体症状が出ている

- 腹痛、頭痛などの体調不良
- 登園・登校前の激しいぐずり
- 夜泣きや悪夢

身体にサインが出ているということは、子どもが限界を超えているということです。

② 恐怖心や不安が強い

- 「怖い」と訴える
- 特定の子の話題で表情が曇る
- 「先生に言わないで」と口止めされている

恐怖心は、トラウマになりやすく、将来の人間関係にも影響を与える可能性があります。

③ 支配的・暴力的な関係性

- 思い通りにならないと怒る
- 先生に言ったことを責める
- 大人の前では態度を変える

これは、子ども同士の「けんか」ではなく、DVやモラハラと同じ構造です。

④ 逃げ場がない

- 保育園・学校が「社会そのもの」になっている
- 他に相談できる人がいない
- 自分で解決する方法が見つからない

子どもの世界は大人よりずっとずっと狭いのです。

⑤ 日常生活に支障が出ている

- 朝の登園・登校で毎日バトル
- 今まで行けていた保育園や学校を休む日が増える
- 親が疲弊してしまう

親が疲弊していては、子どもを支えることができません。

一方で、以下のような場合は、子ども自身に任せてもいいでしょう。

- 一時的なけんかや意見の対立
- 子ども自身が解決策を考えている
- 身体症状や強い恐怖心がない
- 親に相談しながら、自分で対処できている

大人が介入するときのポイント

わたしは介入するときは、以下のことを気をつけています。

① まず子どもの話を聞く

- 手を握り、目線を合わせる
- 「何が嫌なの?」と具体的に聞く
- 否定せず、受け止める

スキンシップをとりながら安心して話せる環境を整えましょう。

② 子どもの望みを確認する

- 「どうしたい?」
- 「どうなったら嬉しい?」

子ども自身の意思を尊重することが大切です。

③ 「自然な形」での介入を考える

- 露骨に引き離すのではなく
- 先生に「二人っきりにならないように」配慮をお願いする
- クラス編成や席替えなどのタイミングを利用する

④ 先生・保育士と連携する

- 家での様子を伝える
- 園・学校での様子を聞く
- 一緒に対策を考える

⑤ 「伝えたこと」を守る

「お母さんから先生に話してみるね」と言ったら、必ず実行すること。

子どもの信頼を裏切らないことが大切です。


子どもの人間関係に介入することに、罪悪感を感じる必要はありません。

「子どもの経験のため」と我慢させることが、必ずしも正しいわけではありません。

- 恐怖心がトラウマになっている
- 限界を超えたサインが出ている

そんなとき、大人が介入することは、甘やかしではなく、必要な保護です。


翌日、わたしは保育園の先生に相談した。

「娘がS君との関係で悩んでいるようです。
自然な形で、二人っきりになる時間を減らしていただけませんか?
………
たくさんの子どもたちを見るなかで、ご負担をおかけして申し訳ありませんが…」

もちろん先生への配慮のクッション言葉も添えて。

先生は理解を示してくれた。

そして、娘の様子を注意深く見てくれることになった。

朝大泣きで登園したけど、迎えに行くと彼女は笑顔で走って来てくれた。

保育園での様子を聞くと一日、Sくんと関わらずに遊べて大満足だったようだ笑


子どものSOSのサインにどこまで介入するかは、そのときの状況によっていろいろです。

でも、どんなときでも、この言葉だけは伝えてあげたいですね。

「お母さんは、あなたの味方だよ。嫌なことがあったら、いつでも言ってね。一緒に考えよう」

今日もおつかれさまでした。

【補足】
わたしについてはこちら🎶

なお、今回の続きはこちらに綴ってます↓

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