○○療法よりも、大切なことがある②世界には“20万種の療法”があるらしいけど、どう選べばいいの?
──療法選びに迷う人へのヒント
ある講演で、こんな話を聞いたことがある。
「マッサージの種類は世界に4000種以上、心理療法に至っては20万種とも言われている」
え?20万?本当なの…?いやどんだけひま人やねん。と驚いた。
でも、よくよく考えてみれば──世界中の民族、文化、宗教、生活様式の中で、
「人を癒す技術」はそれぞれの形で生まれ、進化してきた。
それらすべてを“療法”と呼ぶなら、確かにそれくらいあっても不思議じゃないのかもしれない。
情報があふれる時代に、何を選べばいいのか?
SNSやネット、動画や講座、書籍やセミナー。
今はほんとうに、情報があふれている。
その中でふと思う。
「この中から、何を学べばいいんだろう」
「自分にはどの療法が合ってるんだろう」
そんなふうに迷うこと、誰にでもあると思う。
今、大切にしたい「3つの視点」
数ある療法の中から、どれを使うか、どれを学ぶか。
選ぶときに、僕が大事にしているのはこの3つ。
① 今、その人に合っているか?
どんなに効果があるとされている療法でも、
目の前の人にとって「ちょうどよい」かどうかは、また別の話。
関節が固いのか、不安定なのか
慣れた動きが必要なのか、新しい刺激が必要なのか
そもそも、触れること自体に抵抗があるのかもしれない
だからこそ、相手の状態や心の準備に合わせて、
「今のこの人には何が必要だろう?」と考える視点がいちばん大切。
② セラピスト自身が“扱いやすい”か?
これ、見落とされがちだけど実はすごく重要。
自分がその療法を使っていて自然に言葉が出てくるか
手技に迷いやぎこちなさがないか
その技術に、自分自身が“納得しているか”
自信や安心感って、不思議と相手にも伝わる。
だから**「自分にしっくりくる」「使っていて心地いい」**という感覚は、すごく大事なんだと思う。
③ 「好み」は悪じゃない。それは“経験から育った知恵”
ある療法に惹かれるとき。
たいていそれは、**過去の臨床で「効果があった」**とか、
**「患者さんの笑顔が見られた」**とか、
そんな体験と結びついていることが多い。
つまり、セラピストとしての“好み”は、
単なる気分じゃなくて、経験の中で育ってきた暗黙知なんだと思う。
「なんとなく、これが合いそうだな」
その“なんとなく”には、過去の何百人、何千人との関わりが詰まっている。
まとめ:正しさより、「納得して選べるか」
情報があふれる今の時代。
たくさんの療法に触れたり、比較したりすることも大事。
でも、最終的に選ぶ軸は
「目の前の人に合っているか?」
「自分が信頼して使えるか?」
この2つでいいと思う。
そしてその選択には、多少の「好み」があってもいい。
それは、経験を積んできた人だけが持てる“自分なりの指針”だから。
療法は手段であって、目的じゃない。
大切なのは、それを通して、誰かの力になれるかどうか。
迷ったときは、まずそこに立ち返ってみたい。
そして、これからも自分らしい“引き出し”を少しずつ育てていけたらいいなと思う。
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○○療法よりも大切なことがあるシリーズ👇
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