円錐切除で取りきれなかった異形細胞。『癌』は無いが、子宮全摘宣告 自己対話の先に何を選ぶ.....?
円錐切除術後の病理検査の結果が出た。
「癌はなかった」
という最高の結果と、
「表層の取れる範囲の異形成は取ったが、全ては取り切れなかった」
という現実。
医師から告げられたのは、
予防的な「子宮全摘」の勧めだった。
1年半前、すぐにでも手術をと言われたあの日から、私は自分を信じて歩んできた。
食事を整え、体を温め、心の鎧を脱ぎ捨ててきた。
その結果としての「今」をどう受け止めるか?
今日は、そんな事について書いてみようと思う。
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1.癌ではなかった。でも異形成は取りきれなかった。
今回の、病理結果は
「HPV16型 CIN3 高度異形成 HISIL」
幸い、癌への進展は見られなかった。
昨日見た夢が正夢になった。
1年半の養生が、私の身体を守ってくれたのだと確信している。
病変は当初からのまま想像どおりの広範囲だった。
「切断面に癌はないが、奥に取り残しがある。再手術(再度円錐切除)をしても取り切れない可能性が高い。だから、全摘を勧める」
※診療明細書を確認すると円錐切除ではなく、子宮頸部摘出術(膣部切断術を含む)との記載。
今朝ネットで調べたら、カルテ上は
この名称になるらしい。聞いたことない病名に少し焦った(泣)
子宮全摘は腹部4箇所をあけて
腹腔鏡手術をすると聞いた。
(手術は切開する箇所が多いほどその後の痛みがひどい。
でも、そもそも癌じゃ無いなら、
『広汎子宮頸部摘出術』
はできないの?
『vNOTES』
• 特徴: 最近注目されている最新の術式。「膣経由の内視鏡手術」のことで、腹腔鏡手術で使用するカメラや器具を、お腹の穴からではなく「膣」から挿入して行う。
• メリット: 膣式手術の「傷がない」という利点と、腹腔鏡手術の「中をしっかり確認できる」という利点を掛け合わせたもの。
こんな方法もある。
医師の言葉は論理的で、
本当に正しい………?????
私は今、とても清々しいけれど、少し複雑な気持ちでこの文章を綴っている。
取り残しがあると言われたことよりも、私は
「癌にはなっていなかった!!!」
という事実に、まずは心が震えるほど歓喜した!!!
15年もの間、異形成を放置し、
(15年前の子宮頚がん検診で引っかかった時は、人生最大の失恋をしたところで、自分の命は正直どうでも良いと思ってた。)
そんな15年の時を経て、
1年半前不正出血を期に婦人科受診。
子宮頸がん検診で引っかかり
「早く手術を」
という反対を押し切ってまで、
私は自分の生命力を信じるという賭けをしてきた。
もし、私の
「自然治癒への仮説」
が完全な間違いなら、今ごろ私の体は癌に侵されていたかも知れなかった?!
結果は
「癌」
ではなく
「高度異形成(全癌病変)」
私の身体は、30パーセントの確率で、2年以内に癌に進行する可能性がある状態を持ち堪え、頑張っていた。
この1年半、私が必死に体と対話し、
整えてきた道は、決して無駄ではなかった?!
世間から見れば
「取り残しがあるのに喜ぶなんて」
とズレて見えるかもしれない。
けれど、私にとってはこれ以上ない、最高の中間報告なのだと受け止めた。
旦那とハイタッチして喜んだ。
とは言え、
異形細胞はまだある。
感情は複雑だ。
この結果を踏まえて、
私は何を選ぶ?
子宮全摘?
自然治癒?
2.医療という『正解』の曖昧さと、反省からの学び
今回の手術に踏み切ったのには、一つのきっかけがあった。
「そろそろうちに来てから長くなるし、手術するかい?」
いつもの担当医にそう言われ、一度は「考えます」と返答した。
正直なところ、現状維持できているならまだ、手術はしたくない。
次回の診察でもう一度詳しく聞いてみよう、そう思っていた。
しかし、次の診察室で待っていたのは、いつもの医師ではなく、初対面のドクターだった。
おそらく、まだ医師になりたての若手だったのだろう。
何も告げられぬまま始まった、見知らぬ医師との会話。
そこで放たれたのは
「HPV16型の進行型である」
「病状が進行している可能性も高い」
という初めて聞いた予期せぬ宣告だった。
前回までは
「変わりない」
と言われていたのに。
一気に心拍数が跳ね上がるのを感じる。
一瞬、
「もう一度、いつもの担当医と話がしたい」
という思いが脳裏をよぎった。
けれど、
「別の先生を呼び出すなんて、迷惑だろうか?」
という遠慮が、その本音を飲み込ませてしまった。
結局、最終的に手術を執刀したのは、また別の医師だった。
大学病院はチーム医療。
診察、診断、執刀……
それぞれ役割が分担されるシステムなのだと後から知った。
けれど、
「医者だから」
という理由だけで無条件にすべてを委ねることができない私にとって、この仕組みは耐え難いストレスだった。
自分の身体の行く末を、顔の見えない「チーム」
というシステムに放り込まれたような感覚。
結局、その若手医師の言葉に背中を押される形で手術を決めたのだが、
いざ蓋を開けてみれば、病状は以前からの担当医が言っていた通り。
1年半前からずっと
「現状維持」のままで、進行はしていなかった。
今日、私は執刀医の先生と共にカルテをじっくりと見つめながら、
気になっていたそのことを改めて聞いた。
その先生の口から出たのは、
やはり以前の担当医と同じ見解だった。
カルテのどこを読み解いても、
「病状が進行している」
という明確な記録は残されてはいなかったのだ。
つまり、同じカルテや写真、データを見ても、読み解く人によって選ぶ言葉も、診断さえも変わってしまうということ。
「急いで手術をしなければ手遅れになる」
ほどの進行は、幸いにも現実にはなかった。
医療という
「正解」
があるように見える世界でさえ、
その実態はこれほどまでに主観に左右されるものなのだ。
今にして思えば、あの時感じた違和感を無視し、ドクターの主観的な言葉に惑わされるべきではなかったという強い反省がある。
たとえ「異端児」や「面倒な患者」と思われてもいい。
自分の軸を信じ、納得いくまで問い直していれば、これまで通りの経過観察という選択肢も残されていたのかもしれない。
「誰の声を信じ、誰に自分の身体を預けるか」
私は今、自らの身体を持って、その重要性を痛感している。
3.底知れない好奇心が私を動かす
身体の一部を失うことへの、言葉にならない抵抗。
そして、この土壇場の状態でもなお、
「私の自然治癒力は、ここからどう動変化するのか?」
という、不謹慎なほどの底知れない好奇心。
この期に及んで?と、もう1人の自分が笑う。
44年間この身体と共に生きてきた。
かつては
「病気になること」
で誰かの愛を乞い、自分を痛めつけていた細胞たち。
けれど今、その時の自分に向き合い、少しずつ前を向き始めてる。
私という生命の「底力」を私自身が誰よりも見てみたいのだと思う。
3.決して『盲信』ではない、『経過観察』
勘違いしないでほしいのは、私が決して手術を毛嫌いしているわけではないということだ。
医療を否定するつもりも、自分の身体を過信しているつもりもない。
もし、この先の経過観察で悪化の一途を辿るようなら、その時は潔く手術を受ける。(今回の選択には少し後悔は残るが…..)
それは「負け」ではなく、その時の私が選ぶべき、身体への誠実な対応だ。
ただ、今はまだその時ではない気がしている。
『異形成』であって、『癌』ではないのだから…..
『癌』になる可能性があるのは、
異形細胞があるのを知りながらも、それまでの悪い習慣を変えないから?
自分の否定や心の声を聞かないふりをやめないから?
それをやめたら、
『異形細胞』は『癌』になっていくんだろうか?
4.『正解』を捨て『納得』を選ぶ?
「急ぎの手術ではない。定期的な検査を続けるなら、経過観察も可能」
と、私が手術に積極的でない反応を見て医師が提示したその細い道。
これが、今の私の進むべきルートではないか?
と言う直感と自分への期待。
生活習慣をさらに研ぎ澄まし、ストレスを徹底的に手放す。
自分の内側から湧き出る声に、
一分一秒、耳を澄ませる。
それが、私が行き着いた
「自己対話」の先にある答えになる気がする。
全摘を選べば、目に見える『安心』は手に入る。
けれど、
私は目の前にある「安心」よりも、
自分の身体との「対話」を続け、
答えを出したい。
たとえその先にどんな結末が待っていても。
納得できた先に、自ずと答えは出る。
そう信じて、今はどちらの可能性も否定せず、自分の心と身体が導き出す答えを待つつもりだ。
5.雪の街に溶けるピアノ
今日の結果を知っていて、
ご褒美かのように
夜には
kan sao
のsolo piano LIVE
に足を運ぶことになっていた。。
彼の人柄がそのまま音になった感覚。
雪の街を溶けるピアノ。
即興で奏でる彼の音の粒が
私の身体に染み渡る。
彼の楽曲も素敵なのはもちろんなのだけど、その場の雰囲気で即興で演奏する彼はとても自由でに見えた。
何にも縛られずに、ただ感じたままに指が勝手に動いてしまうのを受け入れているような….まるでどこか別の世界に繋がってように見えた。
『自分の思いのまま、感じるままに生きていい』
私にはそんなメッセージにも聞こえた。
そして今、寝がけにふと時計を見た。
『1:11』
自分が今後選択する答えを
後押ししてくれてるよう。
スッと
心が軽くなる。
でも、
これすらも、思い込みなのかな?
などと、考えながら
眠りにつくことにする。
「高度異形成・上皮内癌」
という言葉と向き合う日々を、これからも綴っていきます。
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