【レポ】鳳凰高校生が東京「XRKaigi」で展示&登壇!開発したXRゲームで挑んだ、鹿児島からの挑戦
国内最大級のXR・メタバース分野のカンファレンス「XRKaigi」。 全国の最先端事例が集まるこの熱気あふれる会場に、私たち鳳凰高校サイエンスクラブも参加してきました。
昨年度は教員が研修として参加しましたが、今回は見学ではありません。「出展者」そして「登壇者」としての参加です。
DXハイスクールに採択され、今年度取り組んだ成果を持って、本校生徒たちと教員、そして日頃から連携させていただいているmonoDuki合同会社の鮫島さんと共に、2日間の出展と登壇に挑戦しました。
■ プロも熱中!ブース展示「XR深海魚仕分け人」

会場の入り口正面に設けられた「XR Meetup Kagoshima」と「monoDuki合同会社」のブース内に、鳳凰高校の展示スペースも展開しました。

ここで展示したのは、生徒たちが今年度開発した渾身のXRゲーム、その名も「XR深海魚仕分け人」です!
これは、南さつま市の特産である「タカエビ」と一緒に水揚げされる深海魚をテーマにした、地域愛あふれるエデュテインメント(教育×エンターテインメント)作品です。 プレイヤーは、ベルトコンベアから流れてくるタカエビ、スミクイウオ、アカカサゴといった深海魚を瞬時に見分け、手を使って正しい箱に仕分けていきます。

ブースに訪れるのは、普段ゲーム開発の最前線で活躍されているプロのエンジニアやクリエイターの方々ばかり。

最初は緊張していた生徒たちですが、クリエイターの方々が「これはタカエビ!」「あ、間違えた!」と童心に帰ってプレイする姿を見て、すぐに緊張もほぐれたようです。

「深海魚をVRゲームにする着眼点がいいね」 「判定の仕組みはどうなってるの?」 といった感想や技術的なフィードバックも多数いただき、教室では得られない貴重な学びの場となりました。
■ 満員の会場で登壇!「Meta Quest 3/3Sがひらく高校教育」

そして今回のハイライトは、セッションへの登壇です。 セッションタイトルは「Meta Quest 3/3Sがひらく高校教育の新たな可能性」。
最新デバイスであるMeta Quest 3シリーズを「高校教育の現場でどう活用しているか」について、鳳凰高校サイエンスクラブ顧問の中村 太悟と、monoDuki合同会社の鮫島 歩さん、そして3名の生徒たちが登壇し発表を行いました。

大人たちが埋め尽くすセッション会場を前に、さすがに緊張しながらも生徒たちは堂々とプレゼンテーションを行いました。

ただ「作りました」という報告ではなく、
高校生ならではの視点をどう作品に活かしたか
制作の過程でどのような学びを得たか
これからやってみたいことは何か
といった「共創」のプロセスを、自分たちの言葉で語ってくれました。
また、その活動を支える大人として、教員の中村と専門人材の鮫島さんがプレゼンテーションしました。

中村はXRを教育分野に取り入れる際の教育的な価値観や、近年急激に存在感を増しているAIとの向き合い方について教員としてプレゼン。

鮫島さんは本校を伴走支援する専門人材として、今後起こりうる未来を逆算して、学校現場で今何が必要か、そしてそのために何をしているかをお話いただきました。
今回のXR Kaigiには同じDXハイスクール校の高校の先生方も来場されていて、セッション後もいろいろとお話をすることができました。貴重な経験をありがとうございました!
■ 祝!連携パートナー鮫島さんが「アクティビティ部門」で最優秀賞を受賞!

さらに、このXR Kaigiでは嬉しいニュースがありました。
本校と連携し、生徒たちを技術面で強力にサポートしてくださっているmonoDuki合同会社の鮫島さんが共同代表を務めるコミュニティ「XR Meetup Kagoshima」が、「XR Kaigi AWARD 2025」のアクティビティ部門で、最優秀賞を受賞されました!

日本中の数あるコミュニティの中から最優秀賞に選ばれた方から直接指導を受けられる環境。この恵まれた環境があるからこそ、生徒たちは高いモチベーションをもって、ここまで成長することができました。
鮫島さん、本当におめでとうございます!
■ 「鹿児島」の若きクリエイターたちとの交流

また、今回のXR Kaigiに参加したのは私たちだけではありません。 なんと鹿児島県内からは、本校を含めて計3校が参加していました。
会場では、他校の生徒さんたちとも交流する機会がありました。学校は違えど、同じ「XR・メタバース」という分野に情熱を燃やす同世代の仲間たち。 「どんなツール使ってる?」 「Blenderのこの操作に困っているんだけど…」 とお互いの作品を見せ合いながら交流する姿は、とても頼もしいものでした。

「鹿児島の高校生、熱いね!」とブースを訪れる方々にも声をかけてもらい、若い力を感じるひとときでした。
■ 【番外編】卒業生のいる「プロの現場」へ。株式会社IDENCE訪問

XR Kaigiでのブース出展やセッション登壇を終えた翌日、私たちはもう一つの重要な目的地へと向かいました。
本校卒業生であり、日頃から連携させていただいている加藤さんが所属するクリエイティブ企業「株式会社IDENCE」への企業訪問です。

オフィスに足を踏み入れると、そこはまさに最先端のデジタルクリエイティブが生み出される「現場」。洗練されたオフィス環境や、プロフェッショナルたちが制作に取り組む空気を肌で感じることができました。
訪問では、オフィス見学だけでなく、加藤さんと意見交換をさせていただく貴重な時間もいただきました。

「学校で学んでいる技術が、社会でどう役立つのか」
「プロとして働くとはどういうことか」
実際に業界の第一線で活躍する先輩(卒業生)やプロの方々の言葉は、生徒たちにとって「将来の自分の姿」を具体的にイメージする大きなきっかけになったはずです。
お忙しい中、温かく迎えてくださったIDENCEの皆様、本当にありがとうございました!
■ 「教室」と「社会」をつなぐ

今回のXR Kaigi、そして企業訪問を通じて感じたこと。 それは、「高校生の可能性は、大人が思う以上に無限大である」ということです。
適切な環境と、学校内での共創、そして発表する「場」があれば、生徒たちは驚くほどのスピードで成長し、大人顔負けの活躍を見せてくれます。
今回の貴重な経験、そして鹿児島県勢の仲間との出会いを糧に、鳳凰高校のサイエンスクラブのメンバーはさらに技術を磨き、面白い作品を生み出していってくれると確信しています。
ブースにお立ち寄りいただいた皆様、セッションをご聴講いただいた皆様、本当にありがとうございました!
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