画像生成コンテストで1位を取った。でも、次の一手が何もなかった
〜達成感のなかった1位と、市場に届かなかった実績〜

2024年の秋、画像生成コンテストに初挑戦して、1位を取りました。
結果を見た瞬間、悪い気はしませんでしたが、その夜に感じたのは達成感よりも妙な静けさでした。
「1位を取った。それで、どうするのか。」
スマホを置いてしばらく天井を見ていました。頭の中は不思議なほど空っぽで、次のステップが何も見えてきませんでした。その答えを、私はまだ持っていませんでした。
霧が晴れるどころか、別の霧の中に入っただけでした。
ライティングを離れて、画像生成に乗り換えた
AIライティングで痛い目を見た後、別のジャンルを探していました。
画像生成なら、文字数を気にしなくていい。そう思いました。
MidjourneyとDALL-Eを使い始め、プロンプトを試行錯誤しながら、少しずつ自分なりのスタイルが出てきました。
うまくいったときの画像を見て、「これは仕事になるかもしれない」という手応えを感じることもありました。
コンテストへの応募は実績を作るためで、「受賞歴があれば、仕事につながるかもしれない」という程度の考えで2週間ごとに開催されるコンテストに連続で挑戦していました。
収益化の具体的なイメージは何もないまま、実績を積めば何かが見えてくると思っていました。
1位、2位、4位。順位だけが積み上がっていった
初回で1位を取った後、次は2位でした。その次は4位です。
順位が下がるたびに、何かを問われている気がしていました。「自分は何のためにこれをやっているのか。」
画面を閉じる前に、少しだけ手が止まりました。指がトラックパッドの上でとどまったまま、その問いを追いかけても、何も出てきませんでした。
1位の実績をどう使えばいいのか調べても答えは出てこず、ぼんやりしたまま次のコンテストに応募していました。結果を積み上げることが、いつの間にか目的になっていました。
焦りがあったのか、惰性だったのか、結果だけが残って、向かっている先が見えなくなっていました。
その時には見えていなかったこと
あの頃の私は、「実績を作ること」と「収益につなげること」を、ひとつながりのことだと思っていた気がします。
実績があれば収益は自然についてくるという前提が最初からどこかにあって、出口のことを考えていませんでした。
「受賞歴があれば何かが変わる」
という感触だけがあって、変わった先でどうするかという想像が抜けていた。
正直、「1位を取ったらどうするのか」という問いには、最初から向き合っていませんでした。
順位を上げることに集中しているうちに、肝心な問いが静かに後回しになっていたのだと思います。
今ならわかる、考えの甘さ
コンテストで1位を取った後、ポートフォリオに実績を書いて、クラウドソーシングで案件を取ろうとしました。
「入賞歴があれば仕事になる」と思っていましたが、私が作っていたのは実写風の美女画像でした。
ところが実際に求められていたのはYouTube用のアニメやイラストといった、自分がまったく実践していないジャンルでした。応募前に自分でも試してみたものの、まったくできなくて、結局応募すらできませんでした。
スカウトが来たこともありましたが、対応できないジャンルだと分かった瞬間、断るしかありませんでした。
得意なものと、求められているものが、まったく噛み合っていなかった。市場を調べることなく、自分の作りたいものだけを作り続けていた。
それが甘さだったのか、それとも当時の自分にはそれしかできなかったのか、今もまだどちらだったのか決めかねています。
私のAI副業迷走の記録を、他にも書いています。
