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勲章が欲しかっただけなのに、冬が終わっていた

〜1ヶ月間、週末はいつも夜明けまで生成していた〜

夜明けまで作り続けて、名前がなかった日。


冬の間、毎週末の夜を潰していました。

次の日は仕事なのに、手が止まらないまま朝を迎えていた。

今になって振り返ると、なぜあそこまでできたのか、自分でも少し不思議な気がします。


夜が明けても、まだ終わっていなかった


その頃、あるコンテストに参加していました。AIの専門用語を音楽で表現するという企画で、動画と音楽の両方を提出する形式です。

音楽はSuno、動画はVrewと手探りの組み合わせ。どちらも、そのとき初めて触るツールでした。

音楽を作って、映像を乗せて、タイミングを合わせる。文字にすると単純です。やってみると、際限なく時間が消えていく。音楽の拍に合わせてカットを割ったつもりが、書き出すとズレている。直すとまた別の箇所がズレる。

何度やっても終わらない。気づくと深夜を過ぎていました。金曜の夜から始めて、日曜の昼過ぎにようやく保存して、月曜は普通に仕事に行く。

その繰り返しが、何週も続いた。


「うまくいかない」の中身


音楽の方でも、詰まる場面は多かったです。

AIに用語を歌わせようとすると、発音がどこかで崩れる。テンポを上げると別の箇所が間延びして、また作り直す。「次はうまくいくはず」と思いながら同じ操作を繰り返していました。

何がうまくいっていないのかは分かる。でも直し方が分からない。その感覚が、じわじわと体力を削っていきました。

できていないことは見えている。手は追いつかない。疲れているから判断も鈍くなる。それでも締め切りは動かない。腹立たしいのに、やめるという選択肢が頭に浮かばなかった。


お金じゃなかった、たぶん


なぜそこまでやれたのか、今でもうまく言葉にできません。

収益化は考えていませんでした。入賞したところで、すぐにお金になるわけではない。それは分かっていた。

じゃあ何のためだったのかと聞かれると、結局は自己満足だったのかもしれません。ただ、あの頃の自分にはそれ以外の言葉が見つかりませんでした。お金でもなく、スキルアップでもなく、ただ名前が載ることを目指して週末を費やしていた。

あなたも、損得では説明できないのに、頑張ってしまったことはないでしょうか。


結果が出た日、1ヶ月分がドっと来た


締め切りが終わった後は、発表を待つだけでした。

結果はZoomのウェビナーで発表されました。画面の前で待っていて、自分の名前が呼ばれなかった。それだけのことです。

怒りはなかった。ただ、体から力が抜けていきました。溜まっていたものが、一気に出た感じ。

それからしばらく、AIのことを考えたくなくなりました。意識的に距離を置いたわけではなく、気づいたら触れなくなっていた。今思えば、あれが私なりのAI休暇だったのかもしれません。

入賞できていたら、何かが変わっていたのでしょうか。今でも分からないままです。ただ、あの時間が完全に無駄だったとも、うまく言い切れない。それが少し厄介だと思っています。

また似たようなことをやってしまうかもしれないから。


私のAI副業迷走の記録を、他にも書いています。

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