見出し画像

武士になった元彼④


自称•バンドマンの武士(タケシ)。

ナルシストで、上から目線で、時々病みポエムを送信しちゃう、そんな彼。そして……

少しずつ現れる、彼の中のもう1人の人格・・・(?)

「うむ。その心意気、天晴れ!」


今回も、タケシの病み(闇)はノンストップ!

(やめてくれ)

タケシ、召喚…っ!!!


※この物語は、筆者•くろこの体験談を元にフェイクを加えたフィクションです。


前回のお話はこちらからどうぞ!




それは、初めてタケシの地元、タケシの家に遊びに行った日の事である。
(※実家住み)

私は地下鉄とバスを乗り継いで、タケシの家の近くだと言うコンビニへ。

初めて降りる駅。初めてのバス停。

方向音痴の私はめちゃくちゃ緊張しながら、指定されたコンビニでタケシを待っていた。

時刻はお昼前だった。

だかしかし、待ち合わせ時刻が過ぎても彼は来ない。

連絡するも、メールは返ってこなかった。

30分経過。来ない。

電話しても、タケシが出ることはなかった。

1時間経過。

その間も連絡はつかず、

うん。おかしいな•••?

もちろんタケシの家がどこかも知らず、
ここがどこなのかもイマイチ分からず。

今なら、タクシーを使う、という選択肢もあるし
乗り換え検索アプリを使えば帰るバスや電車が分かるのだが…

時は約15年前。私も二十歳前。
そして、方向音痴。
アプリなし、クレジットカードなし。


路頭に迷う、とはまさにこの事だと思った。

ど、どうしよう…

その時、短大のお友達のお家がこの近くかも知れないという事を思い出した。

と、言っても《区が同じ》という情報のみで
実際の距離がどれくらいかは分かっていなかったため、ダメ元で連絡してみた。

『かくかくしかじか、待ちぼうけなんだけれど、ここがどこなのか分からず動けない。どうしよう…ここ、どこか分かる?🥲』

すぐに返信がきた。(タケシと大違いや)

『○○のバス停の前のセブンだよね?分かるよ〜!迎えに行こうか!?』

救いの神、降臨…!!!

あの時は、本当にありがとう…!



お友達は、車で迎えに来てくれた!!!

そしてこの間にも、タケシからの連絡はなし。

友達の車に乗り、どうしよっか…?となる。

何か事故とかに巻き込まれてないといいんだけど…でも、なんとなく、勘で

私はそういうんじゃない気がしていた。

というのも、タケシが待ち合わせに現れないのは、実はこれが2回目なのだ。




前回は、お付き合いを開始する前のこと。

その時もお昼前に待ち合わせしていたのだが、タケシは一向に現れず、連絡も取れず夕方になってしまった。
(今思うと、よく待ち続けたな自分と思うw)

駅前での待ち合わせだったので、
カフェに入ってみたり本屋に入ったり、お洋服を見たりして待っていたのだが…

そしてさすがにもう、帰ろうかな…と思った時にタケシから連絡が入り、彼は現れたのだった。

その時に言われたことが以下です💁‍♀️

親戚のおじさんが倒れたと連絡が入り(?)
慌てていたので携帯を持たずに病院へ向かった。

他の親族が来るまで、付き添いとして病院にいなければならず、この時間になってしまった。



…なんだろう。なんとなく、嘘の匂いがする。笑


なぜそう思ったかというと、
タケシの家は家族構成が少し複雑で
タケシの母は離婚しており、母子家庭
そしてタケシの母の妹(叔母さん)も離婚しており、母子家庭。そしてその2人の母(タケシの祖母)も離婚しており、母子家庭。

トリプル母子家庭、女•女•女系家族!(と呼んでいいのかな?笑)

が、一軒家にみんなで住んでいたのだ!

•••おじさんって、誰だ???

急に登場したおじさん、誰や。

O J I S A N !



百歩譲って本当に実在する叔父さん?(叔母さんの元旦那さん…?)だったとて、未成年のタケシが一番乗りで病院に駆けつける……か?

私は普段アホアホな感じなので、よく騙されそうだよね、とか言われるけれどさ。さすがに〜
嘘をついてる人は本能的に分かるんだぜ!


でも、この時はまだ人間としての経験値も
恋愛の経験値もまだまだな私は
(人を疑うのは良くないよね…)と思ってしまったのだった…!

私「お、叔父さんが…?(誰だろう……)
それは…………(☜めっちゃ本音を飲み込んでますwwww)

大変だったね!でも、事故に遭ったとかじゃなくて本当に良かったよー!

と、タケシの大遅刻を受け入れてしまったのだ。

そして、今回の2回目。

さすがの私も、事故に遭ったかも…!?と、少しは心配したものの、もう待たない。

もう、知らねえ!!!

という訳で、そのお友達と車で駅前まで行き、有意義に遊ぶことにした。

楽しい時間を過ごし、夕刻に差し掛かる頃

ついに、タケシから電話が来た。

以下、今回の遅刻の理由です💁‍♀️

弟の専門学校の願書受付が今日のお昼までで、
それを出すために車を出した。慌てていたので携帯を持たずに家を出てしまった。その専門学校はまあまあ遠方にある学校だったから、往復での移動で時間がかかってしまった。
なので連絡がつかずにこの時間になってしまった。


あー、はいはい。それは大変でしたね。


まーた、携帯を持たずに。
まーた、夕方まで。お疲れ様です( ◠‿◠ )


私は静かに怒った。

『弟のさんの学校の願書。それは大切だね。
でも今日、私と約束していたにも関わらず
携帯を持たずに家を出るのはちょっと変。家を出る前に、もしかしたら待ち合わせに遅れるかもしれない、とか1mmも考えなかったのかな?』

『私、1時間以上待ったんだよ。
全然、土地勘もない場所で不安だったよ。
お友達が迎えに来てくれて助かったよ。私、怒ってるからね。』

それに対し、タケシは言った。

「でも…っ!僕が車を出さなかったら、弟は行きたい専門学校に通えなくなるところだったんだ…!!!仕方ないだろう…!?!?
君なら、分かってくれると思ってたのに…!」


•••知らんがな( ◠‿◠ )!


え、別にあなたの弟が入学願書を提出するのが受付ギリギリで間に合わなくて専門学校通えなかったとしても私の人生に関係ないし、
そもそもそれって君次第だし、その後なんて私
興味ないわけ。

そんなに通いたい学校ならば、もっと前もって願書は出しましょう。

さすがにうっぜ〜〜と思った私は、じゃあね!と、強制的に電話を切った。

すると、今度はタケシからメールがきた。

『本当にごめん。君がそんなに怒るなんて、思ってなくて…死んでお詫びする。』

あっ、うざい。


死んで…お詫びする???

勝手にどうぞ( ◠‿◠ )!?

私は、メールを無視した。
死ぬ死ぬいう奴ほど、長生きするって相場が決まってるってもんだ。

「なんか、死んでお詫びするってメールきたわ…😨」

ええ〜!?うわあ、面倒だねー!絶対死なないよ、ほっとこ〜!なんて会話をし、そのまま友達と普通に遊んでいた。

それから数時間後•••


私は返信していないのに、また

タケシからメールが来た。

            『ごめん……死ねなかった…』


あ、うん。知ってた。


死ねないっていうか、死なないって思ってたよ。


自分でもどんどん引いてゆくのが分かる、自分の心。

え…なにコイツ。って、思いました。笑

そしてこの後、どうやって仲直りしたのか…全く記憶にありません。
なんで仲直りしたんやろ、自分。

以上、『タケシ死んでお詫びする事件』でした。



あとがき


本当さ、今なら分かるのに。言えるのに。

って事が多いです。過去の恋愛は。笑

まだまだ、未熟者でしたね、私も……

タケシ、お前、絶対寝坊しただけだろ?( )

叔父さんとか、弟の願書とか、ややこしい設定しなくてええんやで?

いやね、話聞いた瞬間にこう…違和感というか

んっ??? って思ったよ、当時も。

だけど、好きな人を、彼氏を疑うのはダメだよな…
嘘じゃなかったら、失礼だよな…

みたいな思考が、いつだって私の判断を狂わせていたのですwwwwwww

なんだろねー!?
なんか、二重(多重)人格に加えて、虚言癖もあったんかな???

ただの、ヤベェ奴だよねっ!!!!笑

だけど、そんな彼を一度は好きになって付き合ったのもまた事実……ホラー!!!

という訳で、今回はここまでです。

最後まで呼んでくださって、ありがとうございました♫

《続きはこちらからどうぞ💁‍♀️》



#エッセイ #体験談 #恋愛 #忘れられない恋物語 #メンヘラ #バンドマン

いいなと思ったら応援しよう!