1億円のうんこ(409字)ショートショートnote杯延長戦:爪毛の挑戦状
シベリアの凍土から2個のうんこが発掘された。
科学者がそのうちの一つを調べると、中から植物の種が出てきた。地球上のどの種とも似ていなかった。
種は、アメリカの植物研究所で栽培されたが、発芽しなかった。
もう一つのうんこは、盗難にあって消えていた。
闇の世界でオークションにかけられ一億円で男性が落札した。彼は自宅に持ち帰り、うんこをホジホジすると、中から見たこともない種が出てきた。
彼は微笑んだ。
「これが目的だったんだ。アメリカの植物研究所が発芽できなかったものを発芽させてやる」
彼は植物マニアだった。ありとあらゆる手法を使って発芽に成功した。
人間の1.5倍の大きさに成長した植物は地球上のある生物に似ていた。
ある日、成長した植物を眺めて喜んでいた男をそのイソギンチャクにそっくりな植物は、その触手で捕えた彼を一口で食べた。
植物は、自分の根を切断し、彼の敷地から地面を滑るようにして出ていった。
だって、もう根は、いらないから。
了
怖いですね。
根は、いらないって、だって、これからは……ですもんね。
ちなみに、このうんこは宇宙人が大昔に地球に来た時にしたうんこですね。
こちらは、爪毛の挑戦状のうち、誰も書かないんじゃないかといううんこシリーズ
【私の中の何かがストップをかけた】
を消化しています。
うんこシリーズは、なかなか描きにくいのですが、それを綺麗にまとめるのも面白いです。
氷堂出雲のうんこシリーズの代表を紹介しておきます。
宝石うんこです。
これは、ペローの「仙女」という物語の二次創作になります。
本物の話は、姉妹がいて、優しい妹は喋るたびに口から宝石が出る魔法をかけられるのですが、すれた姉は、喋るたびに気持ちわるい虫が口から出るような魔法をかけられる話です。
