うんこおじいちゃん(410字)ショートショートnote杯延長戦、爪毛の挑戦状
僕のおじいちゃんは、僕が小さい頃うんこ、うんこってウケ狙いで言っていた。
「おじいちゃん、何が好き?」
「うんこかな」
「おじいちゃん、何が食べたい?」
「うんこだな」
その度におじいちゃんと幼児だった僕は大笑いした。
僕は小六になった。おじいちゃんは、もう、うんこなんて言わない。いろんなことを教えてくれたり、そういえば、説教されることも多くなった。
そんなおじいちゃんを好きな僕はおじいちゃんの肩をマッサージしてあげた。首の付け根の背骨の出っ張りをふざけてぎゅっと押したら、突然、おじいちゃんが抑揚なく喋り出す。
「ベビーシッターロボ、じいじ、再起動します。設定年齢を選択してください。0歳から2歳は設定ボタンを一回、3歳から5歳は設定ボタンを二回、6歳から…」
僕は、二回押した。
途端に、「うんこ」と嬉しそうに言う。
僕はおじいちゃんに抱きついた。
「今まで本当のおじいちゃんだと思っていた。僕が大人になっても、いつまでもそばにいてね」
こちらは、爪毛の挑戦状のうち、誰も書かないんじゃないかといううんこシリーズ
【私の中の何かがストップをかけた】
を消化しています。
うんこシリーズは、なかなか描きにくいのですが、それを綺麗にまとめるのも面白いです。
氷堂出雲のうんこシリーズの代表を紹介しておきます。
宝石うんこです。
これは、ペローの「仙女」というおとぎ語の二次創作になります。
本物の話は、姉妹がいて、優しい妹は喋るたびに口から宝石が出る魔法をかけられるのですが、すれた姉は、喋るたびに気持ちわるい虫が口から出るような魔法をかけられる話です。
