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【短歌一首】 神楽坂路地裏の奥分け入れば通ひし店のあまた消えたり

神楽坂
路地裏の奥
分け入れば
通ひし店の
あまた消えたり

JR総武線の飯田橋駅を降りて、神楽坂の商店街を歩く。

神楽坂は江戸時代は武家屋敷がたくさんあった場所。明治時代の中頃から商店が軒を連ねるようになり、その後花街としても栄えていた。昭和初期には新宿と並ぶ山の手の二大盛り場となった。 第二次世界大戦の戦災で焼けて衰退した後、再度商店街として復興し、変化を続けながら今の商店街となっている。

神楽坂の商店街

神楽坂の商店街は、結構勾配のある坂にあり、坂を登ったピークには往時の神楽坂の賑わいの中心となった毘沙門天がある。この毘沙門天の門前町として栄え、花街でもあったが、今でも神楽坂は歴史と粋と優美さを併せ持った魅力的な場所。

【神楽坂通り商店街の公式ホームページ】

神楽坂商店街

神楽坂はメインの神楽坂商店街も素晴らしいが、その魅力はなんといっても商店街の裏を縦横無尽に走る細い路地裏にあり。学生の頃も、社会人になってからも、友人と会うときには神楽坂を選ぶことが結構ある。 

路地裏のお店を予約したり、ふらりと入ったり。高級な料亭から立ち飲みの居酒屋までいろいろな店を見て歩くだけでも楽しい。和食、フレンチ、イタリアン、スペイン、中華、韓国、タイ、ベトナム、その他のエスニックなどのお店が所狭しと並ぶ。

神楽坂の路地裏
無料喫煙所の看板

神楽坂が今の形の原型となる商店街となったのは第二次世界大戦後のことだから、昭和20年(1945年)以降ということなる。以前よく来ていた頃に、路地裏のお店の中には、昭和初期やそれ以前から続いている店がたくさんあると伺っていた。

学生時代〜2000年代など神楽坂に飲みに来る回数が多かったときに比べると減少したが、かなり古い歴史を感じさせる佇まいの店が今でも路地裏には結構残っている感じだ。これも神楽坂の大きな魅力。

神楽小路みちくさ横丁

路地裏に「神楽小路 みちくさ横丁」という細い路地がある。この中も左右に小さな飲み屋がたくさん軒を連ねていて好きな場所の一つ。

ここをゆっくりと歩きたかったのだが、横丁を曲がろうとしたらおびただしい数のスモーカーたちが電子タバコではなく昔ながらの紙タバコで紫煙をくゆらせており(というより辺り一面に煙がもうもうと立ち込め)、昔は吸っていた自分だが、今はその煙の中を進んでいく気になれず断念。 写真も撮れず。
でも、道端でタバコの煙をくゆらせているという風景は、どこか懐かしいほのぼのした一コマ。(今は条例などで路上喫煙など屋外の喫煙も制約が厳しい。)

【神楽小路】


パチンコ屋もある

神楽坂の路地裏も時代の移り変わりとともに、どんどん変化している。コロナ禍でお店の入れ替わりも加速したようで、久しぶりにゆっくりと路地裏を歩くと、よく通ってお店やお気に入りのお店がたくさんなくなっていた。残念。

神楽坂とその裏の路地・小路の魅力をあらためて感じた散歩散策。神楽坂にもっと通おう。

猫間英介




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