写真に言葉を添える3つのパターン~暮らしフォトが物語になる書き方
──「伝わる暮らしフォト」のために
写真を撮るだけの状態だと、それはまだ「記録」ですよね。
でも、そこに言葉が添えられることで、写真は物語になります。
「でも、何を書けばいいかわからない」
「どうしても説明っぽくなってしまう」
そうなんですよ、意外と「写真に言葉を添える」って難しく感じてしまうんです。
そんなときは、写真に合わせて“言葉の役割”を決めると、ぐっと楽になります。
わたしもぜんぜん出来ていなかったりするので、ちょっと意識したいと思い筆をとりました。
今回は、「実はやってみたら楽しくなる写真に言葉を添える3つのパターン」を紹介します。
実はこの3つは、フォトエッセイを書くための、いちばんやさしい入口でもあります。
パターン1:写真外を言葉にする
これは、写っていないものを言葉で補うパターン。
写真は、ほんの一瞬しか切り取れません。
でも、その前後には必ず「空気」や「気配」がありますよね。
たとえば──
・撮る前に考えていたこと
・その場に流れていた時間
・カメラを構えたときの気持ち
写真そのものを説明せずに、写真の外にあった感情を言葉にします。これは、写真が「記録」から「体験」に変わる書き方です。
実際の例①

どうしてもこれを撮りたかった。
大好きなシナモンロールが…ではなくて、ショーケースに映る光の佇まいに目がくぎ付けに。
店員さんに許可をもらって、列が途切れたところで、大急ぎで撮影。それでも、あの光はちゃんと写ってくれた。
パターン2:写真を見て「いま浮かんだ言葉」を置く
これは、いちばんシンプルで、いちばん感性が出るパターン。
・きれい
・落ち着く
・少しさみしい
・なんか、好き
いろいろ考えずに、写真を見た瞬間の言葉を、そのまま書いてみます。
ポイントは、
・考えすぎない
・感じたまま
・短くていい
「説明」じゃなくて、「感想」。
それだけで、写真に温度が生まれます。
写真と言葉が対等に並ぶので、読者が「自分の感情」を重ねやすくなります。
実際の例②

美しく幻想的。
そこに在る静寂を壊さぬように、息を止めてシャッターを切った。
パターン3:写真を「きっかけ」に内側の話をする
写真を入口にして、自分の内側の話へと進むパターンです。
たとえば──
・この写真を撮った理由
・なぜ、ここに惹かれたのか
・最近、よく考えていること
写真はあくまで“扉”で、主役は、写真を撮ったあなた自身です。
このパターンは、フォトエッセイに最適。
写真 → あなたの物語
この流れが、読者を引き込みます。暮らしフォトとエッセイを自然につなげたいときに、とても相性のいい書き方なんですよ。
実際の例③

長いこと働きづめだった。
でも「それが私」だとずっと思ってきた。
でも、今の暮らしをしてそれが違っていたことに気づく。
そうだ、わたしはずっとこんな穏やかな午後を過ごしたかったんだ。
どれが正解?いいえ、どれも正解です
3つのパターンに、正解や優劣はありません。
・今日は軽く書きたい → パターン2
・余韻を残したい → パターン1
・しっかり語りたい → パターン3
そんなふうに、その日の気分で選べばいいんですよ。
大切なのは、写真に、ちゃんと立ち止まったかどうか。
言葉は、そのあとについてきます。
おわりに:写真は心の入口になる
写真に言葉を添えるって考えると、なんだか難しく考えがちですよね。
でも、気になった人にはぜひやって欲しい。
意識してやってみると「意外と楽しい」んですよ。なんだか、次から次へとやりたくなっちゃう。笑
写真を見て、言葉を探す。
この時間が、結構クセになったりします。
コツらしいコツは、ないです。
強いて言うなら、写真を見て「自分は何を感じていたんだろう」と、ほんの少し立ち止まること。
それだけで、写真は「心を写すもの」に変わっていきます。
あなたなら、今日の1枚にどんな言葉を添えますか。
ここまで読んでくださりありがとうございます。
🗨️最近、フォトエッセイが気になりだしていて。
一枚の写真で短いひとつの物語。これもなかなか良いかもしれないなって思っているので、次回ちょっとやってみます。
書いたのはこんな人
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