見出し画像

【現場ノート】相続の話が止まる本当の理由は「手続き」じゃなかった

こんにちは。株式会社ICHIRYUの金です。

相続や経営、不動産。現場ではいろいろな相談がありますが、ここで止まることが多いです。
「決められない」

相続の話も、実家の話も、会社の話も、資産の話も。
制度や手続きの問題に見えて、実は別のところで止まっていることが多いと感じます。

進まない時は、だいたい同じ言葉が出ます。

・「まだ早い」
・「縁起でもない」
・「面倒だ」
・「売る気はない」
・「いま動く必要ある?」
・「忙しい」
・「兄弟がうるさそうで…」
・「親が嫌がるから…」
・「正直、気持ちが追いつかない」
・「よくわからない」

こういう一言が出た瞬間、一気に会話は固くなります。
なので私は、最初にこう区切ります。

すぐには決めない。
まずは確認だけする。
次の一歩だけ決める。

これを意識すると、同じ話題でも不思議と前に進みます。

※この記事は、税務の計算や申告の話ではなく、相続や資産の話が「決められない」で止まる理由を、相談現場の視点でまとめたメモです。具体的な税務判断は税理士などの専門家と確認してください。


現場での経験

実際に私が経験した話です。

以前、ある経営者の方の相続や事業承継についてご相談をいただいた時のことです。
当初は、一般的に検討される選択肢として、株式の整理や承継の段取りも含めて提案しました。

ただ、どうしても抵抗が強い。「税金」がたくさんかかることはわかっている、合理的に考えれば、早く動いた方が良い局面です。けれど、なぜか話が進まない。

そこで私は、結論を急ぐのをやめて、定期的にお会いしながら「本音」を拾う方向に切り替えました。
ある日、本音として出てきたのは、制度や手続きの話ではなくもっと根っこの言葉でした。

「今まで商売一筋だったのに、社長じゃなくなったら、自分の存在価値がなくなる気がする。」
「だから、死ぬまで社長でいたい。」

抵抗の正体は、制度や手続きではなく感情でした。
承継の話に見えて、実は「人生のあり方」の話だったんです。

本音が見えた瞬間、打ち手は変わります。
合理的な正解を押し付けるのではなく、本人が納得できてなおかつ、会社や家族を守る方法を探す。

そこで、財務内容や資金計画も踏まえて路線を変更し、収益不動産を活用した対策を提案しました。
「社長であり続けたい」という希望を守りながら、将来のリスクを薄めるための設計です。


気づき


相続や資産の話は、数字だけでは決まりません。

進まない時ほど、すぐに合理的な解決策を出さない。
先にやるべきは、相手が本当に守りたいものが何かを確認することです。

もし今、家族や関係者との話が進まないなら、まずこれだけ試してください。

・すぐには結論を出さない
・まずは確認だけする
・次の一歩だけ決める

会話が続く形にさえできれば、選択肢は後からいくらでも作れます。

本当の意味での「よりそう」ということについて考えさせられたけいけんとなりました。


▼次に読む記事



まとめ


相続や事業承継の話は「手続き」だけでは進みません。
進まない理由が感情なら、解決策もそれに合わせて設計する必要があります。
結論を急がず、話が続くための順番を作る。それが一番の近道です。

もし「売る/貸す/管理/保有」や「資産の整理」を一緒に進めたい方は、ぜひお問い合わせください。全力で伴走します。

▼公式HP

▼お問い合わせはこちらから