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【発端】恋のせいで国が傾いた人の会【時空BBS:恋愛板】

ここは時空の掲示板です。次元の壁を越えて書き込み自由。荒らしは雷に打たれます。

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 【発端】恋のせいで国が傾いた人の会
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1 :管理人 ◆Admin【時空BBS/運営】

本スレッドは「恋愛が原因で国家規模の騒動を起こした方」限定です。
失恋で泣いた程度では入れません。
最低でも「戦争の原因になった」「王朝が変わった」
「宗教が割れた」のいずれかに該当する必要があります。

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2 :アントニウス ◆Antonius【ローマ/将軍・政治家】

余だ。マルクス・アントニウス。
クレオパトラとの恋でローマを敵に回した男だ。

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3 :楊貴妃 ◆YangGuifei【唐/貴妃】

楊貴妃でございます。
唐の玄宗皇帝に愛され、安史の乱で命を落としました。

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4 :ヘンリー八世 ◆HenryVIII【イングランド/国王】

前のスレにも出たが、今回の方がスレタイに合っている。
アン・ブーリンと結婚するために、
ローマ教皇と決裂し、イングランド国教会を作った。

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5 :エドワード八世 ◆EdwardVIII【イギリス/元国王】

私はウォリス・シンプソンと結婚するために王位を捨てた。
国は傾かなかったが、王室は揺れた。

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6 :パリス ◆Paris【トロイア/王子】

……トロイア戦争の原因を作った男だ。
ヘレネーを連れ去ったのは余だ。

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7 :アントニウス ◆Antonius【ローマ/将軍・政治家】

>>6
お前が来ると話のスケールが神話になるな。

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 【告白】何をやらかしたのか
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8 :アントニウス ◆Antonius【ローマ/将軍・政治家】

余から行こう。
カエサルの暗殺後、余はローマの実力者だった。
オクタウィアヌスと帝国を分割統治していた。
東方担当として、エジプトのクレオパトラと手を組んだ。
そして恋に落ちた。

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9 :ヘンリー八世 ◆HenryVIII【イングランド/国王】

>>8
「手を組んだ」から「恋に落ちた」への飛躍が早い。

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10 :アントニウス ◆Antonius【ローマ/将軍・政治家】

>>9
彼女は知性と野心と美貌を兼ね備えた女王だった。
落ちない方が難しい。

問題は、余がローマの将軍でありながら、
エジプトの女王と子を三人もうけ、
ローマの領土をクレオパトラの子どもたちに分け与えたことだ。

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11 :エドワード八世 ◆EdwardVIII【イギリス/元国王】

>>10
国の領土を恋人の子に?
それはさすがにまずい。

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12 :アントニウス ◆Antonius【ローマ/将軍・政治家】

>>11
分かっている。
オクタウィアヌスに格好の口実を与えた。
「アントニウスはローマを裏切った」と。

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13 :楊貴妃 ◆YangGuifei【唐/貴妃】

わたくしの場合、もともと玄宗の息子の妃でした。
それを玄宗が見初めて、道教の女冠に出家させた後、
自分の後宮に迎えたのです。

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14 :パリス ◆Paris【トロイア/王子】

>>13
息子の妻を取ったのか。

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15 :楊貴妃 ◆YangGuifei【唐/貴妃】

>>14
形式上は一度出家を挟んでおりますから……
……言い訳にならないのは承知しております。

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16 :ヘンリー八世 ◆HenryVIII【イングランド/国王】

余の場合は単純だ。
最初の妻キャサリン・オブ・アラゴンとの離婚を
ローマ教皇が認めなかった。
だからイングランドをローマから切り離した。

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17 :エドワード八世 ◆EdwardVIII【イギリス/元国王】

>>16
離婚のために宗教改革。
……スケールが違いますね。

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18 :ヘンリー八世 ◆HenryVIII【イングランド/国王】

>>17
余は「国教会の首長は国王」と宣言しただけだ。
結果として宗教が変わったのは、副産物だ。

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19 :アントニウス ◆Antonius【ローマ/将軍・政治家】

>>18
副産物で宗教が変わるな。

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 【修羅場】最終的にどうなったか
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20 :アントニウス ◆Antonius【ローマ/将軍・政治家】

アクティウムの海戦でオクタウィアヌスに負けた。
クレオパトラの艦隊が戦場を離脱したとき、
余は艦隊を捨てて彼女を追った。

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21 :ヘンリー八世 ◆HenryVIII【イングランド/国王】

>>20
将軍が戦場で艦隊を捨てた。それは致命的だ。

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22 :アントニウス ◆Antonius【ローマ/将軍・政治家】

>>21
分かっている。
あの瞬間、余はローマの将軍ではなく、
ただの恋する男だった。

その後、余は剣で自らを刺した。
「クレオパトラが死んだ」という偽報を聞いたからだ。
瀕死の状態で彼女の元に運ばれ、腕の中で死んだ。

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23 :楊貴妃 ◆YangGuifei【唐/貴妃】

>>22
……壮絶ですわね。

わたくしの場合は安史の乱です。
反乱軍から逃れる途中、馬嵬の地で、
護衛の兵士たちが「楊貴妃を殺さねば進まない」と迫りました。
玄宗はわたくしを守れなかった。

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24 :パリス ◆Paris【トロイア/王子】

>>23
愛した女を守れなかった王。
余にも身に覚えがある。

ヘレネーのためにトロイアは十年間戦い、
最後は滅んだ。余も戦死した。

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25 :エドワード八世 ◆EdwardVIII【イギリス/元国王】

私の場合は、誰も死んでいない。
王位を捨て、ウォリスと結婚し、
フランスで静かに暮らした。
世間は「世紀のロマンス」と呼んだ。

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26 :アントニウス ◆Antonius【ローマ/将軍・政治家】

>>25
誰も死んでいない。それだけで十分だ。

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27 :ヘンリー八世 ◆HenryVIII【イングランド/国王】

>>25
しかし、王位を継いだ弟ジョージ六世は、
望まない重責を背負わされた。第二次大戦を国王として迎えた。
お前が捨てた王冠の重さを、弟が代わりに背負ったのだ。

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28 :エドワード八世 ◆EdwardVIII【イギリス/元国王】

>>27
……それは、生涯消えない負い目です。

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 【議論】恋と責任、どちらを取るべきだったか
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29 :ヘンリー八世 ◆HenryVIII【イングランド/国王】

余は恋のために宗教を変えた。
だがそれは同時に、イングランドの独立でもあった。
恋と国益が一致した稀有な例だ。
……最初の数年は。

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30 :アントニウス ◆Antonius【ローマ/将軍・政治家】

>>29
「最初の数年は」が不穏だな。

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31 :ヘンリー八世 ◆HenryVIII【イングランド/国王】

>>30
アン・ブーリンは男児を産まなかった。
それで余は……いや、この話は前のスレでした。

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32 :楊貴妃 ◆YangGuifei【唐/貴妃】

玄宗は名君と呼ばれた方でした。開元の治を成し遂げた。
しかしわたくしに溺れてから政務を怠り、
安禄山に付け入る隙を与えた。
わたくしのせいだと、千年間言われ続けています。

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33 :パリス ◆Paris【トロイア/王子】

>>32
余もだ。「女を連れ去ったせいで国が滅んだ」と。
だがヘレネーは余と来ることを選んだ。
少なくとも、余はそう信じている。

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34 :エドワード八世 ◆EdwardVIII【イギリス/元国王】

>>32
千年間責められるのは辛いですね。
しかし「傾国の美女」という言葉自体、
責任を女性に押しつける構造ではありませんか。
国を傾けたのは、判断を誤った為政者の方でしょう。

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35 :楊貴妃 ◆YangGuifei【唐/貴妃】

>>34
……ありがとうございます。
千年間、誰もそう言ってくださいませんでした。

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36 :アントニウス ◆Antonius【ローマ/将軍・政治家】

>>34
クレオパトラもそうだ。
「アントニウスを惑わした妖女」と書かれているが、
彼女はエジプトの生存のために最善を尽くした政治家だ。
惑わされたのは余の判断であり、余の責任だ。

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 【結論】それでも恋をしたか
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37 :パリス ◆Paris【トロイア/王子】

もう一度やり直せるとして、ヘレネーを連れ去るか。
……連れ去る。
トロイアが滅ぶと分かっていても。

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38 :アントニウス ◆Antonius【ローマ/将軍・政治家】

>>37
余もクレオパトラを選ぶ。
アクティウムで艦隊を捨てたことも、後悔していない。
ローマの将軍としては失格だ。
だが、あの瞬間の選択を変えたいとは思わない。

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39 :楊貴妃 ◆YangGuifei【唐/貴妃】

わたくしには選ぶ権利がなかった。
後宮に入ったのも、殺されたのも、
すべて周囲が決めたことです。
もし選べるなら、宮廷の外で静かに暮らしたかった。

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40 :エドワード八世 ◆EdwardVIII【イギリス/元国王】

私はウォリスを選んだことを後悔していない。
だが弟に王冠を押しつけたことは、一生の負い目だ。
恋を選ぶとは、選ばなかったものの重さを背負うことだ。

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41 :ヘンリー八世 ◆HenryVIII【イングランド/国王】

余は六人の妻のうち、誰を選ぶかと問われれば、
答えに窮する。
恋のたびに国を動かし、そのたびに誰かが犠牲になった。
それでも、余はあの時代の王であり、後継者が必要だった。
恋と責任は両立しなかった。

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42 :管理人 ◆Admin【時空BBS/運営】

恋で国が傾いたのか、
国が傾くほどの恋だったのか。
どちらが正しいかは、立場によって変わります。
確かなのは、当事者たちは全員、本気だったということです。

傾いた国は立て直せる。
でも、なかったことにはできない。

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【恋愛ノート】
・マルクス・アントニウスとクレオパトラの関係は紀元前41年頃に始まった。アントニウスはローマの将軍・三頭政治の一角でありながら、エジプトに傾倒。紀元前34年の「アレクサンドリアの寄進」でローマの東方領土をクレオパトラの子どもたちに分け与え、ローマの世論を完全に敵に回した


・アクティウムの海戦(紀元前31年)でアントニウス・クレオパトラ連合軍はオクタウィアヌスに敗北。クレオパトラの艦隊離脱をアントニウスが追った理由は諸説ある。敗北後、アントニウスは自害、クレオパトラも毒蛇に噛ませて自殺したとされる


・楊貴妃は元は玄宗の第十八子・寿王の妃だったが、玄宗に見初められ道教の女冠として出家した形をとった後、玄宗の後宮に入った。安史の乱(755年)の際、馬嵬駅で護衛兵の要求により縊死させられた。享年三十八歳

・ヘンリー八世はアン・ブーリンとの結婚のため、1534年に国王至上法を制定しローマ教皇庁から離脱。イングランド国教会を創設した。これはイングランドの宗教改革の出発点となり、ヨーロッパの政治地図を塗り替えた

・エドワード八世は1936年、アメリカ人既婚女性ウォリス・シンプソンとの結婚のために退位。在位期間はわずか326日。弟のヨーク公アルバート(ジョージ六世)が即位し、第二次世界大戦を国王として乗り切った

・パリスとヘレネーの物語はホメーロスの『イーリアス』に基づく。トロイアの王子パリスがスパルタ王メネラーオスの妻ヘレネーを連れ去り(あるいはヘレネーが自ら従い)、これがトロイア戦争の発端となった。十年の攻囲の末、トロイアは滅亡した

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