「自分は頭が悪い」とアインシュタイン・ファインマン・ダーウィンに相談したら全員が自己卑下してきた【時空BBS:科学板】
ここは時空の掲示板です。次元の壁を越えて書き込み自由。荒らしは雷に打たれます。
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【相談】自分が無能に思える
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1:ナナシ ◆【現代/二十代後半】
相談です。
仕事でも勉強でも、自分は頭が悪いと感じます。
周りはすぐに理解するのに、私だけ何度も読み返さないとわからない。
こういう自分が、本当に嫌になります。
皆さんは、こういう感覚、持ったことがありますか。
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2:アインシュタイン ◆【ドイツ/物理学者】
ある。
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3:ナナシ ◆【現代/二十代後半】
>>2
相対性理論の方ですよね
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4:アインシュタイン ◆【ドイツ/物理学者】
そうだ。
私は若い頃、伝記作家への手紙にこう書いた。
「私には特別な才能はない。ただ、情熱的に好奇心が強いだけだ」
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5:ナナシ ◆【現代/二十代後半】
謙遜ですよね
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6:アインシュタイン ◆【ドイツ/物理学者】
謙遜ではない。
私は理解が遅かった。
五歳まで、ろくに喋れなかったとも言われる。
学校では先生に「この子は何にもなれない」と評された。
それは事実だ。
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7:ナナシ ◆【現代/二十代後半】
えっ
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8:アインシュタイン ◆【ドイツ/物理学者】
私が他の人より優れていたのは、たぶん一つだけだ。
わからないことを、わかるまで放置できたこと。
他の人は、わからないことを早く片付けようとする。
私は、十年でも二十年でも、考え続けた。
それだけだ。
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【乱入】皿が回っていた
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9:ファインマン ◆【アメリカ/物理学者】
おっ、その話なら俺もしていいか。
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10:ナナシ ◆【現代/二十代後半】
ファインマンさん
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11:ファインマン ◆【アメリカ/物理学者】
俺はある時期、物理が完全に嫌になっていた。
論文も書けない。何も思いつかない。
俺はもう終わった、と思った。
プリンストンでカフェテリアの飯を食ってたとき、隣で誰かが皿をふざけて投げ上げて、その皿がくるくる回っていた。
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12:アインシュタイン ◆【ドイツ/物理学者】
皿か。
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13:ファインマン ◆【アメリカ/物理学者】
皿だ。
俺はそれをぼーっと見ながら、「あの皿の縁の揺れ方と、自転の速さは、何対何だろう」と気になった。
誰の役にも立たない問いだ。
でも俺は計算を始めた。
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14:ナナシ ◆【現代/二十代後半】
ノーベル物理学者がカフェテリアで皿の計算……
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15:ファインマン ◆【アメリカ/物理学者】
役に立つかどうかなんてどうでもよかった。
ただ面白かった。
で、その皿の計算からほどけていった糸が、後にノーベル賞になった研究につながった。
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16:アインシュタイン ◆【ドイツ/物理学者】
遊びの中から戻ってきたのだな。
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17:ファインマン ◆【アメリカ/物理学者】
そうだ。
俺はIQテストの点数も別に高くない。125とか、そんなもんだ。
俺が他の連中と違ったのは、たぶん、楽しんでたかどうかだけだ。
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18:ナナシ ◆【現代/二十代後半】
ノーベル賞物理学者が「点数高くない」って言うの、効きます
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【参戦】観察した男
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19:ダーウィン ◆【イギリス/博物学者】
失礼。
私もこの話には黙っていられん。
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20:ナナシ ◆【現代/二十代後半】
進化論のダーウィンさん
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21:ダーウィン ◆【イギリス/博物学者】
私は自伝にこう書いた。
「私の能力は、平均より少しも優れていない」
「学校では、平凡以下の生徒だと見なされていた」と。
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22:ファインマン ◆【アメリカ/物理学者】
平均以下、と本人が書いてるのか。
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23:ダーウィン ◆【イギリス/博物学者】
書いた。
私は記憶力もよくない。考えるのも遅い。
人と論争すると、その場では言い返せず、家に帰ってから「ああ言えばよかった」と後悔する人間だ。
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24:ナナシ ◆【現代/二十代後半】
私と一緒です
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25:ダーウィン ◆【イギリス/博物学者】
ただ、私には一つだけ、人より優れていたかもしれないものがある。
事実を、根気よく見続けることだ。
ガラパゴスのフィンチを観察し、ミミズの行動を四十年観察した。
私の最後の本は、ミミズの本だ。
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26:アインシュタイン ◆【ドイツ/物理学者】
四十年。
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27:ダーウィン ◆【イギリス/博物学者】
頭の回転で勝てぬから、時間で稼ぐ。
それが私の戦略だった。
種の起源も、観察を始めてから出版まで二十年以上かかっている。
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【声大きめ】失敗ではない
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28:エジソン ◆【アメリカ/発明家】
皆、自己卑下が過ぎる。
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29:ナナシ ◆【現代/二十代後半】
エジソンさん
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30:エジソン ◆【アメリカ/発明家】
私は失敗していない。
うまくいかない方法を一万通り見つけただけだ。
電球のフィラメントを発明するまでに、私は六千種以上の素材を試した。
誰もそれを「失敗」とは呼ばない。
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31:ダーウィン ◆【イギリス/博物学者】
威勢がよろしいですな。
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32:エジソン ◆【アメリカ/発明家】
天才とは、一パーセントのひらめきと、九十九パーセントの汗だ。
お主が「頭が悪い」と感じるのは、お主がまだ汗を九十九パーセントかいていないからだ。
ひらめきの一パーセントを期待するのは、それからだ。
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33:ファインマン ◆【アメリカ/物理学者】
言い切るね。
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34:エジソン ◆【アメリカ/発明家】
人生における失敗者の多くは、諦めたとき、自分がどれだけ成功に近かったかを知らない者たちだ。
お主、まだ諦めるほどやったか。
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35:ナナシ ◆【現代/二十代後半】
……まだやってないかもしれません
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【乱入】平安より失礼します
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36:紫式部 ◆ムラサキシキブ【平安/女房】
皆様、わたくしも一言よろしゅうございますか。
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37:ナナシ ◆【現代/二十代後半】
紫式部さん。なぜ科学板に。
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38:紫式部 ◆ムラサキシキブ【平安/女房】
板を間違えました。
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39:エジソン ◆【アメリカ/発明家】
正直だな。
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40:紫式部 ◆ムラサキシキブ【平安/女房】
ですが、申し上げたいことがございます。
わたくしは日記に、同じ宮中に仕える他の女房たちと、自分とをくらべては、嘆いてばかりおりました。
清少納言は得意げに振る舞っていて感心しない、和泉式部は恋多くてうらやましい、と。
うらやましいの裏には、わたくしの劣等感がございました。
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41:ダーウィン ◆【イギリス/博物学者】
千年前から、変わらぬ悩みですな。
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42:紫式部 ◆ムラサキシキブ【平安/女房】
わたくしは漢籍を読んでおりましたが、それを表に出すと「女のくせに」と言われる時代でしたので、隠しておりました。
わたくしは賢く見られたくて、そのくせ無知だと思われたくなくて、毎日疲れておりました。
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43:アインシュタイン ◆【ドイツ/物理学者】
それは現代と同じだ。
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44:紫式部 ◆ムラサキシキブ【平安/女房】
わたくしが申し上げたいのは、ただ一つでございます。
比べた気持ちは、日記に書いてしまうのがよろしいかと存じます。
書けば、心の外に出ます。
書かぬから、頭の中で何度もくり返すのです。
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45:ファインマン ◆【アメリカ/物理学者】
これは効くアドバイスだ。
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46:紫式部 ◆ムラサキシキブ【平安/女房】
わたくしの日記が千年残ったのは、書いて忘れるためでしたから。
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【処方】今夜やること
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47:ナナシ ◆【現代/二十代後半】
皆さん、最後に処方箋を一つずつください。
今夜やれることで。
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48:アインシュタイン ◆【ドイツ/物理学者】
わからないことを、無理にわかろうとするな。
明日も明後日も、抱えて寝ろ。
理解の遅さは、欠点ではなく、深さの源だ。
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49:ファインマン ◆【アメリカ/物理学者】
役に立たないことで遊べ。
今夜、何か一つ、誰の役にも立たないことを面白がってみろ。
そこから戻れる道がある。
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50:ダーウィン ◆【イギリス/博物学者】
頭の回転で勝とうとせず、時間で稼げ。
ノートを一冊用意して、毎日一行、観察したことを書け。
四十年続けば、お主はミミズの専門家ぐらいにはなれる。
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51:エジソン ◆【アメリカ/発明家】
今日うまくいかなかったことを、「失敗」と呼ばず「不正解の一つ」と呼べ。
名前を変えれば、ふるまいが変わる。
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52:紫式部 ◆ムラサキシキブ【平安/女房】
比べた気持ちを、紙に書き出してくださいませ。
書いた瞬間、その気持ちは少し小さくなります。
頭の中だけに置いておくと、夜に大きくなるものでございますから。
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53:ナナシ ◆【現代/二十代後半】
抱えて寝る、役に立たぬことで遊ぶ、一行の観察、不正解の一つ、書き出す。
五つ全部、今夜やります。
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54:エジソン ◆【アメリカ/発明家】
よし、その意気だ。
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55:ダーウィン ◆【イギリス/博物学者】
ただし、急ぐな。
時間で稼ぐ者にとって、急ぎは敵だ。
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56:ファインマン ◆【アメリカ/物理学者】
楽しむのを忘れるな。
苦しんで覚えたことより、面白がって覚えたことの方が、ずっと長く残る。
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57:紫式部 ◆ムラサキシキブ【平安/女房】
ところで、こちら、本当に科学板でよかったでしょうか。
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58:アインシュタイン ◆【ドイツ/物理学者】
人間という現象を観察する場、ということで、科学的でよろしい。
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59:紫式部 ◆ムラサキシキブ【平安/女房】
それなら、安心いたしました。
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─── 科学ノート ───
■ アルベルト・アインシュタイン(1879〜1955)
ドイツ生まれの理論物理学者。1905年の特殊相対性理論、1915年の一般相対性理論で知られる。本作で引用した「私には特別な才能はない。ただ、情熱的に好奇心が強いだけだ」(I have no special talent. I am only passionately curious.) は1952年、伝記作家カール・ゼーリッヒへの書簡に記された言葉。「五歳まで喋らなかった」「学校で先生に何にもなれないと評された」は俗説寄りの逸話だが、本人の母や妹の証言として知られている。なお「数学が苦手だった」という俗説は事実ではなく、本人も否定している(チューリッヒ工科大学入試で文系科目は不合格だったが数学・物理は高得点)。本作ではこの誤解は使っていない。
■ リチャード・ファインマン(1918〜1988)
アメリカの理論物理学者。1965年ノーベル物理学賞受賞。本作で引用したカフェテリアの皿のエピソードは自伝『ご冗談でしょう、ファインマンさん』に詳しい。物理に行き詰まっていた時期に、誰かが投げた皿の回転を見て遊び半分に方程式を立て始めたことが、後の量子電磁力学の研究につながったという本人の述懐。本人がIQ125前後を度々語っていたのは事実で、ノーベル賞物理学者としては平凡な数値であることを自身もネタにしていた。
■ チャールズ・ダーウィン(1809〜1882)
イギリスの博物学者。1859年『種の起源』を発表。本作で引用した「私の能力は平均より少しも優れていない」「学校では平凡以下の生徒と見なされていた」は本人の『自叙伝』(The Autobiography of Charles Darwin) における自己評価。同書では論争に弱く、その場では返答できず後で悔やむ性格であったことも自ら記している。最晩年の著作は『ミミズと土壌の形成』(1881)、約40年にわたるミミズの観察記録に基づくもの。『種の起源』もビーグル号航海(1831〜1836)から出版まで20年以上の熟成期間を経ている。
■ トーマス・エジソン(1847〜1931)
アメリカの発明家・実業家。本作で引用した「私は失敗していない。うまくいかない方法を一万通り見つけただけだ」(I have not failed. I've just found 10,000 ways that won't work.) は本人発言として広く流通しており、伝記類でもしばしば引用される。「天才とは一パーセントのひらめきと九十九パーセントの汗である」(Genius is one percent inspiration and ninety-nine percent perspiration.) は1929年の本人発言として記録に残る。電球のフィラメントの素材を6,000種以上試したのは史実。
■ 紫式部(970年代〜1010年代頃)
平安中期の女房・物語作者。『源氏物語』『紫式部日記』の作者。日記では同時代の女房たちへの評として、清少納言については「したり顔にいみじうはべりける人」(得意顔をしていた人)と批判的に評し、和泉式部については「歌は本当に良いものだ、ただ素行に難がある」と複雑な評価を残している。漢籍に通じていたが、当時「女が漢学を学ぶこと」は表立って褒められない風潮があり、宮中では「一」の字さえ書かないふりをしていたと日記に自ら記している。日記には自身の劣等感や心配性も率直に書かれており、「他人と比べて凹む人」の千年前の代表例。
もし今の悩みが「評価されない・報われない」に近いなら、次はこのあたりが合うかもしれません。
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