大人になったら気付けるよ、みんな大人のふりした子どもだと『ビッグ』(1988)トム・ハンクス主演/ペニー・マーシャル監督
元日に映画『ビッグ』を観た。
トム・ハンクスの出世作と言われているらしい。
これがびっくりするくらい若い。かっこいい。
1988年の映画で、監督は ペニー・マーシャル。

ざっくりすぎるあらすじ👇
主人公の男の子ジョシュ(13歳)が
好きな女の子にフラれて「bigになりたい!」って願ったら、
次の日いきなり大人の身体になってしまう話。
若きトム・ハンクス、かっこいいのもびっくりだったけど
本当に子供が大人に変身しちゃったみたいな演技で驚愕でした。
ニューヨークのボロホテルでたったひとり、心細くてどうしようもない、と言うシーン。
本当に子供にしか見えなかった。やっぱりトムハンクスは最初っからトムハンクスなんだ…ぞくっとしました。
80年代ニューヨークのファッションやインテリアも、今見てもかわいい。
スタジャンにデニムのジョシュ(13歳バージョン)も
変な宇宙柄のシャツを着ているジョシュ(30歳バージョン)も、
時代を感じつつちゃんとおしゃれ!
女性のパワーショルダージャケットも強めの色合わせも素敵。
ジョシュが大人のフリしておもちゃ会社に就職して大活躍するのだけど、
そこで出すアイデアが今となってはど定番のもので。
携帯ゲーム機のようなものだったり、
ロボットが昆虫に変形したり。
なるほど、当時はこれが斬新だったのだなと時代の流れを感じました。

ストーリーは
big / adult / grown-up の使い分けがズレて描かれているところが面白かった。
子どもの頃は不安を拭いたくて
「bigになりたい」=「早くおっきくなりたい」って思うけど、
いざ adult =「社会的な大人の立場」になってみると、
自分が grown-up =「人として成熟」してるかどうかなんて、よくわからない。
大人の身体になっても、
心はそのまま置いていかれることがある。
それって映画のなかだけじゃなくて、
普通に生きていてもそうだったり。
終盤、ジョシュが子どもに戻る選択をするところがとても良かった。
「迷う理由はひとつだけ、君だよ」って大人のフリして付き合ってた彼女に言うのだけど
このセリフ、まるで大人じゃないか!
彼女からの別れのキスが、口じゃなくておでこにされるのも、すごくいい。

派手な特殊効果はないけれど、
カメラワークと演技だけで、
全部がちゃんと伝わってくる映画だった。
ほっこりして、ちょっと切なくて、
お正月に観るのにちょうどいい。
ちなみに今年、私は38。
もう adult ではあるけれど、
まだまだ grow up していきたいな、と思った。
big になるのは一瞬でも、
grown-up になるのは、たぶん一生かかる。
そんなことを思った元日でした。
最後までお読みいただきありがとうございます🪽
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