実存的退屈と虚構の飢餓:アングラ表現者の悲劇

青山正明というアングラ編集者、言い換えれば表現者を取り上げた際に長くアングラ界で君臨しているような人はどうなんだろう?という疑問が沸いた。

青山氏が活躍していたころからずっとアングラの世界で活動したり著名であり続ける人は存在する。
そのような人は、本来の意味でアングラではなく『普通』の人なのだと。
これはアングラを商売にした時点でパラドックスが起きているのだ。表に出て来てはいけないから『アングラ』であって、表立ってそれを生業にすることがアングラ精神とは真逆なのである。

アングラブーム後に自殺したり失踪した一線級のライターさんも多数いるだろう。
青山氏のその一人であるが、それは本物たる所以とも言える。ブームで生きていたが、仕事が無くなった。それだけではあるまい。
つまり、アングラの終着点は自殺、失踪、廃人でなければ『完成』しないのである。

生き残っている有名人さんは、アングラでビジネスしているだけで本質的にアングラに染まらなかった。だから生き残れた。
有名なアングラライターは生活のライターとも言えるだろう。

青山氏は表現者となったが、ならなかった場合は高確率でオウム真理教に入っていただろう。そうなると幹部クラスになるのは確実で死刑であった可能性が高い。
ギフテッドを有効に使えなかった、いや使わなかったのかもしれない。

彼の知性がもし別の道を選んでいたらどうなっていたか? オウム真理教がどのようにして彼の様なギフテッド層を引き寄せたのかについては、別の記事で詳細に考察している。


いいなと思ったら応援しよう!