【第1回】私を救ったのは「サウナ」でした。
皆さんこんにちは。
ととのう介護士です。
この記事は、介護の現場で心身ともに限界を迎えていた私が、
「サウナ」によって救われた体験を記した記事です。
実は、最初はサウナにほとんど興味がありませんでした。
ですが、そんな私を大きく変えた、たった一度の体験。
私がサウナに魅入られた話です。
私は、幼少期より気弱で、内に溜めこむ性格でした。
言いたい事が言えず、周りに流されてばかり。
大人になってもそれは変わる事はありませんでした。
そして、環境の変化にも弱いという、ダブルパンチです。
様々な悩みが波の様に押し寄せてくる。
耐え切れなくなった私は、
いつしかストレスが体に出る様になりました。
仕事中に嗚咽が止まらない。
今までにない状況に「私の体に何が起こっているのか」
不安でした。
そして、無気力状態が続きました。
それは数か月にわたって。
身体の変化でさらに、ストレスを感じる。
「このままじゃまずい」と頭では分かっていても、
感情だけ置き去りになっていく。
しかし、ある日、ノイズだらけの私の頭の中を
一瞬で無音に変える体験をしました。
それが「サウナ」でした。
春が終わり、日差しが温かくなって来た頃。
様々な重圧に更にストレスが掛かって、
私の体は疲れ切っていました。
そんな中、家族旅行に行った先が
「定山渓 洞爺湖万世閣 レイクサイドテラス」
そこで、サウナと出会いました。
サウナには、興味程度で何度か入った事はありましたが、
「ととのう」なんてまだ無かった頃です。
今はちょっと調べれば「サウナの入り方」がすぐ見つかる時代です。
せっかくだからと、事前に入り方を調べてから行きました。
レイクサイドホテルはその名の通り、すぐ裏に大きな湖が広がり、
自然に包まれた景色は、思わず息をのむほどでした。
ホテルに着き、すぐに温泉へと行きました。
全て洗い終え、はやる気持ちを抑えながら、
お湯を堪能します。
一通り入り終えた私は、ついにサウナへと向かう。
私は少しワクワクしながら、
サウナへと足を踏み入れました。
ドアを開けた瞬間、体験したことない熱さが押し寄せてくる。
私は一番下の空いているスペースに腰を据える。
木の香りがするサウナ室。
大きな窓からは、緑生い茂る木々。
それは、息を飲む程に特別な空間だった。
体中の毛穴から汗が噴き出るのが分かる。
やがてそれは、体を伝って床に水たまりを作っていた。
10分持っただろうか。
ぼーっとしながらドアを開け、冷たい空気が体に触れる。
火照った身体からは湯気が立ち昇っている。
サウナの後には、水風呂。
足を入れた瞬間に感じる、体が危険信号を発する冷たさ。
水風呂は12℃。
温度以上に、冷たさが肌に刺さる
この冷たさが意外と気持ちが良い。
腰まで入った所で深く息を吐き、
肩まで一気に浸かると、一瞬で身体が冷えるのを感じる。
数十秒経ったところで、水風呂から上がった。
不思議と体は寒く無く、温かさすら感じる。
体中の水気をふき取り、椅子に座って柱に体を預ける。
外の冷気が、火照った身体に当たり、なんだか気持ち良い。
静かに目を閉じた。
小さな揺れを感じる。
それは徐々に波紋の様に大きくなり、
今立ち上がったら倒れる。
そう感じる程、視界が回転している感覚に。
脳が快楽物質を放出しているのを感じる。
その瞬間、頭は空っぽに。
幸せすら感じる。
それは数分続いただろうか。
終わった頃には、私はスッキリしていた。
暗かった視界も、胸の苦しさも、頭の中のノイズも、
全部無くなってた。
サウナブームの昨今、
少し敬遠している方もいるかと思います。
私は、サウナを強要するつもりはありませんが、
もし、あなたが同じように苦しんでいるなら、
一度スマホを置いて、熱気の中に身を投じてみて欲しい。
今や当たり前となったSNSで様々な情報が日々飛び交い、
情報過多な現代社会において、社会と隔離された空間が「サウナ」であり、
疲れた私達を「ととのえ」てくれる、唯一の場所なのかもしれません。
この日を境に、私はすっかりサウナの虜になりました。
サウナにハマった私がその後どうなったか。なぜここまでサウナが多くの人を救っているのか、その理由を次の記事で掘り下げています。
→【第2回】なぜ、今サウナに救われる人が増えているのか?
