見出し画像

『ことば』から始まる教育革命|石川教育研究所#noteはじめました

御年73歳、教育歴50年、石川教育研究所所長の石川幸夫です。

2025年――教育に携わって50年という節目の年。
実は私は、この年を最後に教育界から引退するつもりでいました。しかし、幼児教育の研修会を再び依頼されたことで、消えかけていた教育への情熱が、静かに、しかし確かに燃え上がったのです。

この50年間、私は日本を代表する多くの教育者の先生方とともに研究と実践を積み重ねてきました。教育論・教育技術・教育法に加え、脳科学や認知心理学との出会いは、教育という営みをより深く理解する大きな転換点となりました。また、これまでに幼保園、幼児教室、学習塾、小中高といった多様な現場で活躍されている、6万人を超える先生方に研修を行わせていただいたことも、大きな財産となっています。

そして今回、新たに始まった幼児期の基礎教育の研修が、私の内側にあった記憶を呼び戻しました。「私はまだ、伝えきれていない」その想いに気付いたのです。



■ 再び歩き出す理由

新たな教育研究の仲間——研究員の方々との出会いも大きな励みになりました。1年半にわたる研修では、先生方が私の指導理論や指導技術、教育法、そして教育理念を 「Ishikawa Method」 と呼んでくださり、それらを共有し続けてきました。その学びは、今もなお続いています。

教育とは、単に「教える」ことではありません。
先人たちが築き上げてきた文化や知恵を、これから社会に巣立っていく子どもたちに受け渡すこと。
それが教育の本質です。

そして私は、これまで学んできたことを、まだ十分に伝えきれていないことに気付きました。だからこそ、この間培ってきた教育理論・指導技術・教育哲学を、次の世代へ確かに残していく決心をしたのです。

教育は、教える側と学ぶ側の 「共鳴」 の中で成立します。決して一方的な教授ではありません。

「三つ子の魂百まで」「鉄は熱いうちに打て」こうした言葉が何百年も受け継がれてきたのは、幼児期の学びがどれほど大切かを、先人たちが経験則として知っていたからです。

そこで私は、一般的に「幼児教育」と呼ばれる領域を、あえて
「基礎教育(Basic Education)」
と呼ぶことにしました。



■人類が得た最大の宝「ことば」

では、この時期の教育で最も大切にすべきものは何でしょうか。
私は迷わずこう答えます。

人類が進化の過程で手に入れた最大の宝物――「ことば」です。

思考するための「ことば」
想いを伝えるための「ことば」
他者を理解するための「ことば」
そして記録し、文化を育ててきた文字。

すべては「ことば」から始まりました。

幼い子どもは、親から自然に「ことば」を受け取り、その「ことば」とともに 愛情 を受け取りながら成長します。これこそが教育の原点です。

「ことば」は思考と判断の基盤であり、心の形成にも深く関わります。
そして「ことば」は記憶をつくり、好奇心を育て、学びたいという意欲の芽を生み出します。



■ 新たなはじまり:「イエリ(ieri)」

私が設立した「石川教育研究所」は、このたび英語表記の
Ishikawa Education Research Institute の頭文字を取り、
「イエリ(ieri)」
として生まれ変わります。

新しい仲間とともに、次の時代を生きる子どもたちへ、どのような教育を届け、何を残せるのか。私たちは今、その問いに正面から向き合っています。

幼児期は「ことば」を覚え、「心」を形成する特別な時期です。0〜9歳、つまり「シングルエイジ期」こそ、教育の最重要期といえます。

この時期には、言語・音楽・数学・運動などにおいて、Critical Period(臨界期・敏感期)が訪れ、学習効果は最大化します。一生に一度しか訪れないこの期間を逃せば、後から同じ能力を身につけるのは難しくなることがあります。



■ ieri「ことば学びラボ」設立

この間の教育的蓄積を新しい仲間と共有し、学習指導の原点に立ち返って構築したのが、
イエリ流学問のすゝめ ― オンライン教室『ことば学びラボ』です。

「ことば」を中心とした学習指導では、「素読」「音読」「書写」「聴写」といった日本の伝統的な言語習得法を取り入れています。脳科学的にも理にかなった方法であり、まさに現代の寺子屋ともいえる学びの場です。

また、数の分野では「水道方式」を採用し、“算数嫌いをなくす”という強い思いをもって指導します。50年かけて研究してきた内容を、映像なども活用しながら分かりやすく伝えます。

授業は幼児に最適な短時間形式。科学的エビデンスに基づき、集中力が最大限に発揮されるよう構成されています。基礎から積み上げるカリキュラムは、必ず子どもたちの味方になるでしょう。



■ オンラインから広がる、新しい基礎教育

「ことば学びラボ」では、最初の学びとして、「オンライン教室」を開始します。短時間学習法を取り入れることで、電子機器も安全に活用でき、幼児期に負担をかけずに集中力を引き出すことができます。そして少人数のオンライン学習であっても、十分に集団的効果が生まれることも実証されています。

対象は 3歳〜9歳のシングルエイジ

現在、オンライン教室のレッスンプログラムを絶賛構築中です。今後、モニターとしてご参加いただける方の募集も予定しております。準備が整いましたら、このnoteであらためて告知いたしますので、ご興味のある方はぜひご参加ください。



■ noteでの発信と仲間づくり

このnoteでは、今後、定期購読マガジンやメンバーシップの開設も予定しています。長年の実践から得た学びを、必要としてくださる方へ丁寧に届ける場として、ただいま準備を進めています。

教育は、本来 “ひとりでは育てられない営み” です。理念に共感し、ともに学び、ともに広めてくださる仲間の存在こそ、これからの「イエリ(ieri)」の歩みを支える力になります。この想いに共鳴してくださる方と、道を分かち合えたら嬉しく思います。

「ieri」の教育理念は、
・「ことば」を大切にする教育観
・人との丁寧なコミュニケーション
・子どもたちに不足している「経験」を重視する姿勢
・人に対するリスペクト(尊重)
これらを柱としています。

これらは私が50年の教育実践の中で、幾度となく立ち返ってきた“原点”です。子どもを育てるということは、ことばを育てるということ。ことばを育てるということは、人の心と未来を育てることにつながります。

このnoteが、子どもたちの成長をともに見つめ、学びの原点を共有し、互いに学び合える場となることを願っています。

石川教育研究所 所長
石川幸夫



📚マガジン

🧑🏻‍🤝‍👩🏻メンバーシップ




📒よろしければ私のnoteも是非覗いてください。

📚おすすめ・人気の記事です。

 


いいなと思ったら応援しよう!

石川教育研究所(イエリ) よろしければ応援よろしくお願いします。いただいたチップは子どもたちの未来のために大事に使わせていただきます。

この記事が参加している募集