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大学で1000冊の本を読む50の方法(6)

前回の話はこちら。


西野円佳に借りていたラノベを読み終えた。

「借りてた『ウジマジ』返すよ。ありがとね。」
「どうだった? 面白かったでしょ!?」

ものすごく面白かったというほどではないが、
なんだかんだ一気に読み終えてしまった。

「うん、結構面白かったよ。確かに西野さんの言う通り、
 哲学的な印象を受けて、深いなーって思ったよ」

「だよね! やっぱり隆二くんなら分かってくれると思った」

円佳はこの前、哲学に興味があると言っていたので、
俺はショーペンハウエルの『読書について』を薦めた。

タイトルを教えただけで、別に本は貸していない。
決して貸すのが嫌というわけではないし、
頼まれたら喜んで貸すつもりだ。

しかしこれは俺の予想だが、おそらく円佳は貸しても読まないと思った。
円佳は哲学を本気で勉強しようとは思ってない、そんな印象を受けた。

少なくとも円佳が自分でショーペンハウエルの本を買っている様子は
なかったし、話題にあがることもなかった。

  • 大学で1000冊の本を読む50の方法 その26:人に無理に本を薦めない


10月。読書の秋。
すっかり本を読むことが習慣になった。
暇さえあれば本を読んだ。

ご飯を食べながら読んだ。
お風呂に入りながら読んだ。
そしてお風呂の中に本を落とした。

どぽん。

――本は四角い砂漠である。

刹那の時間があれば、水分をすっかり吸収してしまうのだ。

本はぐしょぐしょになり、乾かしてみたものの
とても読める状態には戻らなかった。
借りた本ではなく、古本屋で買った100円の本で良かった。

  • 大学で1000冊の本を読む50の方法 その27:お風呂で読む


まるで頭をガツンと叩かれたような気分だった。

今回の小説は夢中になって一気に読んでしまった。
まるで映画をみているような迫力を感じた。
高層ビルが爆破され、崩れ落ちていくシーンは衝撃的だった。

俺はこの本に出合うために生きてきたんだ。
というのはさすがに大袈裟だが、そう思えるほど感動した。

しばらく呆然とするしかなかった。
この作者の本は絶対に全部読もうと誓った。

  • 大学で1000冊の本を読む50の方法 その28:一生忘れられない本に出合う

  • 大学で1000冊の本を読む50の方法 その29:好きな作者の本を全部読む


昨日読んだ本の感動がまだ忘れられなかった。
この気持ちを書き残しておきたかったので、
読書ブログを作ることにした。

ブログの開設は簡単で、すぐに作れた。

早速、感想を書き始めたが……想像以上に難しい。
なかなか良い言葉が出てこない。

考えてみれば、昔から読書感想文を書くのは苦手だった。
なんとか1000字程度の感想を書いたものの、
2時間くらいかかってしまった。

確かに感想文を書いた方が本の理解も深まるし、
より記憶にも残りやすいと思う。
しかし、ブログを書いている暇があったら
もっと本を読みたいというのが正直な気持ちだった。

あまりブログを継続できる気はしないが、
今後もちょっとずつ感想文を書いていこうと思う。

  • 大学で1000冊の本を読む50の方法 その30:読書ブログを書く


続きはこちら。

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