自分の体に合った動きをつくる
健康とは言い切れない人生を送ってきた。大病はしたことがない。大人になってからは、あんまり風邪も引かなくなった。だけど、よくわからない体調不良にしょっちゅう見舞われる。すぐ頭が痛くなるし、いつもお腹の調子が悪くなって苦しいし、毎月の生理痛もつらい(※健康診断や婦人科の定期健診では異状はありませんので、ご安心を)。
健康と呼ぶには弱っちいし、虚弱と言うにはしゃっきりしている。最近はそんな自分に抗うことをやめて、自分の体調なんてそんなもんさと、受け入れるようになった。一般的な人より労働時間は少なくて、それを引け目に感じることもあるけれど、自分の具合は自分にしかわからないし、人に代わってもらうことはできないので仕方がない。それでも私が不自由なく生きられる環境を整えてくれている家族には、本当に感謝している。
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最近、体や健康についての本を読んでいる。仏教、武道、医学、整体など、さまざまな分野でのプロが書いている本たち。先ほど自分の体調を受け入れるようになったと書いたばかりだが、やっぱり、できることならより健やかな私でありたいと思い、熱心にページをめくる。自分の体に照らし合わせつつ、体の部位を動かしながら読んでみるが、どれも一回読んだだけではよくわからない。
体の話は抽象的だったり動きがあったりする話が多く、それを文字で表すことは難しいし、正直伝わりづらい。動画にするほうが、よっぽどわかりやすいだろう。でも、理解したくて何度も繰り返し読む時間は、なんだか心地よい。「よくはわからないけれど、なんとなく伝わる」ということは確かに存在して、曖昧に知っていく行為の楽しさを感じている。
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台湾の台北に一人旅に行ったとき、街中にある公園たちに惹かれた。冬のわりにあたたかく、二十度前後と過ごしやすい気温だったこともあり、たくさんの現地の方が訪れていた。
台北の公園は日本よりずっと、大人が楽しむ場として機能している気がする。

70歳くらいの老夫婦と思われるふたりが、朝八時からバスケをしていた。その横では落ち葉を掃除している方がいらっしゃって、こんな早い時間からありがたいなと思う。

健康器具が置いてある公園も多い。ためしに「雙人漫歩機」と書いてある器具をやってみる。両足を交互に前に出すシンプルなものだが、歩くのとは微妙に違う筋肉を使う。三分くらいやっただろうか。降りて歩き出すと、なんだかふわふわして、へんな心地がした。あまりおすすめはしない。

小さい公園も木がでかくて、緑が濃くて、のびのびしている。それぞれに個性があって、散歩中に公園を見つけるたびに嬉しくなった。
また、杖を持って太極拳?を教える老人や、小さい機器から薄く音楽を流して踊っている人や、個性的な体操をしている人もいた。オリジナルの動きだろうか。人目を気にせず、やりたいことをやりたいようにやる。そんな台北の人の公園での過ごし方が好きで、日本に帰ったら公園で体操をしたいと思ったのだが、いざ帰国するとその勇気はなく、散歩するにとどまっている。
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体や健康についての本を読んだり、台北の公園を歩いたり。そんななかで、自分の体に合った動きをつくってみるのはどうか、と考えついた。いろいろ試しつつ自分に合うものを探して、自分特有の動きをつくる。そして、なんとなくいいと思ったら、信じて続けてみる。あんまり変わらなかったら、また別の動きを試してみる。
そうやって試行錯誤をしていけば、楽しく健やかに過ごせて、それが自分のありたい姿なのかもしれない、なんて答えの出ないことを考え続けている。
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