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体質別:ぐるぐる思考からの脱却方法


1.はじめに

「あのとき、ああしておけば良かった」
「あの言い方で良かったのだろうか」
「私はなんでこうなんだろう」

ネガティブな思考がぐるぐるといつまでも頭の中から離れない。
くよくよと考え続ける。
このような状態を「ぐるぐる思考」と呼んだりします。
心理の言葉では「反芻(はんすう)思考」と言うそうですよ。

「ぐるぐる思考」にも、体質によって違いがあるって知ってましたか?

インドの古典医学アーユルヴェーダでは、3つのドーシャという生命エネルギー(体質)があります。
その体質によって、「ぐるぐる思考」の状態や解決策が違っているな。と、最近アーユルヴェーダを学び始めた私は思うワケです。

「考えないようにしよう!」と思っても、自然と「考えてしまう」から厄介で、ぐるぐる考えているうちにどんどん不安がましたり、気持ちが落ちていったりするので、できれば脱却したいっ!
そういう方には、自分がどのタイプのぐるぐる思考なのか?
そして、どうやったらそこから抜け出せるのか?の解決の糸口が見えるかもしれませんので、最後まで読んでみてくださいね。

2.体質別:「ぐるぐる思考」の特徴

1)バタバタ!ヴァータタイプの「ぐるぐる思考」

こちらの記事でアーユルヴァーダの大事な概念で3つのドーシャ(ピッタ:火、カパ:水、ヴァータ:風)があるというお話と、私はヴァータタイプということを書きました。

風の性質を持つヴァータ。
どんなタイプかを知るには、風の特性をイメージするとわかりやすい。
軽くて、冷たくて、乾いていて、粗い、動く。

そんなヴァータタイプのぐるぐる思考は、
一つのテーマでぐるぐる思考になることよりも、
風がビュービューと吹き荒れるように、次から次へと新しい思考や、不安が湧き上がってきたり、竜巻のように様々なものを巻き込みながら大きく勢いよく渦巻いていくのが特徴です。

例えば、1つの失敗を思い出したかと思ったら、そこから連想ゲームのように「明日も失敗したらどうしよう」「来月の支払いは大丈夫かな」「そういえばあの時の私の態度も悪かったかも…」と、過去や未来を高速で(風の速さで)行き来しながら、芋づる式にぐるぐるが肥大化しソワソワしたり、焦ったり、不安になったりしていきます。

2)ピッタタイプの「ぐるぐる思考」

同じぐるぐる思考でも、ピッタ(火)タイプの場合は、ヴァータタイプとは違ってきます。
ピッタの性質は、火をイメージしていただくとわかりやすいのですが、熱さ、鋭さ、知的で論理的、目標達成意欲が高く、効率の良さを重要視したり、正義感の強さや完璧主義なところがあります。

ピッタ(火)は本来「ゴール(目的)」が決まれば、そこに向かって最短ルートで突き進むエネルギーです。
無駄を嫌い、白黒ハッキリつけたい性質なので、基本的にはヴァータ(風)のように「答えが出ずにずっと悩む」という状態にはなりにくいドーシャです。

ただ、正義感や完璧主義、無駄を嫌うことから、他人や自分への「ジャッジ」が過激になると、ピッタ特有のぐるぐる思考に陥りやすいんです。

例えば、自分に対して、
目的思考だからこそ、完璧ではなかった時に、
「なぜあそこで、もっとできなかったのか」
「私のせいで効率が落ちた」 と、
自分の不手際(とピッタが勝手に思っていること)に対して、
原因究明と自分へのダメ出しをぐるぐると繰り返す。

また、理不尽なことや、非効率な人に出会ったとき、ピッタの火は燃え上がりやすく相手を正すためのシミュレーションが頭の中で止まらなくなります。

どう改善するか?どう攻略するか?どう勝つか?
熱量が高く、怒りや、攻撃性が伴いやすいのが特徴です。

3)カパタイプの「ぐるぐる思考」

カパとは水の性質です。水をイメージするとわかりやすいのですが、重さ、冷たさ、遅さ、動きのなさ→逆にいうと安定感。
蓄えられる反面、溜め込む傾向があります。

そんなカパタイプさんの「ぐるぐる思考」はヴァータ(風)のようにあちこち動くこともなく、ピッタ(火)のように激しく怒るわけでもなく、
「ひとつの出来事」をじーっと見つめて動きません。
牛が一度食べたものを胃から戻して何度も噛み直すように、
「あの時言われたあの一言」を、何日も、何ヶ月も、頭の中で再生し続けます。
変化を嫌うため、結論を出して前に進むのを拒否している状態が長く続きます。

3.体質別:「ぐるぐる思考」からの脱却方法

「ぐるぐる思考」と言っても、ヴァータ(風🌪️)、ピッタ(火🔥)、カパ(水💧)では随分と違いがあることがお分かりいただけたでしょうか?

では、どうやったら「ぐるぐる思考」から抜け出せるのか?その方法も体質によって違いがあります。

前提として・・・
ヴァータ・ピッタ・カパ この3つのドーシャはどれかだけを持っているわけではなく、人はみんなこれを持っています。
そして、一人一人バランスが違う。
今のドーシャのバランスを知って、バランスを整えたり、
生まれ持った体質・バランスに近づけることで、健やかに過ごしていくことができます。

その上で・・・簡単に脱却方法をまとめると、

1)ヴァータ(風)タイプのぐるぐる思考脱却の鍵

意識を「体」に向ける
ヴァータのぐるぐるは、意識が過去や未来を高速で行き来し、フワフワ、ソワソワしている状態です。止めようとしても風は止まらないので、「意識を物理的に体に引きずり下ろすこと」がぐるぐる思考から抜け出る方法となります。
布団の肌触り、温かいお茶を持った手の温かさ、足の裏の感覚など、リアルな肉体の感覚に意識を向けることで、過去と未来を高速で行き来した風が収まり、「今」この瞬間留まり、ぐるぐる思考から脱却することができます。


2)ピッタ(火)タイプのぐるぐる思考脱却の鍵

物理的に冷やす
ピッタのぐるぐるは、鋭く熱いジャッジによるものです。頭に血が上り、熱くなっている状態です。熱さでぐるぐるしている思考は続けると焼き切れます。なので、ピッタタイプのぐるぐる思考は、「冷やす」ことが必要。

冷たい水で顔を洗う、濡れタオルを目の上に乗せる、冷たいお水を1杯飲む。これだけで頭の熱がおさまりやすくなります。

3)カパ(水)タイプのぐるぐる思考脱却の鍵


考えないようにするよりも、動く
カパのぐるぐるは、沼にどっぷり浸かって動けずにいるような状態です。じっとしていると、沼はさらに深くなります。
「心ではなく、体を強制的に動かして、流れを作ること」が得策です。
軽い体操とか、散歩とか、人と会うとか、いつもと違う道を通るとか、動きや小さな変化を刺激にして、停滞から脱却することが重要です。

4.まとめ

「ぐるぐる思考」の正体をまとめる


「ぐるぐる思考」の正体は、
・ヴァータ(風)タイプは:未来に飛びすぎている。
・ピッタ(火)タイプは:解決策を考えすぎている。
・カパ(水)タイプは:過去を抱え続けている。
ことです。

「ぐるぐる思考」の解決策


そして、解決策は
・ヴァータ(風)タイプは:今に戻る
・ピッタ(火)タイプは:冷やす
・カパ(水)タイプは:動く

いかがだったでしょうか?
同じ「ぐるぐる思考」でも体質によって原因も解決策も変わってくることがお分かりいただけましたか??

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