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【書評】盗作と倒錯の迷宮「倒錯のロンド・折原一」

#倒錯のロンド

#折原一

叙述トリックの目眩くドンデン返し!
つまりは倒錯のロンドというタイトル通りのミステリ。

自分が書いた小説がパクられて、
賞まで掻っ攫われてしまった主人公が、
パクった相手に復讐しようとする話。

つまり"盗作"の"倒錯"モノ。

駄洒落?確かにそれもあるが、そんなもの気にならなくなるほど巧緻な展開で、スルスルと進行していき、オチで存分に騙される。

?と思ったところの可能性分岐はページを読み進めなければ分からず(少なくとも自分は分からなかった)、ウミガメのスープ的全容当てゲームに興じることとなる。

そして小説の一応の終わりを迎えた後の、
あとがきにて書き足されたもう一展開が、
更に現実と虚構の境目の曖昧になるあたりが完全にツボ。

同じような手口を好んで使ってショートショート書いたりしてるぶん、これこれ、こういうのがやりたかったんだよと膝を打つ。

巻末の著者が選ぶ叙述モノベスト10国内外も気になるので、歯と爪あたり手を出してみようと思う。

23.12.26.


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