いつものデイキャンプで夜焚き火
今回は海に近いキャンプ場を夜まで借りれたので、(泊まりはしない)欲張ってあれこれ食材を持ち込んだ。
私は実は切炭を使ったことがなかった。
ゆるキャン△で出てきた賽銭箱型焚き火台は、流行り尽くして激安になっているのを入手していた。
あれは、炭に特化した焚き火台だと聞く。
老後は一人で徒歩キャンを趣味にしたいと思っ ているので、賽銭箱型焚き火台と炭の数個で一人分の煮炊きを済ませてしまうようなコンパクトさを想定して、今回実験してみたかった。
私にとって、キャンプはいつでも実験である。
賽銭箱型焚き火台で過去に焚き火をした時は、百均で売ってるような焚き付け薪にちょうど良いサイズで、すぐ燃え尽きてしまうけど、これはこれでありじゃない?という感想だった。
しかし、キャンプで周りを見渡すと、炭火で調理している人が殆どだ。
これを体験したら、もう炭火なしのキャンプなんて考えられないと、私もそうなるんじゃない? と期待が膨らむ。
(生粋のインドア隠キャは、BBQというものをやったことがない)
「砂浜で石拾いしたい」しか言わない娘をご飯食べてからと宥めつつ、夫と準備をすすめる。
もう正午を回っている。
早く煮炊きしたい。
私達の薪割りの音がキャンプ場に響き渡る。
焚き火まっしぐら夫婦だ。
炭に火をつけるのは流石にファイヤースターターと麻紐と松ぼっくりじゃ無理な事は私でも知っている。
夫に、
「着火剤とチャッカマンターボで着くかなあ」と聞くと、
「焚き火につっこんで火がついたら焚き火台に並べたらいいよ」と。
そりゃそうだけど、そうなると焚き火ありきの炭火調理になるじゃないか。
ソロキャンだったら荷物が増えるだけになる。
まぁ、初心者は経験者に従うべしと言われた通りにする。
「火着いたよー!」
夫に言われても、日差しの中の炭火はまっったくわからなかった。
確かに焚き火台に並べるとものすごい熱を放っている。
牛タンをせっせと焼いて食べる。
うーん。
美味しいけど、シングルバーナーで調理しているのと何も変わらなかった。
そして、切炭を触ると手が真っ黒に。
服に付こうものなら、墨汁の原液(原粉?)が付いたようなもの。
多孔質な感じでジャリジャリ擦れ合う感触も少し苦手だ。
結論、どんなに小さくても良いから、私は薪と焚き火が好きみたい。
便利に使いたいならシングルバーナーがあるし。
煤が少なくて調理器具を洗うのは楽だった。
(でもシングルバーナーよりは煤がつくよ)
放っておけばいいから、おしゃべりしながらお酒飲みながら安全に焼きたい時はピッタリなのかも。
待てよ? それってかの有名なBBQじゃないか!
実験と言いつつ、原点回帰だった。
その後、娘としこたま石拾いした。
日が暮れたら砂浜は閉鎖されるので、そこからはずっと焚き火いじり。
熾火を眺め、暑くもなく寒くもなく、蚊もいなくお腹が満たされて、ただ座っているだけなんて。
天国なんじゃないかなと本気で思って、誰かに伝えなければと何人かにLINEした。
伝わらない事はわかっている。
これは、体験してみないと絶対にわからない至福だ。
