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海辺で昼飲みできるシャンパーニュバーという形でバーオープンした理由

葉山の海辺で月に数回、主に週末にシャンパーニュバーを開いているIngalleonです。来週のオープンに向けて、簡単なおつまみのメニューと開けるシャンパーニュ、ブルゴーニュを考えるいつもの前週の週末です。

今回はお客様に良く聞かれる、昼飲みできるシャンパーニュバーをオープンした理由について、書いてみたいと思います。

バーをオープンするきっかけや動機、プロセスについては、以前の記事で書いてますので、よろしければご覧いただければと思います。

今回は、なぜこのフォーマットになったかということを、個人の観点、ビジネスの観点の2つでまとめます。

個人の観点 - 好きなこととできること

自分の好きなこととできること

お店を開くにあたって、自分のやりたいお店をするというのは基本的なことだと思います。自分の場合は若いときから飲食店がやりたかった。

そのために、料理専門学校の授業を受けたり、色々な専門家の料理教室に通ったり、パンの学校に通ったり、ワインやシャンパーニュの講座を受けたり、、、

お客様から一番良く聞かれるのは、「どこかでお店をされてたんですか?されてるんですか?」という質問。バイトとしてバーで働いたことはありますが、本格的に飲食店で料理人やバーテンダーとして働いたことはないのです。

自分の夢をうまく叶え、それを長く続けていくには金銭的なこと、スキル、経験などを真っ先に考慮しなければなりません。

僕の場合は、前はサラリーマンを続けながら、そして、これまで学んだこと、自分がお客として数千回ものレストランやバーで体験したことをベースに、自分も店も徐々に進化させながらオープンするやり方を選択しました。好きなことを、できる範囲、やり方でスタートさせたわけです。

自分の家族のこと

週末に昼飲みができるバー。自分をお客様と考えたときに、こんなバーがあるといいなと思ったのが一番ですが、それ以外の事情もあります。

それは何よりも家族のことです。妻の仕事もそこそこ忙しく、小さい娘の学校や学童の送迎も必要。そして、家族みんなが大好きな夕飯の時間はなるべく一緒にいたい。そういう理由で週末の昼下りという時間帯でのオープンとなってます。

月に数回しかオープンしてませんが、今は他にも色々なことに挑戦していて、その時間の制約も考えないといけません。

バーの準備をしっかりしてオープンすることが、お客様にとっても、自分にとっても、いいことだと思うので、今は月に数回という頻度でのオープンにしてます。

もう少し準備やオペレーションになれてきて効率的にできるようになり、自分の心にも負担とならないようになってくれば、オープン日を増やしていきたいと思っています。

ビジネスの観点 - 協調と差別化

お店の地域をバラエティーに富んだ地域に

ビジネスの観点で考えたことは、協調と差別化です。葉山の森戸海岸周辺、元町と言われるところは、葉山の中では飲食店が集まっている地域です。

個性的で楽しいお店がいくつもありますが、そういったお店の方々とこの地域をより楽しい地域にしていきたいという思いがありました。

幸運にも仲良くさせていただいているお店の方々は同様な思いも持っていて、地域の同志のような感じです。それぞれのお店に行きあったり、お店を紹介しあったり。なので、協調しながらお店をする、競争を持ち込みたくない、というのが一つのポイントです。

なので、時間帯や提供サービスなどは、この地域がよりバラエティーに富むような形になるのがいいと考えました。

サービス内容の差別化

お店をするからには、お客様に選んでもらって、来ていただかなければなりません。自分のお店の商圏としては、葉山、逗子、鎌倉あたりまで。

東京や横浜からも来てくださるお客様はいると思いますが、当初はそれほど多くないと想定してました。オープンしてみて実証されたのですが、現在は葉山のお客様が8割、逗子、鎌倉、横須賀のお客様1割強、それ以外が東京他その他の地域からのお客様ですした。

この商圏において、バーやワインバー、ワインをメインとし提供するレストランは、少なからず存在します。そんな中で、自分のお店を選んでもらうには、様々な差別化の要素が必要です。

その中でも提供サービスの内容は、差別化の中でも最も重要な要素の一つになります。

葉山や逗子、鎌倉のワインを提供するお店では、地域的に海や山の自然が身近にあるためか、オーガニックワインをメインで出されているお店が多くあります。

僕もオーガニックワイン大好きですが、好きだからといって同じサービスを提供したら差別化にはなりません。

そこで、この商圏にはない、シャンパーニュとブルゴーニュワインをグラスで提供するというサービスで差別化することにしようと決めました。もちろん、シャンパーニュやブルゴーニュも大大大好きです。

空間の差別化

提供サービスの差別化以外にも、個人の観点で触れた昼に飲めるという時間帯も差別化要素になります。

いい土地に巡り会えて、バーを作ろうと思ったときから持てた海辺という場所の差別化もあります。さらに、バーの内装、空間でも差別化することを考えました。

海や山の近くでのバーやレストランは、どちらかというつ海や山をイメージさせるような自然でカジュアルな内装のお店が多いです。

また、住んでいらっしゃるお家も、自然を感じられる居心地の良いこだわりのおうちがいっぱいあります。

自分のバーにきていただくお客様には、自分の家やその他のお店と違った少し非日常で上質な空間を提供する、モダンでシックだけど、自然の要素も取り入れる、そんな空間を目指して設計しました。

南アフリカ産のブビンガという4メートルの一枚板バーカウンター、大判のグレーのシックな床のタイル、グレーグリーンの石材モザイクの壁、シンプルだけど存在感のあるバックバーのグラス置き場と3つのワインセラー、大きなソテツとオリーブや南国をイメージさせるグリーンウォールや植栽などなど。

お客様からは「葉山にいても都会にいる気分」「お洒落でかっこいい!」といった嬉しいお言葉を多くいただきます。

特に一枚板のバーカウンターは、多くの方にすごいねーと褒めていただきます。建築士の方と新木場の高級材木卸に見に行って仕入れたかいがありました。こちらはインスタやFacebookで、そしてぜひお店に見に来ていただければうれしいです。

その他の差別化とこれからの差別化

その他の差別化として、いろいろな試みをしています。ワーケーションバーとして、シャンパーニュ飲みながら仕事できる場を提供したり、Aloha Holidayという友達のハワイのDJといつもと全く違う雰囲気とDJの音楽のイベントを定期的にやったり。

これからもいくつかのアイデアがあるので、差別化として実験しながら、新しいお客様との繋がりを増やしていきたいと思います。

また、バー店主個人としても、経験を積んで、人として差別化できるように頑張っていきたいと思っています。

今回はどうして昼下がりから飲める海辺のシャンパーニュバーというフォーマットになったかというお話をいたしました。

ここに書いたことの根本として、自分が楽しむ、お客様に楽しんでもらうということが、1番重要だと思っています。

もし、バーや飲食店の開業を考えられている方がいれば、少しでも参考になれば幸いです。また、そうでない方も、お客様もしてお会いできる機会が有れば嬉しいです。

読んでいただきありがとうございました!

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