ユーベルの目的r《葬送のフリーレン》考察

《葬送のフリーレン》関連でもっともアクセス数が多いのは「ユーベルの目的」に関する記事です。スキは一桁ですが、おそらくユーベルに関心を持っている方が検索サイトを経由して訪れるのでしょう。

現在「週刊少年サンデー」で連載されている帝国編ではユーベルが活躍中ですし、この記事はいろいろと詰め込み過ぎていて議論が分かりにくいと思うのでリライトしておきます。今回の記事ではアニメ化されていない範囲については触れていません。

結論を言っておくと、ユーベルの目的は「特定の誰かを殺すこと」(復讐)です。(私見)

そう考える理由は、ユーベルがヴィアベルに共感して見た者を拘束する魔法ソルガニールを習得できているからです。(第5巻41,46話)

ヴィアベルと見た者を拘束する魔法ソルガニールについて、ユーベルは「相手の動きを封じるこの魔法はまるで、殺すまでの猶予を欲しがっているみたいだ」「とうに両手は血で染まっているのにまだ人間でありたいと思っている」と評します。

そんなヴィアベルにユーベルが共感できて見た者を拘束する魔法ソルガニールを習得できたということは、つまり、「殺すまでの猶予を欲しがっている」「まだ人間でありたいと思っている」のはヴィアベルだけではなくユーベルもなのです。

なぜなら、ユーベルによれば「その人が得意とする魔法は(その人の)人生や人間性に大きく係わっている」からです。見た者を拘束する魔法ソルガニールはユーベルの「人生や人間性に大きく係わっている」はずです。

しかし、ユーベルはおよそ殺人一般について「殺すまでの猶予を欲しがっている」のか?「まだ人間でありたいと思っている」(不必要な殺しは避けたいと思っている)のか?というと、そういう様子は見られないんですね。ラントから「人を殺すことをなんとも思ってない」、ヴァイアベルから「殺しを楽しむ変態」、クラフトから「人殺しの目をしている」と指摘されましたし、盗賊を返り討ちにして(「切り刻」んで)皆殺しにしています(第4巻37話)。

ということは、ユーベルは特定の誰かを殺そうとしているのだろう。そして、その特定の誰かを殺す時に「殺すまでの猶予が欲しい」「まだ人間でありたい」と思っているのだろう。でなければヴィアベルに共感できたことが説明できない。そう考えられるわけです。

そして、その「特定の誰かの殺し」が、ユーベルの「人生や人間性に大きく係わっている」というのですから、政治思想的な背景があって誰かを暗殺しようとしているとか、仕事として殺しを請け負っている可能性もありますが、ユーベルは復讐のために生きているのだろうと想像できます。

ユーベルの過去に関して語られているのは姉の存在のみです(第6巻54話)。ということは、この復讐は姉に関係があるのでしょう。姉に復讐したいという可能性もあります。

ユーベルの過去についてはさらに考察がありますので、《葬送のフリーレン》に関する記事をまとめた下記のマガジンを参照ください。マガジンの「#ユーベル」の検索結果

※ユーベルの詳細な過去に関する考察

※再読のお供に