《葬送のフリーレン》好きなキャラ、苦手なキャラ

サンデーのサイトで今「第3回キャラクター人気投票」実施中です。 (投票期間:3月8日~29日)

「総勢140のキャラクターから好きなキャラを選んで投票してください!」ってことなので、私なりに真面目に考えてみます。

『葬送のフリーレン』って、基本的に「悪人はいない」です。

人類側であれば、最初は「嫌な奴」であっても、実は「いい奴」だったと後に明かされるのがこれまでの習いです。ゼーリエが代表ですし、アニメ第2期ならゲナウがそうですし、原作マンガならレーヴェでさえそうでした。

魔族については、私は魔族から「抜きがたい人間臭さ」を感じるため憎めません。(ここは人それぞれかもしれません)

ですから、キャラの登場回数が増えて、そのキャラのことを知ればそれだけ好きになるのが通常です。知れば知るほど憎たらしくなって早く死んで欲しいと思うキャラなんていません。(それで私が思い出すのはドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』です。これは「嫌な奴」が長生きしてしまって感情がかき乱されることが多いのですが、楽しかったなあ。原作読もうかな…)

ということは、逆に、『葬送のフリーレン』で登場回数が多い割には今一つ馴染めないキャラがいるとすれば、それはすごく面白いことだと私は思います。

なぜなら、次の二つのケースが考えられるからです。(二つは重なり合っていると思いますが)

  • 自分の感性が「みんなの感性」とはちがっている。

  • 作者がそのキャラについてはストレートに「好きになる」描写をしていない。どこか引っ掛かるところを作っている。

ですので、好きなキャラについて語る(のを聞く)よりは、苦手なキャラについて語る(のを聞く)方が楽しいと私は思うのです。

マンガ等のレビューでも、ポジティブに評価している記事よりは、ネガティブな評価を下している記事に惹かれます。タイトルを見てネガティブ評価だとわかる記事は、知らない作品のレビューでも「読んでみようかな」と感じます。なぜなら、ネガティブ評価の記事には評価理由がきちんと書いてあることが多いからです。

ただ、書く方は結構たいへんなんですよね。自分でわからないと感じているキャラについて、それがどうわからないのかを他人に伝わるように作文するのは。まずは少しずつわからなさを掘り下げて行くしかないでしょう。

私の場合、これにあたるキャラが、ヒンメル、フリーレン、フェルンです。嫌いなわけではありません。どこか掴みどころがない、よくわからない、不思議で、もっとよく知りたいと思うということです。

ヒンメルとフェルンについては何度か書いていて、自分でも段々と「わからなさがわかってきた」と感じます。

ヒンメルは来歴がわからないです。美味しい料理を食べたら、いつもと何がちがうのか?材料か?工程か?知りたいと思いますよね。「勇者ヒンメル」は成り立ちが全くわかりません。いつ、どこで、どんな経験をして「勇者ヒンメル」が完成したのか。フリーレンの言うとおり「本当に訳がわからない」のです(第6巻48話)。これは物語の大きな謎、かなり重要な伏線だと思います。いろいろな考察・予想がありますから、考えてみると楽しいと思います。

フェルンは「結局この子の願いは何なのか」がわからないです。旅の目的は特にない。ただフリーレンのお供をして一緒に旅をしている。ルールを守ることにかけては執着を見せますが、その理由は「だってルールだから」しかないように見える。何がフェルンを動かしているのかがわからない。ゼンゼが言っていたとおり「不思議な子」です(第6巻49話)。ただ、フェルンの希望や願いが私にわからないのは当然で、おそらく本人もわかっていないと思います。それを見つける旅をしているのでしょう。そう考え直してみると、見守るような気持ちになり、楽しみになってきます。

フリーレンについてはほとんど書いていないと思います。これから少しずつ書いていこうとは思うのですが…。

で、せっかく人気投票実施中なので、まずは好きなキャラについて書こうと思っていたのでした。


『葬送のフリーレン』の原作マンガはまだ読んだことがないという方には原作マンガを、既に読んだことのある方にはある一つの視点からの再読をお勧めしています。

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