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不立文字の心|Inga-Kozo的に見る「摩擦」とは何か

子育てと人生における「摩擦」について考えてみます。
そもそも摩擦とは何でしょうか。
辞書では、
 
摩擦を「接触している二物体が相対的に運動するとき、その接触面で運動を妨げようとする力が働く現象」と説明しています。また、人間関係においては「人々の間に起こる不一致や不和」という意味でも使われます。(新村出編『広辞苑 第六版』岩波書店)
 
つまり摩擦とは、単なる「邪魔」ではなく、何かと何かが接触し、動こうとするときに生まれる抵抗です。
 
また、物理の世界では、摩擦によって失われるエネルギーを【摩擦損失】、流れの中で生じる抵抗を【摩擦抵抗】と呼びます。
 
物理の世界では、摩擦はエネルギーを奪うものとして扱われます。
一方で、摩擦がなければ車は前に進めません。
人間も同じで、抵抗や違和感との接触によって初めて変化が生まれるのではないでしょうか。
 
基本的な考えとして、僕は摩擦に対して、

悪ではないが避けることもできない、面倒くさいヤツ

という、ちょっとひねくれた解釈をしています。
だから、摩擦に対しては
摩擦抵抗を抑制し、摩擦損失を最小化して通過する
という戦法(?)を用いています。
 
以上を踏まえ、Inga-Kozo的視点で摩擦を見ていきましょう。
 

■ 子育てにおける「摩擦」

定義:期待値 ÷ 子どもの現在能力 = 摩擦
分母(子ども成熟度):切り替えは苦手、”今”が重要、”自分とは”が未成熟
分子(子供への期待):すぐやってほしい、先を見てほしい、自分のことは自分で

子どものOSはすごくシンプル。
そりゃそうだ。生きている時間軸が大人と違い過ぎるから。
時間軸が違えば、成長過程で身に付くスキル(アプリ)も違う。

一方で大人のOS。
やたらと子どもに期待する。
自分が後付けでインストールしたスキルを子どもにも求めてしまうから。
実際はそんなスキル(アプリ)は実装しても動作しないんだけどね。笑
結果、分母(子どもOS)が小さいのに分子(親OS)を大きくするから摩擦も大きくなってしまう。 

■ 人生における「摩擦」

定義:理想 ÷ 現実 = 摩擦
分母(現実):今起きている事、今考えている事、今の自分
分子(理想):起きてほしかったこと

当然、”現実”は変えられません。
だから、”理想”が大きかった時ほど「摩擦」は大きくなります。

しかも、人はそこに、“がんばった自分” という、感情の投資コストも加味してしまうものだから、分子がさらに膨れ上がる。
ホモ・サピエンスは分子を大きくしたがる生き物なのかもしれません。笑

■ 摩擦を小さくするためには?

子育てにおける摩擦も、人生における摩擦も、共通して言えることは
① 分母を大きくする
② 分子を小さくする
ことでコントロールできるということです。
※誰が見ても分かること。笑
 
では、①と②、どちらがコントロールしやすいか?
僕は②だと思う。
つまり、

変えにくい相手よりも、変えることが比較的容易な自分を変える
 
という、ごく一般的な考え方に僕は帰着するのです。

ちなみに①の場合は、②よりも投資コストが必要になるのが一般的。
そうすると、必然的に「分子」も大きくなるので、費用対効果の面からすると①は得策じゃないと思います。
むしろ、投資した分だけ感情が入りやすくなるので、【摩擦抵抗】が大きくなることで、日常生活が上手く流れない恐れも発生します。笑
 
じゃあ、具体的にはどうすればいいのか。

要因をゼロにする = 要因という形なきものに囚われない
要因をゼロにするとは、「要因という幻想を“実体”として扱わない」 という意味であって、要因そのものを消すことではない。

ということです。
禅でいうところの「執着しない」ということです。
(出家したことないから、なんとなくの表現で使いました)

でも、修行していない人にとって、それは机上の空論に過ぎません。
もちろん僕も。
 
じゃあ、改めてどうすれば良いのか?
 
「          」

です。
えっ?
“期待しない”と書きたいのですが、そうやって言語化すると、そこに“期待する”が滲み出てしまう。
ここから先は、文字にした時点で僕の考えの本質からどんどん遠のいてしまう。
だから、このくらいにしておきましょう。
 
とにかく、期待するとガッカリする。
だから、ガッカリしないためには“期待を現実に貼り付けない”ことが重要になる。
ガッカリしたい人には関係ないことですが。笑
 
そもそも、人は不安定な未来を嫌う生き物です。
だから、未来を安定させたい。
期待した結果が出ないとガッカリするって、安定するはずの未来が安定する方向に進まない可能性を脳が察知するから。
だと思うのです。
 
ただ、僕が言いたいのは「期待するな」ではありません。
大切なことは、期待した未来を現実に押し付けた瞬間、摩擦になる、そこに気づくことだと思うのです。
 
まとめると、
摩擦を最小限に抑えるには、相手に対して「          」ことです。
不立文字。
改めて大切な言葉だと実感しました。笑
 
 

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