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大学1・2年生向けキャリア支援サービス「OfferBox mirai」をIR目線で解説します!

こんにちは!株式会社i-plug(アイプラグ、東証グロース:4177)のIR担当です。
今回は2026年6月1日より提供を開始しました、大学1・2年生向けキャリア支援サービス「OfferBox mirai(オファーボックス ミライ)」についてお届けします。

新たに立ち上がったこのサービスが、どのような課題感から生まれ、i-plugの中長期的な事業戦略においてどのような役割を担っていくのか。IR担当の目線から、じっくりと解説させていただきます。どうぞ最後までご覧ください!


大学低学年向けのキャリア支援サービスに挑戦する理由

みなさまもニュース等でご存知の通り、近年、日本の就職活動は早期化が進んでいます。

当社の調査(2026年2月発表)でも「2027年卒の学生の約4人に1人が、大学3年の2月時点で既に内定を保有している」という結果が出ています。また、企業の動きを見ても、「約4割の企業が内定出しの時期を前倒ししている」ということが分かっています。

就職活動の経験のある方が見ると、早く進路が決まることで「安心できる」とか「4年生は学業や研究に時間を充てられる」と思われるかもしれません。ただ、この状況には深刻な問題が潜んでいます。

それは、日本の就職活動のシステムにおいては、学生が活動できる期間が非常に限定的であり、十分なキャリア教育の機会が不足したまま就職先を決めざるを得ないという構造的な問題です。私たちは、これが新卒入社後の早期離職、ミスマッチという社会課題を引き起こす原因の一つとなっていると考えています。

具体的には、大学1・2年生という低学年のうちから、先輩たちの体験談やWeb上の口コミに触れ、「早く"ガクチカ"(学生時代に力を入れたこと)を作らなければ」と焦ってしまう学生が増えています。

他人の成功体験をなぞって自分を偽ったり、表面的なテクニックで「受かりやすい模範解答」を作るような就職活動は、本来の自己実現から遠ざかってしまいます。当然そのようなことは、企業も学生に対して求めていないはずです。しかし、そうなってしまっているのが実態です。

本格的な就職活動を迎える前の低学年期から、自らの特性や強みを知り、社会との接点をもつ機会を学生に提供したい。そして、学生時代にしかできない多くの経験を通じて、最終的に「納得感のあるキャリア選択」に繋げて欲しい。
そういう私たちの強い思いから、「OfferBox mirai」は開発されました。

自己理解を深める「OfferBox mirai」の特徴

みなさまに改めて強調してお伝えしたいのは、「OfferBox mirai」は決して「早期からの就活対策」を目的としたサービスではなく、「就職活動の早期化を助長するもの」でもないということです。

「OfferBox mirai」は、自身のキャリアについて考え、社会を知るための体験や学習コンテンツの検索から申し込み、そして経験の蓄積までをワンストップで行うことが可能な、自己探求のためのプラットフォームです。学生の「納得感のあるキャリア形成」を支援するため、以下の機能を備えています。

① 社会と自己理解を深める多様なコンテンツ
当社主催のイベントやセミナーの検索と申し込み、当社と提携した企業の体験プログラムの検索、自身の適性を知る「適性検査」などが利用可能です。提携企業のコンテンツは、「OfferBox mirai」のコンセプトにマッチしたもののみを当社が厳選して掲載しています。

② 体験や学習を蓄積・可視化する「キャリアポートフォリオ」
学生が参加したセミナーやプログラムを記録し、可視化するポートフォリオ機能を搭載しています。ポートフォリオは、参加した実績だけではなく、振り返りを含めて、自身の強みや成長を記録として残すことができます。

概要はサービスサイトをご覧ください!

IR目線で解説する、中長期的なプラットフォーム戦略

さて、ここからが本題です。「OfferBox mirai」は、i-plugの事業戦略においてどのような位置づけにあるのかをお伝えします。

質の高い学生データベースの社内育成

「OfferBox mirai」の収益は、コンテンツ提携先からの仲介手数料となります。ただ、それ単体で大きな利益獲得を狙うものではありません。主力事業である新卒オファー型就活サービス「OfferBox」の成長を牽引し、補完するための「戦略的プラットフォーム」として位置づけています。

「OfferBox mirai」を利用する学生は、キャリア教育による自己理解を促され、ポートフォリオを形成していきます。大学3・4年生になり、本格的な就職活動を迎えるフェーズにおいて「OfferBox」と連携します。共通IDにより、適性検査データやプロフィール(ポートフォリオ)をシームレスに連携できるようになる予定です。

低学年期から自身の資産として蓄積した、学習や体験の記録を引き継ぐことで、プロフィールの充実した学生データベースが「OfferBox」上に供給されることになります。

利用企業目線で見れば、充実したプロフィールを持つ学生データベースが構築されると、より高精度なダイレクトリクルーティングが可能になります。そして結果として「OfferBox」で就職が決定する学生が増え、企業からの利用料や成功報酬といった全体の収益が増加し、さらなるプラットフォームの拡大へと繋がっていきます。

もちろん「OfferBox mirai」単体での価値確立(利益を出せる状態にすること)を目指していますが、狙いはあくまでもプラットフォーム全体の価値向上です。

「キャリアポートフォリオ構想」による中期的な競争優位性の確保

また、当社は「キャリアポートフォリオ構想」として、利用者のライフステージに合わせて伴走するロードマップを描いています。

サービス展開全体像
「i-plug COMPANY DECK」2026.5.12版、p.17

大学1〜2年生の低学年領域、大学3〜4年生の新卒領域に続き、現在は若手キャリア領域の事業開発を検討しています。そして将来的にはミドル層、シニア層へと繋げていく構想を持っています。

これらは、利用者のパーソナリティデータを土台として、地続きで繋いでいくことを想定しています。「教育→仕事→引退」の3ステージから、起業、フリーランス、副業・兼業、子育て、学び直しなど、多様なステージを織り交ぜて人生を歩んでいく「マルチステージ」の時代に変化していく中で、一人ひとりが選択した「自分らしいキャリア」に伴走していくことを目指しています。

利用者が経験や学習、自己分析の軌跡をプラットフォーム上に蓄積していくことで、そのデータ自体がかけがえのない資産になります。ライフステージが変わるたびに、他社サービスを使ってゼロからプロフィールを作り直すよりも、データが引き継がれるサービスを使い続けるほうが圧倒的に便利です。この「利用者にとっての利便性」が、他社サービスへのスイッチングコストを自然な形で高め、長期的な継続利用を促す仕組みとなります。

このように、「点」ではなく「線」で利用者のキャリアに寄り添い続けるためにも、まずはその入り口となる新卒時期において、プロフィールの充実した学生データベースを育成・供給することこそが、当社の中長期的な競争優位性を確保する最大のカギとなります。

おわりに

社内で「OfferBox mirai」のコンセプトを聞いたとき、私は本当に嬉しく、そしてi-plugの一員であることを心から誇りに思いました。「学生が今の自分を肯定し、自信を持って一歩を踏み出すための手助けをしたい」というこのサービスの思想は、まさに私たちが大切にしている価値観そのものです。

この価値観に共感してくださる企業や大学、そして「OfferBox mirai ともしびプロジェクト」を通じて、変革への挑戦を表明してくださっている個人の方もたくさんいらっしゃることを知り、とても嬉しく思います。

最後に少しだけ、私個人の話をさせてください。

友人との間で、子どもの大学進学について話をする年齢になってきました。彼らを取り巻く就職活動の早期化という現状と、私自身も経験し、なかなか解消されない新卒のミスマッチという課題に対して、「このままでは良くない」という思いがずっとあります。

しかし、何万もの企業と何十万人もの学生が一斉に動くのが、日本の就職活動のシステムです。一人が声を上げたところで、現状を変えることはできません。だからこそ、この「OfferBox mirai」は事業として成功させたいと強く思っています。

そして私自身も、社会人としてキャリアの折り返し地点を歩んでいます。Iターン/Uターン転職を経験しているだけに、ふとした瞬間に「あの時こうしていたら」「別の道に進んでいれば」という考えが頭をよぎり、モヤモヤした思いを抱くこともあります。

そんな時は、友人や家族と話をすることで「自分が選んだ道は正しかった」と再確認して前に進むことができていますが、自分自身のキャリアにずっと寄り添ってくれるサービスがあればどんなに心強いだろう、と思います。自分の子どもたちが将来、そんなサービスを使えるようになって欲しいし、できれば私自身も使いたいです。

「OfferBox mirai」から始まり、新卒の「OfferBox」、そして若手社会人へと繋がっていくi-plugのプラットフォーム構想は、一人ひとりのキャリアが輝く未来の実現に向けた第一歩です。少しでも早く形にできるよう、私自身も全力を尽くしてまいります。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
引き続き、i-plugへの温かいご支援をよろしくお願いいたします!

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