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念願のブルーサマーフェスティバルへ!──ドラゴンズ連勝で最高の名古屋遠征

「やってしまった……。」

遠征当日の朝、目が覚めた瞬間に思わず苦笑いしました。

腕も足もかゆい。

前日の夜、お風呂上がりに「少しだけだから」と半袖・短パン姿で畑へ出た結果、どうやら蚊たちの豪華ディナーになってしまったようです。

何度も目が覚めたせいで寝不足。

それでも、この日は絶対に行きたい場所がありました。

ブルーサマーフェスティバル。

中日ドラゴンズが毎年夏に開催する、野球と音楽が融合した人気イベントです。

実はこのイベントには以前からずっと参加したいと思っていました。

会社員時代は毎年この時期が繁忙期で、会議や資料作りの真っ最中。

「今年も行けないか……。」

そんな年が何年も続きました。

独立した今年、ようやく夢が叶います。

今回の遠征は、私にとって単なる野球観戦ではなく、「ずっと行きたかった場所」へ向かう特別な旅でした。

今回も交通費節約のため、普通列車だけを乗り継いで約4時間。

新幹線ならあっという間ですが、普通列車には普通列車ならではの旅情があります。

……と言いたいところですが、この日は寝不足。

景色を楽しむ間もなく、気付けば半分以上眠っていました。

こんな時だけは4時間の移動時間がありがたく感じます。


名古屋へ到着し、ホテルへチェックイン。

部屋の窓からは、中部電力 MIRAI TOWERがよく見えました。

青空を背景に堂々と立つ姿を見ると、

「あぁ、名古屋へ来たな。」

そんな気持ちになります。

今回の部屋はテレビ塔がよく見える"当たり部屋"でした。

少し休憩したあと、バンテリンドームへ向かいます。

球場へ近づくにつれ、ドラゴンズのユニフォーム姿の人がどんどん増えていきます。

入口にはブルーサマーフェスティバル仕様のフォトスポット。

球場全体が、まるで夏フェス会場のような雰囲気に包まれていました。

初日のゲストは山崎育三郎さん。

試合前、まず驚いたのは……

黒いドアラ。

「ドアラ、黒くなってる!」

その名もブラックドアラ。

球団創設90周年広報アンバサダーを務めるサカナクション・山口一郎さんの発案で誕生した、ドアラのライバルという設定の新キャラクターです。

もちろん、おなじみのドアラも登場。

青と黒、2匹?のドアラがグラウンドを駆け回る姿に、場内は大盛り上がりでした。

話題の新キャラクター。

そして、いよいよ山崎育三郎さんのミニライブ。

披露したのは

♪どんなときも。

♪田園

の2曲でした。

歌が始まった瞬間、

「さすが。」

その一言です。

ドームいっぱいに響く圧倒的な声量。

一瞬で球場がライブ会場へと変わりました。

試合前とは思えないほど本格的なライブでした。

そして、いよいよプレーボール。

この日の先発は、大野雄大投手。

実は少し気になっていることがありました。

ここまでの現地観戦成績は、

・名古屋で2敗

・甲子園で1敗

まさかの3連敗です。

「もしかして、自分が観に行くと負ける……?」

半分冗談、半分本気で、そんなことまで考え始めていました。

だからこそ、

「この流れを止めてくれるのは、大野雄大しかいない。」

そんな期待を込めてマウンドを見つめました。

現地観戦の連敗を止めてくれると信じた背番号22。

その期待に、大野投手は見事に応えてくれました。

テンポよくストライクを先行させ、持ち味の打たせて取る投球で試合の流れをドラゴンズへ引き寄せます。

すると打線も応えるように得点を重ねていきました。

細川選手の一発で球場は大歓声。

その後も効果的に追加点を重ね、

「今日は強い。」

そんな空気がスタンド全体に広がっていきます。

途中からは勝敗よりも、

「今日はどこまで点が入るんだろう。」

そんな贅沢な気持ちで試合を見ていました。

そして迎えた9回。

スコアボードには

10-1

の文字。

ようやく……

ようやく現地で勝利を見ることができました。

現地観戦4試合目で、ようやくつかんだ勝利。

試合後は、ドーム全体が青い光に包まれます。

ビクトリーショーです。

この景色を見るために来たと言っても過言ではありません。

勝利のあとだけに見られる、青い光に包まれたバンテリンドーム。

ホテルへ戻ると、昼間見えていた中部電力 MIRAI TOWERもライトアップされ、昼間とはまったく違う表情を見せていました。

青く染まったドームの余韻をそのまま街へ持ち帰ったような気分です。

勝利の余韻に浸る名古屋の夜。

寝不足で始まった一日でしたが、終わってみれば最高の一日。

「明日も勝ったら最高なんだけどな。」

そんな期待を胸に眠りにつきました。


翌朝は前日よりもしっかり眠ることができ、虫刺されも少し落ち着いていました。

ホテルで朝食をしっかり食べたあと、向かったのは名古屋城と名城公園です。

写真もたくさん撮ったので、この様子は別の記事でゆっくり紹介したいと思います。


午後になると、再びバンテリンドームへ。

「今日はどんな試合になるだろう。」

前日の快勝もあり、足取りは自然と軽くなります。

2日目のゲストはOmoinotake。

この日のゲストは3人組バンドOmoinotake。

知っていた曲は『幾億光年』くらいでしたが、生で聴けると思うと楽しみでした。


球場へ入ると、この日もドアラは元気いっぱい。

人気者には理由があります。

最前列の子どもたちのところまで歩いていき、一人ひとりにハイタッチ。

テレビでは自由奔放なイメージですが、実際はとてもサービス精神旺盛で優しい。

こういう何気ない姿を見ると、長年愛され続けている理由がよく分かります。


続いて始球式。

地元・名古屋を代表するゲストが球場を盛り上げます。

マウンドに上がったのは、元SKE48の須田亜香里さん。

地元・名古屋を代表するタレントだけあって、場内は大きな拍手に包まれました。


そして、この日の先発は涌井秀章投手。

22年連続勝利へ挑むベテラン右腕。

この試合には、大きな見どころがありました。

プロ入りから22年連続勝利。

高卒1年目から22年間、一度も途切れることなく勝ち星を積み重ねてきた記録です。

ケガや不調など、長い現役生活にはさまざまな困難があったはずです。

それでも22年間記録をつなぎ続けてきた涌井投手。

その姿を現地で見届けられたことだけでも、この日の観戦には十分な価値がありました。


プレーボール。

ドラゴンズは前日の勢いそのままに、序盤から打線がつながります。

そして、この日の主役は石川昂弥選手でした。

チャンスで打席が回るたびに期待が高まり、その期待どおりの一打を放つ。

終わってみれば5打点。

「今日は昂弥の日だ。」

そう思える大活躍でした。


試合中、最も緊張した場面がありました。

場内全体が息をのんだクロスプレー。

レフトからホームへの鋭い返球。

判定はアウト。

しかしタイミングは際どく、広島ベンチはリクエストを要求します。

大型ビジョンには何度もリプレー映像。

数万人の視線が一斉にスクリーンへ向けられます。

球場全体が静まり返る、あの独特の空気。

「アウトであってくれ。」

誰もが同じ思いで結果を待っていました。

テレビでは何度も見てきたリクエストですが、現地で味わう緊張感はまったく別物でした。

リクエストの判定もドラゴンズに味方し、球場は大きな歓声に包まれました。

その後も試合の主導権はドラゴンズ。

投打がかみ合い、前日に続いて理想的な試合運びです。

そして迎えた9回。

スコアボードには 8-1 の文字。

またしても快勝でした。

2日連続の快勝。最高の週末になりました。

この勝利で、涌井秀章投手はプロ入り22年連続勝利を達成。

前日は大野雄大投手、この日は涌井投手。

ベテラン二人が2日続けてチームを勝利へ導く姿は、本当に頼もしく感じました。

そういえば……

前日は10対1。

今日は8対1。

2日間で18得点、2失点。

こんな気持ちよく勝つ遠征は、そう何度もありません。


勝利の余韻の中で行われたヒーローインタビュー。

勝利のあとにしか味わえない、特別な時間。

テレビ中継では放送が終わってしまうこともありますが、球場では最後までその空気を楽しめます。

これも現地観戦ならではの贅沢です。


その余韻のまま始まったのが、Omoinotakeのミニライブです。

勝利の余韻の中で響いた『幾億光年』。

勝ったあとに聴くライブは、試合前とはまた違う心地よさがあります。

野球と音楽。

ドラゴンズが勝ち、その喜びを胸にライブを楽しむ。そんな贅沢な時間こそ、ブルーサマーフェスティバルならではの魅力なのだと思いました。


今回の遠征は、本当に内容の濃い2日間でした。

ずっと参加したかったブルーサマーフェスティバル。

ブラックドアラとの初対面。

山崎育三郎さんとOmoinotakeのライブ。

大野雄大投手と涌井秀章投手の快投。

石川昂弥選手の5打点。

そして、2日連続のビクトリーショー。

どれも忘れられない思い出になりました。

思い返せば、ここまでの現地観戦は名古屋で2敗、甲子園で1敗。

「自分が観に行くと負けるんじゃないか。」

半分冗談、半分本気で、そんなことを思っていた時期もありました。

でも今回は違います。

ドラゴンズは2日連続の快勝。

どうやら、そのジンクスも終わったようです。

これからは胸を張って言うことにします。

「勝利の男神、名古屋に降臨。」

……もちろん、この肩書きが本物かどうかは、次回の名古屋遠征である9月の最終戦で証明されることになります。

もし負けたら、この一文はそっと削除することにします。


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