Forbes JAPAN『未来をひらく先生100人』に選ばれて思うこと

このたび、Forbes JAPAN 2026年8月号『アントレプレナーシップ教育 未来をひらく先生100人』に選んでいただきました。

Forbes JAPAN 2026年8月

実は私は、この企画にアドバイザリーボードとして関わり、「未来をひらく先生」を推薦する側でした。そのため、自分自身が選出されたと聞いたときは、正直とても驚きました。

もちろん嬉しい気持ちはあります。しかし、それ以上に感じているのは
自分一人の力では決してここまで来られなかった」ということです。

高専教員第一号としての挑戦

2019年、私はクロスアポイントメント制度(兼業制度)を活用した国立高専教員の第一号として、経営者の立場を持ちながら佐世保高専に着任しました。

当時から考えていたのは、「これからの時代を生きる若者に必要なのは、正解を覚える力ではなく、自ら課題を見つけ、挑戦する力ではないか」ということでした。

佐世保高専では、EDGEキャリアセンターを設立し、高専生の起業支援やグローバル人材育成の仕組みづくりに取り組みました。また、ふるさと納税を活用した財源確保の仕組みづくりにも挑戦してきました。

佐世保高専ふるさと納税(2025年度)

教育の場を超えて、挑戦を支える仕組みをつくる

2023年からは熊本大学で、アントレプレナーシップ教育の実務責任者として活動しています。講義だけではなく、PBLや課外活動を通じて、学生が
自分で一歩を踏み出す経験」をつくることを大切にしてきました。

また、開校時から関わっている神山まるごと高専では、アントレプレナーシップ教育を担当し、また熊本高専でもアントレ教育に携わっています。(全てクロスアポイントメント契約にて、正規教員として)

さらに、佐世保高専、函館高専、木更津高専など、さまざまな高専と関わりながら、全国で「挑戦する若者を増やす」ための活動を続けています。

そして2025年には、文部科学大臣よりアントレプレナーシップ推進大使を拝命しました。

教育とは、挑戦を応援すること

私は、自分を「教える人」だとはあまり思っていません。
むしろ、「挑戦する人の背中を少しだけ押す人」でありたいと思っています。

学生たちは、私たち大人が想像する以上の可能性を持っています。

だからこそ、失敗を恐れずに挑戦できる環境をつくること。そして、挑戦を応援してくれる仲間や地域、企業とのつながりを増やしていくこと。それが私の役割だと考えています。

選出は、みんなでいただいた結果

今回の選出は、決して私個人のものではありません。

一緒に教育をつくってくださっている先生方。
挑戦を続けてくれている学生たち。
そして、地域や企業の皆さま。

皆さんと一緒にいただいた賞だと思っています。

これからも、「挑戦する若者」を一人でも多く増やせるよう、教育の現場で新しい仕組みをつくり続けていきます。

そして、学生たちが自分らしい未来を切り拓いていけるよう、これからも伴走していきたいと思います。

引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

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