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『まちづくり』へ、行政の役割とは・・・?

おはようございます。
冒頭の写真は、ぼくの大好きな場所、北九州市八幡東区にある皿倉山の山頂か撮った昼間の景色です。

noteの機能にて、今日のテーマに沿った写真やイラストを探していたところ、これを見つけました。
まりほっぷ|noteさんの作品です。使用させていただきます。ありがとうございます。

ちなみに、皿倉山の景色をはじめ、北九州市は、新日本三大夜景都市に選ばれています。
街なかから、海・山・川、自然と接するまで、都市高速道路や電車、バス、モノレール。交通手段が揃っていて、どこへも楽しめる街です。
新幹線、空港の便も最高です。是非、遊びに来てください。

この皿倉山からの夜景は圧巻です。昼でも最高です。
街なかから、すぐに山頂まで行けます。車でも行けますし、スロープカー&ロープウェーでも行けます。

正面に見えるのが、洞海湾。
日本の産業の発展を牽引していった中心部です。

一方で、死の海と言われ、色の変わってしまったこの海は、市民・行政・民間の協働により、公害を克服していきました。

その歴史やノウハウを引き継ぎ、更なる現代課題への対応もあり、
環境モデル都市から、環境未来都市へ、SDGs推進都市やESDの地域拠点にも世界から選ばれています。

また、少し見える真っ赤なカッコイイ橋。
建設時、東洋一のつり橋でした。約60年前の五市合併の歴史を持つ北九州市、洞海湾の両岸の若松と戸畑の「若戸大橋」の存在は、街の一体化のシンボルでもあると感じます。


そんなこんなの、街の魅力や、受け継いできた歴史・伝統・文化を、ローカルなローカルなまちのなかで、そのまちの子ども達と一緒に学び、自慢していく活動をしているのが、ぼくたち「認定NPO法人好きっちゃ北九州」です。

ぼくたち「好きっちゃ」は、
公務員が半分、民間の人が半分の、『まちづくり塾:ひまわり塾』から立ち上がりました。

現在でも、好きっちゃのメンバーは、公務員が半分、民間の人が半分と言ったような感じで、
ご存知の人も、ご存知でない人も多いと思いますが(笑)
ぼく自身も公務員です。

人種は違えど、ぼくたちがともに目指したところは、
「もっともっとこの街を、良い街にしていきたい」
そのためには⇒
『このまち北九州をもっともっと好きでいたいし、好きになってもらいたい』
そのためには⇒
『自分の暮らす”まち”と感じる、ローカルな”まち”を好きであってほしい』
という願いで、
約130もあるローカルな小地域を活動フィールドとして、活動しています。


ローカルなまちを好きになってほしい。
そんな願いを積み重ねていくため、色んな角度からアイデアを絞って、実践しています。

これらの目標は、
ぼくたち公務員が、毎日毎日、時間と体力を仕事として捧げている、『行政』の公務として、取組んでも良いようなテーマですよね。
どう感じられますか?

でも、こんな抽象的なものに、時間と人と税金を投入できるほど、現在の行政には余力がありません。

では、民間企業や個人単位で、できるようなことでしょうか?
「稼げる街」の表現のように、直接的には、何の利益も生まれないようなものです。

だからこそ、
『みんなでやろうぜ』っていうのが、ぼくたちのNPO法人です。

つまり、行政でも、民間でも、個人でもできないことを、NPOの領域で実現していこう!!
と思っています。

公務と、NPOと、二足のわらじになりますが、
ぼくの目指す、このまちの姿へ、近づいていくために、こうしたチャレンジを重ねているところです。




前置きが長くなり過ぎましたが、本題に移ります。

大きな行政課題・行政目的でもある『まちづくり』について、行政ができること、すべきことって何なんでしょう?

もちろん、ありとあらゆる分野があり、それぞれ、きちんと縦に割って分担し、責任の所在を明確にしながら、公務にあたっていきます。

管理・強制力のあるような公務の分野から、
掴みどころの無い抽象的・漠然としたソフト的なもの。
また、ハードの整備という分野もあります。

セーフティネット的なものから、市民全体に通じるものまで、
ありとあらゆる分野があります。

それぞれのジャンルごとに、行政の役割や、関係する人たちへの接し方もまるっきり違います。

そんななか、行政ができることには、限界があるのは事実です。
そして、市・県・国のテリトリーも分かれています。重なっていて勿体ないと感じることもたくさんあります。

解決したい課題や、進みたい市民の方向性について
行政がすべきなのか?
民間がすべきなのか?
個人がすべきなのか?

その対応の所在が分かれていきます。

行政は、行政としての責任を全うして、税金を納めていただいた市民に応えなければなりません。
だからこそ、その責任の範囲内の線をビシッと引きます。

この記事をご覧の方にも、「行政は何もしてくれない。」とお感じになった経験がある方は多いでしょう。

こういう前提があるからなのです。
それは、行政の性質と言えるでしょう。


また、「稼げる街」を目指したり、某食べ物のジャンルで街を盛り上げる〜とかやってますが、
行政(市)が直接的に、稼いだり、販売するようなことは、ほとんどありません。

物を売ったり、サービスを提供したりは、主に民間のテリトリーですね。
どんどん発展していっていただきたいです。
そこに行政として、いかに”支援”することができるか。

直接的にできることは限られていても、行政の手の届く範囲内で、工夫をこらし、素地をつくっていくことも大切でしょう。


直接的でなくても、遠い先の価値として、市民ひとりひとりが暮らしに満足し、選ばれる街になっていったとして、
住まう人が増えていくことで、市税が増え、行政として収入が増えていく。それが市民へ次のカタチとして還元されていく。そんな姿を目指します。

じゃあ、そんな大きな目標に向かって、行政が何をすることができるのでしょうか?

例えば、地域のなかで暮らしに安全や安心をもたらせようと頑張っている地域活動の人たちがいます。
例えば、行政や民間の手の届かないところを市民活動として支えてくださっている人たちがいます。

これらは行政とは別のところで動いています。
行政もこうした自分たちとは違うジャンルの人たちと『協働』して、価値や意義を生んでいくことが重要だと思います。

行政と民間にしろ、
行政と地域活動にしろ、
行政と市民活動にしろ、

行政こそ、「協働」のマインドが重要なんだろうと思います。

行政コストはどんどん目減りしていっています。
人、金はどんどん減るのに、行政課題は多岐にわたり増え続けます。成果や数字で結果を示さなければならないと叩かれます。

だからこそ、まわりのチカラを活かし、ともに、このまちをつくっていくチカラとしていきたいですね。
偉そうに言いますが、地域や市民活動のプレイヤーとしてそう感じますし、いち公務員として、大切にしていきたい感性だと思っています。

でも、
繰り返しになりますが、行政の性質上、『協働』というのは難しいものです。残念ながら。


でもでも!
それらを乗り越えて、
市民のために、
このまちの未来のために、
ともに進んでいけたら良いのだろうと願います。


ぼくも各種活動をしているなかで、行政とは多くの繋がりがあります。
同僚でありながらも、NPOの名刺でお付き合いが多々あります。

北九州市内全域での小地域が活動ターゲットです。
130校区あるうちの6割以上に入り込んできました。
所管する区役所へ書類のやりとりはしょっちゅうあります。

本庁部局においても、
地域、市民活動、教育、環境、福祉、防災、防犯、若者活躍などなど、
いろんな部局と接点があり、各種の依頼を受けたり、各種の取組みを実施していっています。

もちろん、「協働」と言える、素晴らしい関係のなか、ともに取り組んでいるものもあります。

しかしながら、やっぱり、「組織は人なり」です。
積上げていったものがあっても、人事異動でゼロからスタートになることも多々あります。
魂やマインドは全ては引継げません。

逆に、新たな人がきて、新たな展開が広がっていくケースもあります。
やはり、人しだい。


ぼくも行政の一員として、これが痛いほどしみていますから、
NPOのプレイヤーとして大切にしている感性は、

『行政に頼らない』ということです。

残念ながら、これまでの話題がないがしろになりますが、行政に依存していては、自分たちが根底からひっくり返されることがあってしまいます。

例えば、予算や組織体制が、行政に依存しているのは、とても危険です。
時の為政者によって、予算や人がつかなくなることがあります。
実際に、どんどん縮小しているものもたくさんあります。

なので、ぼくは行政との協働は大歓迎しますが、行政に依存することは絶対に避けようと思っています。


ですが!

行政のチカラというものは大きいです。
例えば、マスコミを通じて、広く市民に広報していただきたいとしたなら、行政からの発信はとても強いです。

市民が何かに参加・参画したいとして、行政のお墨付きがあるというのは、信頼度が高まることとなります。

行政の看板は、公務員の皆さん自身が思っているより、ずっとずっと、大きく逞しいものがあります。


だからこそ、
行政は、協働のマインドを重要にして、
金も人も出さなくて良いから、
このまちをつくっていく共感できる方向性には、
見守ってあげ、声をかけてあげて、褒めてあげ、発信してあげたら良いでしょう。

「とても素晴らしい活動ですね」
「いつも頑張られているんですね」
「素晴らしい成果として発信させてください」

横取りするんじゃないんです。
ともに喜び、ともに進んでいったら良いんだろうと思います。



勿体ない。
残念だなと思う事例もあります。
近くあったものを3つ紹介します。

例えば、
昨年12月に起きたマクドナルドでの事件。
本庁職員は地域に出て、公務としてパトロールにあたれと首長さんが発言されました。
ぼくはPTA会長として、毎日、保護者たちに呼びかけ対応していました。(ちなみにぼくは、本庁職員ではないので、適用されず、時間休暇や遅出出勤をとって対応していました。)

この時に、切実に感じたことは、
「地域のチカラ」がとても心強いということです。
見守ってくださる眼。日頃からのコミュニティや関係性。
それらを支えてくださっている人たちがいます。

先日、PTA主催イベントにて、子ども達・保護者たちから、地域の皆さんへ感謝を伝える機会を設けました。

これまで、ぼくが個人的に発信している記事をご覧いただき、
西日本新聞さん、読売新聞さんが、お越しくださり、紙面に大きく取り上げてくださいました。

行政には、もちろん情報提供をしていましたし、大学生講師の派遣の支援はしていただきましたが、
あれだけ大きな大号令をかけていたにも関わらず、これらの動向には前後において何のアプローチありません。

ぼくが担当者なら、見に行ったり、他の地域へと展開できる事例として行政からも発信したりすると思います。

目指す方向は同じようなところです。
「担当していないから」という理由で、携わらないというのは勿体ないと思いますね。



例えば、若者の活躍を応援する街になりたいと、「Z世代課」なるものをつくられました。
その名称に賛否ありましたが(笑)、方向性としてはとても良いことだと思います。
次の時代をつくっていくのは、いつの世も若者たちです。

若者たちを集めて、意見を聞いたり、次の新しい波をつくっていこうとするのでしょう。

そこで、具体的に、
ぼくたちには「好きっちゃアカデミー」という活動母体があります。
今年度も、100人以上の若者が、やらされ感なく、「主体的に」携わっています。
こんな組織は、市内でも他の例をぼくは見たことがありません。
自分で言うのもなんですが、質•両ともにスゴイ組織です。
主体的に各地に出向いていって、まちづくりに取り組んでいます。

課創設から1年が経とうとしていますが、何のリサーチもないですね。不思議です。

ぼくが担当者だったら、ちょっと情報収集がてら話を聞いてみたり、成果やノウハウを共有して、ともに喜んでいきますけどね・・・。



さらにこんな例もあります。
ぼくたちが、続けて、重ねてきた取組み『あそぼうさい』が、国の表彰を受賞することになりました。
来週、東京に受取りに行ってきます。

消防庁が所管する表彰ですから、
全国の消防本部に事例調査が降りてきて、提出していくような仕組みが一般的です。

前述のとおり、ぼくは行政に依存したくないし、特にぼくは消防士なので、公私混同したくないから、消防部局を通過させず、NPOから直接提出させていただき、そして、当選させていただいたくこととなりました。

もちろん個人的には担当部局には、情報提供はしていますが、
特に何の動きも無いですね。

まわりの方からも、行政から何らかアプローチがあるの?とよく聞かれますが、「いや、知らないですね。何の連絡もありませんよ」と答えています。

こんなに名誉ある賞を北九州の団体が受賞したのに、何の動きもないなんて不思議ですよね。

『防災まちづくり』を目指していくことに共感できるのであれば、仕事で担当していようが担当していまいが、ともにその成果や成長を喜んだら良いんじゃないかなと思います。


極端に言えば、
行政が手を動かさずとも、
こうして同じような目標に向かって、実践と成果をつくっていっている人たちがいます。
少し関わりあって、ともに成果を共有したら良いんだろうと思います。

単なる1万円のお金に例えるなら、5千円ずつ山分けになってしまうかもしれませんが、
協働のマインドなら、双方に1万円が持てるような成果になりますし、むしろ、1万円が2万円にも3万円にもなるようなものだと思います。

稼ぐ!稼ぐ!とか言うから、
成果を奪い合う気持ちが強いんでしょうか。
違います。ともに称え、ともに進んでいくのがまちづくりだと思います。



そんな行政を見つめるのが、議会の役割です。
選挙の後、最初の議会が始まろうとしています。
市民の多くの願いをたくされた議員さん達が、どんな質問や活動をするのか、目を光らせています。

議員さんたちこそ、多くの市民の皆さんと繋がり、アンテナ高くされてらっしゃるのでしょうから、
閉鎖的な行政の職員に対し、
『こんな取組みやってるの知ってますか?』
『この地域(企業)で、こんなユニークなことやろうとしてますよ』とか
アプローチしたら良いんじゃないかなと思います。
行政に物申す、議員さんにこそ出来る役割だろうと思います。


右往左往した話題になってしまいましたが、
もっともっと素晴らしいまちになっていくよう、
行政にも頑張っていただきたいですし、ぼくたちプレイヤーとしても励んでいきたいと思います。

『行政に頑張ってもらいたい』は
何かしてくれではなくって、
声掛けて、見守って、褒めてあげて、発信してあげて、お墨付きをつけてあげて。
ただそれだけで、大きな大きな成果が双方にもたらされます。

このまちをつくっていく、協働のマインドです。


今日もご覧いただきありがとうございます。
貴重な時間のなか、この記事をご覧くださってありがとうございます。








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