はい 笑顔で!|漫画『波うららかに、めおと日和』第9巻

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戦争が近づく中で⋯正装とイブニングドレスのダンスシーン
「これはなんですか!?」
瀧昌が柴原と共に帰宅し、珍しく海軍の正装を持ち帰った。
「正装です」
「触っても!?」
「どうぞ」
初めてその制服を目にしたなつ美は大いに興奮する。
「珍しいですね 持って帰ってくるなんて」
「俺らもそろそろ 異動だろうから少し早いけど」
郁子が理由を尋ねると、柴原はそろそろ異動があること、さらに大陸での戦闘が長引けば正装や礼装を着るのを控える、という噂があることを郁子だけに打ち明けた。
「参るよね⋯」
それは戦争が近づいていることを示唆していた。
「瀧昌様がこれを着てくれるそうです!!」
やがて瀧昌が正装を着てくれるから、と、なつ美は奥の部屋を借りたいと願う。
柴原と郁子は顔を見合わせ、思い出を残すために協力することを決めた。
「あらっ それなら なつ美ちゃんも着替えましょう黒留袖⋯いいえ もっといいものがあるわっ」
「え!?」
郁子はなつ美にイブニングドレスを着せ、柴原は写真を撮ろうと写真屋を呼ぶ。
「いい機会だ撮れなかった 祝言の写真も今日撮ろう!!」
「は!?」
二人は正装とドレスに身を包み、ぎこちないながらも楽しげにダンスを踊り、写真を残した。
「私は てっきり4人でも撮るものかと⋯ ですよね? 瀧昌様」
「えぇ」
「お二人は 親代わりだと 思っているので」
その場には親代わりの柴原と郁子も寄り添い、戦争の影が迫る中、家族のように温かなひとときを過ごしたのであった。
「撮りますよ⋯ はい 笑顔で!」
深見さんと芙美子さんの新婚生活を堪能できる1冊!!
だったわよ。
そりゃー、もう。
半分以上2人の話だったでしょうよ。
なつ美と瀧昌のような、そもそも初対面でどうしたらいい?!みたいな、あたふた感はないんだけど、今までもお互いの距離を探るようなとこがあった深見さんと芙美子さんが、夫婦、っていうほぼ0距離になった関係で、前とは違った距離の探り方をしていてドキドキしちゃったわ。
お互いクールを装ってるけどさ。特に深見さんは芙美子さんにベタ惚れじゃん?
この薄氷の上を歩くようなドキドキ感がたまらない。一体、この2人はどこで、その仮面を外すのか。
でも、上手だったわね。
危うげなとこなく、お互いの過去にも触れて、澄ました顔で過ごすのではなく、信頼出来る夫婦関係を築いていくんだろうな、と。
って、あれ? もう終わり?
もう ちょっと読みたかったー!!!
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