もう二度と、苦汁を舐めたりするものか|TL小説『王妃のプライド』
※この作品はTL小説です。

KindleUnlimitedで配信中。
(※2026-03-10現在)
放置された王妃が美しく成長!再会した王の一途すぎる愛に揺れる物語
ローモンド王国の王女ティルダは、同盟の証として十二歳で新興国アシュケルドの王カーライルに嫁ぐ。
「どういうことだ、これは!? ちっぽけな子どもではないか!」
しかし父王は彼女の年齢を隠し、母の肖像画を花嫁の姿として送っていたため、カーライルは成長した女性が来ると思い込んでいた。
「──今宵も、離れの館で過ごすとよい」
実際に現れた幼い花嫁に激怒した彼は結婚式こそ行うものの、初夜も共にせずティルダを離れの館へ追いやる。
「聞いた? 結婚式の夜に初夜の床に入ったのは、ローモンドのお姫さんじゃなくてブリアナ様だったんですって」
王に顧みられぬまま六年が過ぎ、十八歳に成長したティルダは孤独と屈辱に耐えながら生きてきた。
「夫が夜、妻の寝室を訪れるといったら、用など限られているだろう? 俺の元に五年もの間、女を送り込み続けたそなただ。知らぬわけはなかろうに」
ところがある日、城を空け続けていたカーライルが突然戻り、彼女に歩み寄ろうとする。
「そなたは、死んでも俺に抱かれたくないと言うのか?」
「そうです。ですが死に損なってしまい、今は逃げることも叶いません。貴方がわたくしを好きにする、絶好の機会を作ってしまいましたわね」
だが過去の仕打ちに傷ついたティルダは「決して身体を許さない」と誓い、頑なに拒絶した。
「どれほど機嫌を取られようと、わたくしは貴方と褥を共にするつもりはありません」
「どうあっても俺を許す気はないか」
「もちろんです」
そんな彼女に対し、カーライルは「真の夫婦でなければ同盟は成立しない」と宣言するのだった。
「王は、たかが女一人を手に入れるがために、戦いを起こすというのですか? そのようなことをなさるのでしたら、心底軽蔑いたします」
「たかが女一人、ではない。この俺が心底欲する、この世でただ一人の女だ」
読ん⋯だことあった!
著者は 市尾彩佳
TL小説を中心に活動されている作家さんです。初めて読む⋯と、思ったら、コミカライズ作品は何作か読んだことがありました!
出版社は ジュリアンパブリッシング
掲載誌・レーベルは ロイヤルキス
発売は 2019年01月
既刊2巻。完結済。
たけなかみき 作画でコミカライズも進行中。
既刊1巻。連載中。
いや、もう無理でしょ⋯
最初から印象最悪で、こじれるだけこじれて、いやぁもう目も当てられない、って作品は『冴えない王女の格差婚事情』なんかもそうだったけど。
カーライルを知っちゃうとさ。フェルドリックは優しかったな⋯(遠い目)。
まー、とにかく、こじれてねじれて、これ、ちゃんとラブストーリーに着地出来るのかね? ってレベル。
え? 私が読んでるの「ご近所スキャンダル」だった?! みたいな。
(ご近所スキャンダル、休刊してた(笑)!)
カーライルもさ、悪い人じゃないけれど、細かなところにまで気が回るわけじゃない、新興国の王様なのよ。
対して、ティルダもやられっぱなしのか弱いお姫様じゃない。腕力はなくても、知力と度胸がありすぎる。
そんな2人が噛み合わない。
そもそもさ。2人が夫婦になるのが歓迎ムードじゃないんだもん。
普通さ。こういう時にさ。2人に好意的な人っていたりしない?
カーライルとの仲をどうしようと、ティルダには「幼くて愛人たちにその座を奪われていた王妃が、成長して愛人の後釜に座った」と思われるのか、本当に愛人にその座を譲って国母でもない、惨めな王妃となるのかしか残されていない。
どっちにも行けない。正直、別れられるなら、別れた方がいい。
ただ、幼くて孤独だったティルダが大人になって、自分の味方をしようとしてくた存在がいる、と知れたりしたのは良いことだけど。
それを差し引いても、やっぱり、カーライルはひどいよなぁ⋯
怒りと悔しさで読み進んで、カーライルの一途なアプローチに戸惑う、ついつい読んじゃう!作品でした。
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