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夢の中へ行ってみたいと思いませんか

というわけで、手術後2日目にイレウスと診断されまして、イレウスチューブという「チューブじゃなくてホースに改名しろ」と切に願う管を鼻から胃だか腸までだか入れられました。

でも、効果はあったようで、3時間に1回、看護師さんに溜まった内容物を抜いてもらうと、吐き気は楽になりました。
吐き気が続くのって本当に辛いですよね…。
夜中でも明け方でも抜きに来てくれた看護師さんありがとうございます。

手術後3日目
この頃から少しずつ腹筋が使えるようになり、動けるようになりました。
腹筋が使えないと寝返りすらできないことにびっくりした。

この頃は手術痕が痛くて、点滴に痛み止めを入れてもらってました。
熱も出て、氷枕がありがたかったなぁ。

そんな状態なので、夜もちょっと寝ては目が覚めて。
寝ては覚めて。
ウトウトしたままテレビつけて、なんだか寝てるのか寝てないのか分からないような状態で朝を迎える、という感じでした。
ほんと個室で良かった。
大部屋だったらこんな場合どうしたら良いんだろう。

この時、奇妙な経験をしたんです。
夢と現実の狭間がおかしくなったんですよ。

ものすごくリアルな夢を見たり。
起きて、さっき見た夢が夢なのか現実なのか一瞬分からなくなったり。

眠りにつこうとしたら、意識はすごくはっきりして起きてるのに、夢の世界に吸い込まれていくんです。
起きてるのに夢を見る
そんな奇妙な体験を何度もしたんです。

その時見た夢の内容や光景は今でもはっきりと覚えてますよ。
夢の中で「これは夢だよな」って意識してるんです。
でも夢なのに夢から出られずにあがいてました。

そんな奇妙な感覚を部屋に来てくれた看護師さんに話してみました。

「痛み止めのせいじゃないですかねぇ。あれ、医療用の麻薬ですから」

まっ?麻薬!?


…知らなかった
そりゃあ不思議体験するわ。

そこから3日ほどは睡眠剤と痛み止めのおかげで、夜は寝ては起きて、寝ては起きて。
点滴を変えに看護師さんが懐中電灯もって部屋に入ってきた瞬間、目が覚めて、「ありがとうございます!」と手首のタグのバーコードをサッ!と差し出し、看護師さんを驚かせることも多々。

もうその頃には鼻に入ったチューブにも慣れて、存在を忘れるようになっていました。

今思い出すと、この手術後1週間くらいまでがしんどさの山だったかも。

そして、この記事を書くために当時つけてたメモ書きを見返してたら、こんな一文を見つけてしまいました。



俺は朝の6時に何を書いてるんだ?

これも麻薬のせいなのか。
おそるべし、医療用麻薬…。


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