第20話 トランプ大統領と腕時計
第47代アメリカ大統領ドナルド・トランプ。
つくづく、アメリカ人はとんでもない人物を大統領にしてしまった。
確かにやるといって思い通りにやってしまえる力、気に入らない人物はどんどん首を切る冷酷さ。そう言ったリーダーシップは我々日本人からすると、日本の政治家にも見習って欲しいと思う点もある。
ガソリンの暫定税率を未だにごにょごにょと「法改正には時間がかかる」「いろいろと調整が……」とかぬかして実行できない与党自民党のなさけない政治家とは違う。
ちなみにガソリンを下げるとか言い出したが、またもや「補助金」。いい加減にしろ。もう何年も補助金で先延ばし。時間なんて腐るほどあっただろうが。暫定税率ではなく、補助金を頑なに選択するところを見ると、業界と癒着しているとしか思えない。
夏の参議院選挙のプラス材料にするつもりかもしれないが、もう我々庶民も馬鹿じゃない。トリガー条項を無視し、増税しまくった自民公明は許さない。あと、誰も頼んでない高校の無償化をして、減税を潰した維新。覚えてろや!みんな無職にしてあげましょう。庶民の怒り!!!!!。
話はそれた。アメリカ人が選んでしまったとんでもない78歳のおじいちゃんの妄言で世界が大混乱に陥っている。
世界各国に関税をふっかけ、アメリカがこれまで繁栄してきた土台の自由貿易のシステムを破壊しようとしている。セルフ制裁としか思えない。自ら滅ぶつもりか。
ヨーロッパや中国は激怒して対抗措置をするという。強い国はうらやましい。日本は大人しくいいなり。でも、これは仕方がない。対抗措置で関税上げたら、それこそ立っていられない。耐えながらじっくりと冷静に対応策を取った方がよい。行動力のない今の政府のおかげで、この点についてはいい選択をしている。様子見は日本のお家芸(笑)
さて、日本の取る行動としては、25%でも売れる製品を開発するか、市場をアメリカから他に移すかだが、車は正直アメリカ頼みだから、高くても買ってもらえる製品を作るしかない。逆境をチャンスに変える。
ちなみにGMもフォードもアメリカ国内の工場では作らず、カナダやメキシコで作っている。トランプ関税はアメリカ車の追い風にはならない。
あと情けないから、「日本だけ除外されるよう働きかける」なんて女々しいこと止めて欲しい。もし除外されたら他国からどう映るだろう。
もし、除外されたらいじめっ子の背中に隠れて子分になってしまう。アメリカと一緒に信頼を失いかねない。アメリカは両隣(カナダ、メキシコ)に喧嘩をふっかけ、親戚(EU諸国)と争い、ライバル(中国)に宣戦布告。日本はよく奥さんに例えられるが、それだとこれはDV(笑)。
日本の取る行動は横暴な夫(アメリカ)に「実家に帰らせてもらいます」と距離を置くことだろう。ここですり寄るとさらなるDVを受けることになる。
さて、ここから時計の話。ヨーロッパにも関税をかけたトランプ大統領は、スイスに32%もの関税をかけた。スイス時計に大激震である。
これに従うとロレックスの時計は32%もの値上げとなる。スウォッチグループに属するオメガ、ブレゲ、ロンジン、ティソなども巻き込まれる。高級時計は金持ちの道楽部分があるから、値上がりしたところで買う人は買うだろうが、1千万円する時計が300万円値上がりですと言われると、私のような庶民は思考が吹き飛ぶ。
アメリカもかつては時計王国だったが、今はこれといったブランドがない。一応、アメリカ発のブランドを列挙すると、
ハミルトン ブローバ タイメックス ルミノックス ニクソン
フォッシル ボールウォッチ マイケルコース ウォルサム コーチ
カルヴァンクライン シャイノラ
う~ん、たぶん、安い時計ばかり。ハミルトンとボールウォッチくらいかな。買ってもいいかもと思う時計。マイケルコースやカルヴァンクライン、コーチは鞄や財布の方が知名度ありそう。時計もあるのかとびっくり。鞄や財布もハイブランドじゃないからそこそこの値段で、資産価値はないに等しい。時計も同じ。クオーツばかりで長くは使えない。
また、これらのブランドは、アメリカブランドと言いつつ、生産はアメリカ国内じゃない。ハミルトンなんかはスイス製だ。そのほかのブランドは、価格競争のために海外生産していると思う。
う~ん。このままだとアメリカ人、スイス製の時計が買えないぞ。
これは日本からするとチャンスかも。グランドセイコーはスイス製時計よりも7%安い。う~ん。目くそ鼻くその世界だった。
思えば第2次世界大戦は世界恐慌からアメリカを含めた先進国が保護主義に走り、生きていけなくなったドイツ、日本、イタリアが暴発して起こった。今回も戦争にならなきゃいいが。
少なくともトランプ大統領の在任中の3年と数ヶ月。世界はどうなるかの方が不安だ。商売人らしく取引の材料として吹っかけているのかもしれないが、商売人として失ってはいけない「信頼」という財産を大きく失ってしまうことになるだろう。
トランプさんは成功したビジネスマンとのことだが、失敗して会社を4回も倒産させている。彼はこのままアメリカを破産させてしまうかもしれない。そうなると次の世界をひっぱる国はどこか。
日本ではないことは確かだ。
