【第58回】3つのお題に空想のひらめきを/【140字小説】野イチゴは甘くない
片桐 みかん 様、いつもお題をご提供頂き有難う御座います。
すみません。もう一作140字小説ができましたので、よろしくお願いします。
お楽しみいただけましたら幸いです。
🍊第58回 3つのお題(世界むかし話)
🎈お題①:「野イチゴのひみつ」
🐾お題②:「木の葉のてがみ」
⏳お題③:「おばあちゃんの薬箱」
野イチゴを
一粒口に
放り込み
酸いと紐解く
嘗ての記憶
木の葉舞い
森へ誘う
葉の手紙
祖母の愛犬
ともに抜け出す
木洩れ日が
差す森進み
訪れた
妖精達が
集う野イチゴ
誘われて
歌い踊って
日が暮れて
闇に閉ざされ
犬抱きしめる
妖精が
悪戯成就
祝う時
犬咆哮し
森震撼す
夢散して
気づけば祖母の
腕の中
祖母の薬籠
擦り傷癒す
