【葬送のフリーレン】テーマのリフレイン:師弟関係③
漫画「葬送のフリーレン」には、様々なリフレイン(繰り返し)が組み込まれています。それらを意識しながら読み進めるのも、この漫画の一つの楽しみだと考えています。リフレインの種類についての概要はリンクを参照して頂き、以下では具体例について紹介します。
対象は単行本全10巻97話までですので、ネタバレを避けたい方は読むのを止めて下さい。
本記事で紹介するのは、テーマのリフレインの「師弟関係」です。
本記事は以下リンクの続きになります。
人類の戦士の「師弟関係」
アイゼンとシュタルク
シュタルクの師匠はアイゼンです。
シュタルクがアイゼンに教わったことは、主に以下の通りです。
■ 職業に関すること
1.誰かのために戦える戦士になること
2.戦士は最後まで立っていた奴が勝つ
3.戦士として普通なこと
4.毒は気合いでなんとかなる
5.閃天撃・光天斬
■ 生き方に関すること
6.くだらない冒険をすることの楽しさ
7.飯がうまい街は平和でいい街
8.誕生日にハンバーグを贈る
9.死者に対して祈る
以下にて詳細を説明します。
1.誰かのために戦える戦士になること
アイゼンは、シュタルクが自分と同じく、故郷を逃げ出した臆病者だと知り、その経験を二度とさせないように、アイゼンが持つ全ての技術を叩き込み、誰かのために戦える戦士へと育てました。

2.戦士は最後まで立っていた奴が勝つ
アイゼンはシュタルクに、戦士が強い相手に勝つ秘訣を教えます。
それは、どんな攻撃を受けても何度でも立ち上がり、最後まで立っていた奴が勝つという、脳筋な理論です。

3.戦士として普通なこと
シュタルクはアイゼンとの修業を通じて、血だらけで満身創痍くらい、戦士なら普通という、常識とは外れた感覚を持つようになります。

とはいえさすがに、自由落下でも無傷なアイゼンの硬さは、シュタルクでも普通だとは思わなかったみたいです。

4.毒は気合いでなんとかなる
アイゼンはシュタルクに、毒は気合いでなんとかなると教えています。

実際は毒は気合いでなんとかならず、単なるアイゼンの特殊体質でなんとかなったことを、誤ってシュタルクに教えていました。

5.閃天撃・光天斬
実際に教えたかどうかは明記されていませんが、おそらく以下の2つの技は、アイゼンから教わったものをシュタルクが使ったと思われます。


6.くだらない冒険をすることの楽しさ
シュタルク:師匠はお前のせいで勇者一行の冒険がくだらない旅になったって言ってたぜ。
フリーレン:そう。
シュタルク:くだらなくてとても楽しい旅だったってよ。
アイゼンはシュタルクに、勇者一行の冒険はくだらなかったと伝えます。
そしてその冒険が、なによりも楽しかったことも伝えます。
その楽しさをシュタルクにも経験させるために、アイゼンは彼をフリーレンの旅に同行させます。
7.飯がうまい街は平和でいい街

8.誕生日にハンバーグを贈る
これは特殊な例で、誕生日にハンバーグを贈ること自体は、アイゼンがシュタルクに経験として伝えていたのですが、その意味については、フリーレンが伝えています。

9.死者に対して祈る
明確な描写はありませんが、死者に対して両手を握りしめて祈る習慣は、アイゼンの行動を倣って、シュタルクが身につけたものだと推察されます。
もちろん、フリーレンやフェルンの行動に倣った可能性もあります。


シュトルツとシュタルク
シュタルクの故郷である戦士の村では、シュタルクは弱さ故に居場所がありませんでした。

ただシュタルクの兄であるシュトルツだけは、シュタルクを気にかけて色々と教えていました。
シュタルクがシュトルツに教わったことは、主に以下の通りです。
■ 職業に関すること
1.剣術の基礎
■ 生き方に関すること
2.誕生日にハンバーグを贈る
以下にて詳細を説明します。
1.剣術の基礎
以下の場面では、シュタルクが一人で剣の素振りをしている様子を見て、シュトルツが彼の才能を認めつつ、剣の構えを修正したほうが良いと指南していました。

2.誕生日にハンバーグを贈る
アイゼンと同様にシュトルツも、誕生日にハンバーグを贈る習慣を、シュタルクに伝えていました。

旅で出会った人とシュタルク
完全な師弟関係ではありませんが、シュタルクは旅で出会った人に稽古をつけてもらうことが良くあります。
シュタルクが稽古をつけてもらった人達は、主に以下の通りです。
1.クラフト(稽古)
2.オルデン卿(オルデン家の剣技)
3.フォル爺(稽古)
4.武のおじいさん(武の真髄に達したこと)
以下にて詳細を説明します。
1.クラフト(稽古)
具体的に何を教えてもらったかはわかりませんが、シュタルクはクラフトに稽古をつけてもらっています。
稽古の期間は結構長く、半年ほどクラフトと過ごしています。


2.オルデン卿(オルデン家の剣技)
シュタルクはオルデン卿に、オルデン家の剣技を教えてもらいました。
主な目的は、オルデン卿の息子であるヴィルトに似せるためですが、結果として剣技の稽古をつけてもらっています。
稽古の期間は約3ヶ月ですが、社交界の作法も同時に身につけていたので、実質の期間はもっと短いです。


3.フォル爺(稽古)
フォル爺の卑怯な戦法に、為す術もなくやられたシュタルクは、フォル爺に稽古をつけてもらいます。
稽古の期間は一週間と短かったですが、フォル爺曰く、シュタルクはそこそこ良くなったらしいです。


4.武のおじいさん(武の真髄に達したこと)
フリーレンとフェルンが一級魔法使いの試験を受けている間、武のおじいさんはシュタルクに、武の真髄に辿り着いていること教えます。
具体的に何か稽古をつけてもらった訳ではありませんが…

ただ結果論として、ヴィアベル達との獅子猪の討伐にて、シュタルクが武の真髄に辿り着いていることを、ヴィアベルが認めています。

オルデン家
オルデン家は北側諸国の三大騎士と呼ばれる名家で、シュタルクの故郷であるクレ地方の戦士の村にルーツを持っています。

特に何かを教えたということは明記されていませんが、ここでは師弟関係だけ記載します。
オルデン卿の弟子は、長男のヴィルトと、次男のムートです。
長くなりましたので、他の師弟関係については別記事にてまとめる予定です。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
