【葬送のフリーレン】テーマのリフレイン:師弟関係①
漫画「葬送のフリーレン」には、様々なリフレイン(繰り返し)が組み込まれています。それらを意識しながら読み進めるのも、この漫画の一つの楽しみだと考えています。リフレインの種類についての概要はリンクを参照して頂き、以下では具体例について紹介します。
対象は単行本全10巻97話までですので、ネタバレを避けたい方は読むのを止めて下さい。
本記事で紹介するのは、テーマのリフレインの「師弟関係」です。
「師弟関係」について
漫画「葬送のフリーレン」では、様々な師弟関係が登場します。
代表的な例で言うとフリーレンとフェルンで、ハイターとの約束で師弟関係になりました。
本記事では、各登場人物の師弟関係と、何を教わったかについて整理していきます。
教わったこととしては、職業に関すること(魔法使いであれば、魔法や戦い方など)と、生き方に関すること(酒は百薬の長であることなど)の2つの観点でまとめたいと思います。
人類の魔法使いの「師弟関係」
フランメとフリーレン
フリーレンの師匠はフランメです。
フリーレンがフランメに教わったことは、主に以下の通りです。
■ 職業に関すること
1.魔力制限で欺いて戦う方法
2.魔族の生態についての知識
3.花畑を出す魔法
4.平和を求める魔法使いになること
■ 生き方に関すること
5.人を知りたいと思った時に帰る場所
6.男が喜ぶもの(服だけ溶かす薬など)
7.色仕掛け(投げキッスなど)
以下にて詳細を説明します。
1.魔力制限で欺いて戦う方法
フリーレンの住んでいたエルフの集落が、魔族に襲われたことをきっかけに、魔族に復讐するためにフランメが教えた、卑怯で最低な戦い方です。

フランメの師匠のゼーリエも魔力制限を常時していたので、もしかしたらこの卑怯な戦い方はゼーリエ発なのかもしれません。

フランメはフリーレンに、目立たず生きろとも教えていますが、これは上記の卑怯な戦い方が有名になるのを抑えるためだと思われます。

2.魔族の生態についての知識
魔族の生態については、以下の記事にまとめています
その中でフランメが教えたのは、魔族は魔法に誇りを持っていること、魔力を制限できない理由などです。
3.花畑を出す魔法
フランメはフリーレンに、自分の墓に花を添えるために、花畑を出す魔法を教えました。
フランメは両親からこの魔法を教わったので、継承の原点はフランメの両親です。
花畑を出す魔法についての詳細は、以下の記事にまとめています。
4.平和を求める魔法使いになること
直接指示したわけではありませんが、フランメはフリーレンに、平和を求める魔法使いになることを望んでいました。
以下の場面にて、魔王を倒すための資質として、平和な時代に生きる自分の姿が想像できることを、フランメはゼーリエに伝えます。
その後フリーレンは、フランメの予想通り魔王を倒し、更に戦闘とは関係ないくだらない魔法を、楽しそうに収集していることから、フランメが望んだ平和な時代の魔法使いを、フリーレンは体現していると考えられます。

5,6,7については、本記事の最後にて参照元をまとめています。
ハイターとフェルン
フェルンの師匠の一人はハイターです。
フェルンがハイターに教わったことは、主に以下の通りです。
■ 職業に関すること
1.魔力制限で欺いて戦う方法
2.魔力で蝶を作る魔法(仮称)
■ 生き方に関すること
3.聖典の教えを守る
4.フリーレンの言うことをよく聞くようにする
5.酒は百薬の長
6.王都では貴族に対する非礼は死罪
以下にて詳細を説明します。
1.魔力制限で欺いて戦う方法
この戦い方は、フリーレンがフェルンに教えたと思われがちですが、実は直接的にはハイターが教えていたと考えられます。
以下の場面にて、ハイターはフリーレンから魔力制限をしている理由を聞いており、それを後学のためにする、と言っています。


実際、フェルンと初対面した際に、フリーレンは彼女の魔力操作技術の高さに驚いています。
もちろんフェルンの才能もありますが、事前にハイターがフリーレンから聞いたことを実戦したと考えるのが自然でしょう。

2.魔力で蝶を作る魔法(仮称)
以下の場面にて、フェルンの幼少期に、ハイターが魔力で蝶を作る魔法(仮称)を教えてると考えられます。

この魔法がキーになる話については、以下の記事にまとめています。
3.聖典の教えを守る
正直ハイターがフェルンに教えた、生き方についてのことは、言葉で表現し難い部分ではありますが、明確な部分は聖典の教えだと思います。
直接ハイターからフェルンに教えていた描写はありませんが、武道僧であるクラフトがフェルンの信仰心を認めているため、ハイターは聖典の内容をフェルンに教えたと考えられます。

女神様への信仰の内容については、以下の記事にまとめています。
4,5,6については、本記事の最後にて参照元をまとめています。
フリーレンとフェルン
もう一人のフェルンの師匠はフリーレンです。
フェルンがフリーレンに教わったことは、主に以下の通りです。
■ 職業に関すること
1.戦闘に必要な基礎的な魔法とその応用
2.民間魔法などの非戦闘魔法
3.魔法史・魔法生態学・大魔族の名前などの座学
4.迷宮攻略に関する知識
■ 生き方に関すること
5.誕生日にプレゼントを贈る
6.病気・怪我の人の手を握る
以下にて詳細を説明します。
1.戦闘に必要な基礎的な魔法とその応用
フリーレンはフェルンの魔法使いとしての師匠であり、魔法全般について教えていると考えられます。
ただ戦闘に関しては、基礎的な魔法以外は使わないよう教えられています。

戦闘に必要な基礎的な魔法は、主に以下の4つだと思われます。
一般攻撃魔法
防御魔法
飛行魔法
魔力探知
この基礎的な魔法に訓練を絞ることで、フェルンはとんでもない魔法使いになっています。
特にフェルンは、一般攻撃魔法の応用に長けていて、以下の2つの例にあるように、遠距離特化や速射特化の応用を得意としています。


2.民間魔法などの非戦闘魔法
戦闘に使う魔法以外にも、フェルンはフリーレンから魔法を教わっています。
本記事では全てを列挙しませんが、そのほとんどが、魔法収集が趣味のフリーレンとの旅の中で、フリーレンとともに習得していると考えられます。
以下の場面は、2つの例を言及しており、鳥を捕まえる魔法と服が透けて見える魔法を、フェルンがフリーレンから教わったと考えられます。

3.魔法史・魔法生態学・大魔族の名前などの座学
魔法の実践的な知識だけでなく、魔法史などの座学もフリーレンから教わっています。
正確に言うと、座学も大切なので勉強してね、とフリーレンから言われており、フェルンが旅の合間を縫って、自分で勉強しているというのが、実態としては正しいと思われます。



ちなみに、魔法史全体のことについては、以下の記事にまとめています。
4.迷宮攻略に関する知識
本記事では触れませんが、知識の詳細に関しては、主に一級魔法使い第二次試験(単行本だと第6巻)にて描かれています。
個人的にお気に入りの知識としては、ミミックに噛まれた人を助ける際、引っ張るのではなく、逆に押し込むほうが効果的なことです。

5.誕生日にプレゼントを贈る
フェルンがフリーレンから、生き方について学ぶ描写も、なかなか言葉にし難い部分があります。
ただ、フェルンが実際に行動を変えた例としては、誕生日にプレゼントを贈ることです。
誕生日プレゼントの詳細については、以下の記事にまとめてありますが、フリーレンがフェルンに誕生日プレゼントを贈ったことがきっかけで、フェルンもシュタルクなどに誕生日プレゼントを贈るようになります。
6.病気・怪我の人の手を握る
もう1つの例は、病気・怪我の人の手を握ることです。
以下の場面では、フェルンが風邪を引いたときに、フリーレンが手を握ってあげています。

また以下の場面では、シュタルクが神技のレヴォルテとの戦闘で怪我をしたときに、フェルンが手を握ってあげています。
これはフリーレンの行動から学んだと考えられます。

長くなりましたので、他の師弟関係については以下記事にてまとめました。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
参照
フランメとフリーレン
5.人を知りたいと思った時に帰る場所

6.男が喜ぶもの(服だけ溶かす薬など)

7.色仕掛け(投げキッスなど)

ハイターとフェルン
4.フリーレンの言うことをよく聞くようにする

5.酒は百薬の長

6.王都では貴族に対する非礼は死罪

