闇 491(世紀末感漂う小江戸編)
闇 491(世紀末感漂う小江戸編)

2026/02/20 fry
前回の章

二千二十年四月八日、水曜日赤口。
暇で何もやる事がない俺。
ラッキーハウスは休業中のままだし、無駄遣いもできない。
ましてや昨日から始まったコロナ緊急事態宣言で、うかつに外もブラブラできない状況。
ゲームを続けるにしても限度がある。
今最大の関心は、コロナの猛威がどう振るっているのか。
インターネットで調べ、感染情報をフェイスブックへ投稿した。
以下が感染履歴です。
東京脱出とか馬鹿な事を考えずに、家で大人しくしてよう。
【新潟】 上越市で初の感染者 東京から帰省の30代男性と女性。
【札幌】 東京滞在歴があるのは、いずれも無職の20代と70代の女性。
【仙台】 2020/3/19~20に出張で東京を訪れていた40代男性。
【仙台】 3月28日(土曜日)東京都より仙台市へ転居、仙台12人目。
【仙台】 3月10日(火曜日)~3月20日(金曜日)の間に、東京と仙台を行き来していた。
【仙台】 3月28日(土曜日)東京都から仙台市内に転居、仙台14人目。
【仙台】 3月28日(土曜日)東京都から仙台市内に転居、仙台15人目。
【秋田】 秋田で10代女性の感染確認、秋田県内の実家に帰省していた。父母も感染。
【茨城】 つくばみらいに都内から帰省中 20代女性感染。
【山形】 神奈川からドライブスクールに通っていた20代女性。
【山形】 社会人の息子、東京都から帰省中に発熱し、帰省先の乳児含む親族6人にもコロナを感染させる。
【青森】 東京在住の30代女性 帰省先の青森 八戸で感染確認。
【群馬】 30代の男性会社員。都内で仕事と生活。
【静岡】 静岡病院の看護師、帰省の娘も感染。娘は先月、都内から帰省。
【静岡】 長泉町の30代男性感染 静岡県内17人目、3月下旬に東京出張。
【新潟】 東京都に住む渡航歴のない60歳代男性。新潟市に帰省し陽性発覚。濃厚接触者の4人も感染。
【新潟】 東京都内から帰省中の20代女子学生が陽性。
【愛知】 神奈川県の40代の男性。25日に東海道新幹線「のぞみ39号」に乗車し、10号車の前方の席に座っていた。
【三重】 埼玉県に住む男性。出張のためマイカーで三重県滞在中、発症。
【三重】 東京都に住む男性。出張で津市内の宿泊施設に滞在中、発症。
【長野】 松本保健所管内に住む60代の会社役員の男性。17日から19日にかけて東京都内に出張。
【長野】 東京都内に住み、飯田保健所の管内にある実家に帰省していた20代の男性。
【福井】 化学メーカーの50代の男性役員の感染確認 東京に出張後。
【岡山】 市内の60代の自営業男性が新型コロナウイルスに感染。3月18~20日、東京へ出張。
【兵庫】 東京都内から市内の実家に帰省した30代の女性が新型コロナウイルスに感染。
【兵庫】 西宮市の30代男性会社員。3月23日?27日に東京に出張。
【愛媛】 70代男性、松山市の自営業。3月12日に、東京に日帰りで出張。
【広島】 東京から帰省中の20代のフリーアルバイター。
【石川】 東京都に出張した男性。男性と同居する50代女性も感染。
【石川】 金沢市内に住む飲食店従業員の三十代男性。3月24~26日に東京へ出張。
【山口】 1月から東京に1人で滞在していた20代の男性、発症後に下関へ移動、陽性確認。
【大分】 大分市内の40代男性経営者が感染。3月下旬に東京出張。複数の同社社員も感染。
【佐賀】 東京都在住でみやき町に一時的に帰省していた30代女性。濃厚接触者の祖母、母、弟も感染。
【佐賀】 3月まで神奈川県で暮らしていた20代男性。50代母親も感染。
【長崎】 長崎県佐世保市の40代男性。東京に出張していた。
自分でこれをまとめながら、地元の川越やかつて住んで横浜の名前が出ていない事に安堵する。
だが、もはや対岸の火事ではない。
いつこのように川越も横浜も感染者が出るか分からないのである。
深夜になるとひと気のいないクレアモールに行き、マルエツや百円ローソンで弁当を買う。
こんな生活があと一ヶ月も続くのかよ……。
二千二十年四月十日、金曜日友引。
ツイッターへ投稿したとある中国人の投稿が、物議を醸している。
問題はヤマダ電機が入口に貼った一枚のお知らせ文の一部に赤丸をつけいちゃもんをつけているものだった。
『中国を発生源とする新型コロナウイルスの影響により、広告掲載商品を含むマスクや除菌関連商品の在庫を切らせております。大変申し訳ございません。現在のところ、今後の入荷見込みも不明という状況です。 ヤマダ電機』
『ヤマダ電機はいい度胸だね。中国人に喧嘩を売ってんのか? これからもヨドバシ決定だね。 ZhengYan』

その赤丸は『中国を発生源』という部分。
これに対し多くの日本人のコメントが殺到。
当たり前の話である。
発生源が中国以外どこにあるんだ?
武漢から発生というのは周知の事実。
こういう馬鹿な中国人を早く政府は追い出そう。
蓮舫、こういうの追い出すくらいして少しは政治家として役に立て。
思った事をフェイスブックで書く。
知り合いもこの投稿には共感する部分が多かったようで、色々なコメントが届く。
『バカな中国人は、ヤマダ電器には、来ないでください。 櫻井弘幸』
『ヨドバシにも来ないで欲しい。 いしかわまさゆき』
『世界中、中国のおかげで大変な状況になってる。WHOのタラコくちびるのおじさん! 中国よりだよね! 責任重大だよ。 中野友紀子』
『元ツイ見たところこの人、かつて日本に留学してて、十八年前に国に帰ってるようです。この貼り紙を見て、「悪い事してないなら謝罪する必要ないはず」って言ってます。四年間留学して、日本語の読解力は身につかなかったようですね 上野康介』

『日本にいないんですね。残念、いたら鉄拳制裁しようと思っていたのに。 岩上智一郎』
『中国まで行って打突喰らわしてやってください。 上野康介』
『コロナ感染しちゃうじゃないですか。 岩上智一郎』
『それくらい言わないと。 篠崎一茂』
KDDI時代の元同僚である上野が、十年近く経った今もSNSでこうして繋がっているのは何だか嬉しいものだ。
中国という国を否定する訳ではないが、これが逆のシチュエーションならどうか?
もし日本の東京でコロナウイルスが発生源とされ、日本人が中国にいた場合、同じような事をしたら、一斉に叩かれるだろう。
どの口が抜かしてんだと。
この時代になりあっとういう間に普及したスマートホンやアイフォン。
誰もが気軽に手元で寝転がりながらインターネットができるような世の中。
もしこれが二十年前の二千年だったら?
二千年ちょうどといえば、俺が総合格闘技へ挑戦した年。
あの頃はパソコンのパの字すらなかった俺。
せいぜいガラケーの携帯電話が折り畳み主流になりつつあり、できた事といえば通話とメール、そして文字だけの陳腐なインターネットぐらい。
今のコロナがこの時襲っていたら、より世界はパニックになっていたんだろうなと考えると、ゾッとした。
まだ何とかみんなが冷静でいられるのも、情報共有といういう場があるからこそ。
そんな俺は呑気に桜花賞の予想でもしよう。
フェイスブックへ自身の買い目を載せる。
桜花賞(GⅠ)
17番、レシステンシア。
11番、クラヴァシュドール。
8番、リアアメリア。
14番、ミヤマザクラ。
13番、マジックキャッスル。
このリアアメリアという馬名。
当初二歳の頃俺は『リアアメリカ』と勘違いして覚えていた。
昔特撮の『バトルフィーバー』唯一の女性ヒーロー『ミスアメリカ』をどうしても連想してしまう。
主題歌の途中で「バトル、ザ…、ウィ」の部分が何故か無性に好きだった。
続きが何だっけ?
『バトル、ザ…、ダー』、『バトルケニア、ディオ』、『ミスアメリカー、イエーイ!』と来て『バートルジャパーン、オォー!』と今思うと凄い歌だったな。
『ルメール切るんか? 吉岡裕祐』
競馬予想になると乗ってくる事の多い、先輩の吉岡さん。
彼もこの状況で家業の金物屋が暇なのだろう。
二千二十年四月十一日、土曜日先負。
海外クイーンエリザベス、ニュージーランドトロフィー、阪神牝馬ステークス。
すべて惨敗……。
昨日山田電気にイチャモンつけた中国人のせいだ。
会ったらぶっ飛ばしてやるからな!
俺は八つ当たりで投稿する。
まあすべては明日の桜花賞次第。
二千二十年四月十二日、日曜日仏滅。
「……」
結局桜花賞は、予想に予想を重ねた結果、一着二着四着五着に終わる……。
3番のスマイルカナ、一時予想に入れてたんだけどな。
毎度毎度こんな負け方。
決めた、しばらく競馬辞めよう。
何をしても当たらない事が理解できた。
来週皐月賞?
当たらないのにやっても仕方ない。
やり納めだ。
阪神最終レースへ挑戦。
これで駄目ならしばらく本当に辞めよ。
「……」
当たり前のように外れた。
競馬まったく当たらない。
思う事が何も実現しない現状。
ならば蛹になって、いつの日か訪れる孵化を静かに待とう。
迷走している俺は、精一杯の負け惜しみをこれでもかと投稿を重ねた。
二千二十年四月十三日、月曜日大安。
インターネットの『痛いニュース』でこんな記事を見つけた。
『中国人、タイで偽の検査キットを売りさばく 必ず「陰性」を示すよう設定 37度を超えない体温計も』
2020年4月8日、パーンプン・チチョブ警部補は、COVID-19テストキット、マスク、体温計の偽造品が販売された事例を報告した。事件は、消費者保護警察課(CPPD)と食品医薬品局(FDA)の職員と共に処理された。
男たちは後に、偽のCOVID-19検査キットをタイに密輸したとしてバンコクの住居内で逮捕された2人の中国人、チェン・レイとウェイン・ピンピンであると確認された。
押収された証拠には、45,000個以上の偽のCOVID-19検査キット、1,200個の赤外線温度計、35万個のフェイスマスクが含まれている。これらの商品は必ず「陰性」となるように設定されており、バンコク市内もしくは近郊の地区で許可なく高めの価格で販売されていた。
最悪なのは、これらの検査キットでCOVID-19の検査を受けた人は誰でも陰性の結果を受け取るということです。
この記事に対し、ネット民の反応は凄まじい。
バイオテロだの、悪魔だの、人の心を持っていたらこんな事はできないなど酷い批判が目に付く。
もちろん俺も同感だった。
世界的脅威の中、金の為なら何でもする人間は、人種問わず何とかすべき。
中国が悪いのではなく、捕まった中国人が悪。
だが、こういった人間を他国へ出す中国にも問題がある。
WHO…、散々中国を擁護するコメントばかりが目立つが、本当にこのままでいいのか?
世界保健機関とは名ばかりで存在し、世界を混乱させているようにしか思えない。
本当に暗い話題ばかりだな……。
ゲームも飽きてきた。
俺は契約しているアマゾンプライムを眺めている。
年間数千円でこれだけの映画が見放題なんだもんな。
本当に凄い時代になったもんだ。
以前はどこにでもあったレンタルビデオ屋がどんどん潰れるのも必然なような気がした。
パソコンの普及により、めっきり見掛けなくなった写真屋。
まだ記念写真などを撮影する個人店は生き残っているが、どこにでもあった『写真屋さん45』など川越でもまるで見なくなった。
時代の進化の普及と共に無くなる業種。
それに加え、このコロナ渦。
本当にどうなっていくのやら。
あれ、アマゾンで『シンフォギア』のアニメがあるぞ?
パチンコでしか見た事ないからな……。
暇を持て余していたので早速観てみた。
え、何だこれ?
トレーニングシーンで思い切りジャッキーチェンの『香港国際警察ポリスストーリー』の曲をパクっているどころか、『酔拳』の名シーンまでオマージュしているじゃないか。
思わずポリスストーリーを見返す。
どう考えてもパクっているぞ?

これ、大丈夫なのか?
かつてジャッキーチェンの『スパルタンX』のゲームを本人に無許可で作ったメーカーのアイレム。
ジャッキーが来日した時このゲームを知ったところ、手を出して金を請求されたという噂は有名だが、シンフォギアは大丈夫なのかよ?
ジャッキーもパチンコのシンフォギアも好きなだけに、妙に気になった。
二千二十年四月十四日、火曜日赤口。
こんな状況だからこそ、レストランシブヤのランチを食べよー!

まだ俺はちょっと歩けば近所に色々な飲食店があるからいいけど、住宅街とか郊外で車じゃないと、何の店も無いようなところで住んでいる人たちから見れば、現状ってただの地獄絵図だよな……。
同級生の篠崎から大漁丸が明日で自粛に入ると連絡があったので飲みに行く。
そのあとはみんなで呑龍。
単独だと食べるものが決まってしまうけど、これだけの人数がいると色々な料理を頼むものだな。
俺はモヤシニラ炒めの写真を撮る。

酒井さんの逮捕から一ヶ月以上経ち、ラッキーハウスは休業のままだけど、本当にこの先どうなっていくのやら。
夜中、九州のひろみから連絡が入る。
俺はもうわざわざ何かを自宅まで届けなくていいと注意した。
懲りない彼女は、俺が有馬記念の時に酔って入れた金を返すと言ってくる。
二回ほど電話代が十万以上請求来たと話す彼女へ送金した覚えはあったが……。
フィリピン人にしろタイ人にしろ、ちょっと羽振りいいところを見せるとすぐこれだ。
「アイフォン新しいの欲しいナア」
「あ?」
「アイフォン欲しいなあ…。何でもナイネ。独り言ヨ」
「……」
日本へ外貨を稼ぎに来ているのだろうが、遠慮のないタイ人。
たまたまマッサージを受けている時に、競馬で大当たりしただけなのに、何を勘違いしているんだ、この女?
気分が一気に悪くなり、ここへ会計を払って焼肉屋をあとにする。
帰り道、西武新宿駅ペペの宝くじ売り場で全種類のくじを購入。
九州のひろみがガタガタ電話をしてきてうるさかったので、俺は彼女が掛かったという電話料金を二十万円分振り込んだ。
多分酒でいい感じに酔っていたからだろう。
確かあの時ともう一回十万振り込んだっけ?
まあひろみは粘着質でしつこいだけの話で、根は真面目なのだ。
何度かあげたものだからいいと断るも、俺が休業状態なのに気を使ってなのか、ちゃんと返すと言ってくる。
正直一ヶ月以上無収入状態だったので、俺はそれ以上何も言わなかった。
卑しい本音では、このタイミングで金が戻ってくるなら助かるなと思ったからである。
一体俺って何なんだろ?
格好悪い生き方をしているなと自己嫌悪に陥った。
二千二十年四月十五日、水曜日先勝。
ちょっとした買い物で外を出歩くが、まず人とすれ違わない。
どこもかしくもゴーストタウン化している。
近所のカントリーファームキッチンで、今日は弁当にしてお持ち帰り。
親父の分も購入し、二つ分の弁当を自分でよそう。

この店はバイキング形式なので、弁当も自分で好きなものを入れられるのが嬉しいところだ。
こんな記事でも投稿すると、知り合いからコメントが届く。
『福富町もずいぶん前からゴーストタウンですが。 平田正多嘉』
横浜の元同僚の平田も似たようなものか。
前回行った横浜はまだ二月だったのに、随分前の事のように感じる。
『詰め込んだねぇ。 篠崎一茂』
『田舎はなーんも変わりません。マスクしてる人も少ないし! 他県からドンドン流れてきてる…。危機感ないです。 成田ゆかり』
確か彼女は佐賀県だったっけ?
SNS繋がりなだけで実際に会った事はないが。
『まずは感染せず、コロナの収束を待つしかないですよね。こっちも地元民たちだけなら、危機感ないですよ。 岩上智一郎』
『本当に不安だらけー。仕事柄 病院ほとじゃないけどハイリスク。 成田ゆかり』
そういえばさっき言ったカガヤカフェで、ヤスがこの辺でも感染者出たとか言っていたっけな。
あいつの情報だと連繋寺で花見をした『レレレノレコード』から川越初の感染者とやらで、櫻井さんも不謹慎だとブツブツ言っていたもんな。
ほとんど人の来ないヤスの店には、こんな状況でもほとんど行きコーヒを飲んでいる俺。
毎日ここで二千円使っている場合じゃないのを知りながら、去年の十二月から続く習慣と、後輩の店を助けたい気持ちがついつい続けてしまう。
前に紹介した櫻井さんも、よくカガヤカフェを利用してくれているようだ。
家に帰るとインターネットで痛いニュースを見る。
アメリカのトランプ大統領は、14日、新型コロナウイルスへの対応をめぐり中国寄りだと批判してきたWHO=世界保健機関に対する資金の拠出を、WHOの対応を検証する間、停止するよう政権に指示したことを明らかにしました。
この記事では、ほんとどの人間がよくやったとトランプの決断に賛成する者が多い。
もちろん俺もそうだ。
日本の政治も、少しはトランプを見習えと言いたい。
政治家といえば最近注目され、大いに避難されているのが立憲民主党の高井崇志衆院議員だ。
立憲民主党の高井崇志衆院議員(50)=比例中国=が、新型コロナウイルス特措法に基づく緊急事態宣言が出された後の9日夜、東京・歌舞伎町の「セクシーキャバクラ」と呼ばれる飲食店を訪れていたことが分かった。党幹部が14日、明らかにし「国民が生活に苦しんでいるときにとんでもない」と語った。
党幹部によると、高井氏から事実関係を確認。15日以降、党としての対応を判断する。
政府は7日に緊急事態宣言を発令、感染者が急増する東京都など7都府県が対象地域となった。小池百合子都知事は、それ以前から、キャバクラなど接客を伴う飲食店への出入りを控えるよう訴えてきた経緯がある。
高井氏は元総務官僚。2009年衆院選で旧民主党から初当選し、現在3期目。
もはや呆れて開いた口が塞がらないとはこの事だ。
同じ党の蓮舫はこの件に関し謝罪を述べているが、あんた、いつも自民党には何かあると辞めろ辞めろ言って、自身の党内だと謝罪だけで済まそうって、どういう了見なんだ?
日本の政治家は恥知らずな奴が本当に多い。
二千二十年四月十六日、木曜日友引、春の土用入り。
暗くなる一方の世の中。
俺はフェイスブックに一見ホラーっぽいが、細い通路を進みトイレを開けると、中でトイレットペーパーを貪る山羊がいる映像を投稿。
とりあえずこれ見てほっこりしろとコメントも添える。
腹が減ったので仲町のビストロ岡田で、デミグラスソースロールキャベツとサーモンクリームコロッケを食べた。

俺以外店内には誰も客がいない。
不安にしかならない現状。
コロナという人災が生んだ今、人類はなるようにしかならない。
ならばせめて誰かを中傷したり揚げ足を取ったりせず、一丸となってどうすればいいかまとまればいいのだが、今の政治を見ていると難しそうだよな……。
二千二十年四月十七日、金曜日先負。
今日は気分を変えてシマノコーヒー大正館の焼きサンド。
この店もハンバーガーなどのテイクアウト商品を始めたようだ。

「岩上さん、これ宣伝して下さいよー」
マスターがテイクアウト用のメニューを手渡してくる。
どこもかしこも飲食店は苦しいのだ。
何かしらこの現状を打破しようと一生懸命。
『美味しそうー! ホットサンド食べたいー。 青木怜子』
奥尻島に住むれっこがコメントしてきた。
俺はコロナを掻い潜って川越まで来てくれと返す。
彼女の住む北海道では今どうなっているのだろうな。
誰もいない小江戸と呼ばれる川越。
二十四時間営業のマルエツですら時間短縮営業になり、夜中のこの時間やっているのは百円ローソンのみ。

もちろん通りには人は誰もいない。
本当に一日も早いコロナの収束を願う。
ちかとは閉鎖的な日常のLINEをお互いやり取りしていた。
またこの日現金書留で九州のひろみから十万円が届く。
元は俺があげた金にしろ、このタイミングで本当に助かった。
だが、彼女と元の鞘に戻るかとは別問題。
それでも感謝は覚えていたので、掛かってくる電話に対し二回に一度ぐらいは応対するように努める。
二千二十年四月十八日、土曜日仏滅。
超絶暇過ぎる……。
プレステーション4も飽きた。
俺はスマートホンにアプリを入れ、色々改造する。

昔懐かしいファイナルファンタジーⅣでも初心に還ってやるか。
ゲームボーイアドバンスのエミュレーターを入れ、携帯電話の操作でゲームを楽しむ。
本当に俺、何をやっているんだろ……。
以前だったら暇さえあれば小説を執筆していた時代が懐かしい。
一時期は小説の師と俺が決めたしほさん。
彼女は今、どんな状況を過ごしているのだろうか。
もう作品を書かなくなった俺が、そんな事を気にしてもしょうがない。
二千二十年四月十九日、日曜日大安、穀雨。
日曜日だから、まことやの太麺焼きそば食べよう。

そのあとでいつのもカガヤカフェのコンボ。
帰り道、櫻井さんの櫻井商店でココビスを十四個買い、コロナに負けないよう昔懐かしのなめ猫のカード十枚引いてみる。

俺が小学生の頃一時的に大ブームになったなめ猫。

正式名称は『全日本暴猫連合なめんなよ』。
暴走族風の衣装を着た猫のキャラクターものが当時は社会現象を起こした。
本物の仔猫に衣装を着せ撮影された写真が、ポスターや『なめ猫免許証』グッズとなり大ヒット。
千九百八十年代の話である。
フェイスブックへ写真をアップすると、篠崎が強烈に欲しがるので近い内会ったらあげる約束をした。
お気に入りの免許証以外のカード、全部あげてしまおう。
二千二十年四月二十日、月曜日赤口。
平素感漂う川越。
いや、これは日本はおろか世界中か似たようなものか。
それでも人間イラッと来る時がある。
何故か?
肉だ。
肉の塊を食っていないからである。
しかし自身のこのエゴが批判の目に晒されるのも嫌だった。
家から最短で行けるステーキ屋。
それはクレアモールにあるいきなりステーキしか思いつかない。
待てよ…、一人で行くから駄目なんだ。
俺は比較的近所に住む同級生の篠崎へ電話を掛ける。
「どうしたの、岩ヤン?」
「篠ヤンさー、肉を食いに行こうよ」
「肉?」
「うん、肉の塊を」
「焼肉? ステーキって事?」
「そう、ステーキ!」
「いや、あのさー…、恥ずかしい話、この状況じゃん。俺、今厳しいんだよ。また今度誘ってよ」
「嫌だ! 俺が奢るから肉行こう!」
「いやいや、悪いじゃん」
「この前なめ猫欲しがっていたでしょ? それも早く渡しておきたいし」
「もー強引だなー」
「とりあえずペペのドトールコーヒーで待ってるからさ」
彼が来るまで店内にある別室の喫煙ルームでコーヒーを飲みながら待ち、コロナ渦の中を中央小学校出身の二人でクレアモールを闊歩した。
本当に誰も歩いていない。
いきなりステーキへ着き、肉の塊を注文。

生命の源を体内へ噛み砕いて入れ、俺の身体はまた一つこれで進化する。
帰り道にゲームショップへ寄り、自宅待機用のプレステーション4用のソフトを探す。
セガの名作『龍が如く』シリーズをとりあえず全部買っておく。
2の時から始まったこのシリーズ。
元のアイデアはドリームキャスト時代の『シェンムー』からだろう。
『龍が如く5夢、叶えし者』を早速プレイしてみる。
そうそう、やはりこのような痛快アクションゲームが、本来俺は好きなのだ。

今回舞台は新宿でなく地方らしい。
元ヤクザの主人公桐生一馬が『鈴木太一』という偽名を使い、『永洲街』というおそらく福岡の中洲をモデルにした舞台でタクシードライバーをしながらひっそり暮らしているシーンから始まった。
太一なんて、今脱税で捕まっているオーナーの酒井さんが、賭博をする際必ず使用する偽名じゃねえか。
今頃タバコも吸えず、毎日調書と地検の移動で疲労困憊しているんだろうな……。
こうして横になりながら食っちゃ寝てしながらゲームをしている俺なんて、まだまだ幸せなもんだ。
向こうは三億何千万だっけ?
そんな金を押収され、牢屋の中にいるんだもんな。
プレイ中何度も桐生を「鈴木さん」と呼ぶ音声が出てくる。
人から偽名で呼ばれる行為。
俺も当初は違和感しかなかった。
何故なら歌舞伎町のラッキーハウスでは偽名を使えと、自身の著作『新宿クレッシェンド』の主人公赤崎隼人の名前で仕事をしているから。
変な部分でいきなり共感してしまう。
桐生一馬と決定的に違う点は、俺は強制で名乗らされ、向こうは身を隠す為に偽名を使っているところ。
共通するのはいくら正体を隠したところで、自身の過去を知る人物…、俺の場合客であるが、それらに本名を呼ばれた瞬間、過去の因果律が発生する。
奇遇なのは偽名だけではない。
舞台もそうだった。
九州福岡県、ここは博多でいいんだっけ?
去年に二度九州へ旅行へ行っている俺にとって、まさかゲームで知っている場所が出てくるなんて感無量。
なので通常の街をただ歩くという行為が非常に面白く、セガって凄いなあと感心しながら画面の街を探索する。

旅行でひたすら彷徨い歩いた俺が、今度はゲームで同じ事をしている訳だ。
屋台も見た事がある。
中洲川も写真撮った。

時代の進化と共に、こんな楽しみ方もあるのかと目から鱗が落ちる感覚。
アーケードゲーム初期の頃から知っている俺にとって、この進化は本当に嬉しくもあり、歴史をついつい振り返ってしまう。
俺が知っているのは爆発的社会ブームになったインベーダーよりも前の時代から記憶にあるのだ。
氷河期世代と言われた第二次ベビーブーム生まれであるが、こうした昭和、平成、令和と三つの時代に跨りゲームだけでなく様々な進化を体感しながら生きてきた。
家庭用ゲーム機も、ファミコン前のブロッククズリやぴゅう太、ゲームウォッチから触れ合い、遊んできたのである。
コーラなどの飲食品も、昔はビンが主流で栓抜きで開けた蓋の裏側に運が良ければその場で三十円の現金と交換など、あの時代のサービスと人情に溢れた事だって覚えている。
今は数百円になってしまったガチャガチャも、俺が小学低学年の頃は一回二十円でスーパーカーやゴジラの消しゴムが手に入った。
どの時代にもマイナスだけでなく、視点を一つ変えればいくらだって懐かしむ事もいい思い出にする事だってできるのだ。
さて、頑張って主人公のレベルを上げるとしますかね。
二千二十年四月二十二日、水曜日友引。
フェイスブックで五年前の思い出の投稿が表示される。
この頃は〇〇会クソヤクザの二階のゲーム屋で働いていた時期。
春なので、変な事をしてみようというテーマ。
…といってもストリーキングとか捕まるような変態行為では無い。
ネタとしてみんなが笑えるような馬鹿げた事をする。
やぐされたこの心をくだらない風で吹き飛ばそう。
何か変なものはないか?
歌舞伎町という場所なら、必ずあるはず。
虎視眈々と獲物を吟味しながら歩く。
何だ、こりゃあ?
セントラル通り沿い、元コマ劇場すぐ近くのビルに『逆ナン館 マジックミラー型』という変な店があったので、ものは試しと中へ入ってみる事にした。
入会金で三千円、利用料金で五千円の合計八千円取られ、中へ入る。
待機室には漫画やパソコンがある。
どうやらドリンクも飲み放題のようだ。
フェイスブックを立ち上げてキャンディクラッシュソーダをプレイしていると、すぐ店員が「二十四番様」と声を掛けて来る。
「ん? 何?」
「ご指名が入りましたので、こちらへどうぞ」
「ん~…、今キャンディクラッシュソーダやってんだけど……」
「いや、お客様…、女性があちらでお待ちになってますので……」
今コロナ真っ只中こんなところ行ったら、かなり高い確率でコロナに掛かりそうだ。
まだこの店あるのか?
食事へ誘いながらお心付けを五千円くれと言ってきたあの馬鹿女。
飯をご馳走になり金も欲しいなんて、本当に厚かましい性格だった。
一体どんな生活を歩んできたのだろうか、親の顔が見てみたい。
だがどんなブスだったかすら顔も覚えていないので、俺の中ではあんなクソみたいな店があったなあという程度の話。
さて、龍が如くの続きでも始めるか。
「おーい、智一郎」
「何だよ?」
隣りの部屋で親父が俺を呼ぶ。
せっかくゲームしようと思ったのに……。
重い腰を上げ、部屋を出る。
「何よ?」
「炒飯と餃子が食べたいな」
「はあ?」
「買ってきてくれよ」
この男、何を甘えているのだ?
ラッキーハウスが休業中でほぼ無職状態の息子の俺からタカる気満々だ。
過去憎悪しかなかった親子関係。
この男が家に加藤皐月なんて招かなきゃ、おじいちゃんはもっと長生きしたはずなんだ。
だが、もう今ではそんな昔の事もなかったかのように普通に話す日常。
憎悪のままお袋は亡くなり、何の修復もないままただ終わった。
寿命を考えれば、親父のほうが先に逝く。
炒飯や餃子程度の小さい事で、また過去のようないざこざを起こすのか?
それは違う。
平穏無事が人間一番なのだ。
そういえば皮肉な事に、あの守銭奴加藤皐月が家で猛威を振るっている時、俺はよくプレステーション2で初代龍が如くをやっていたっけなあ。
さて持ち帰りのできる店…、クレアモールの餃子の王将でいいか。
ひと気の無い道を歩きながら到着し、持ち帰りで注文した。
待ち時間あるだろうし、俺は隣りにある小江戸亭で飯を食っていこう。

結構お気に入りになっていたこの店。
家から徒歩二十秒ぐらいのところにあれば、もっと良かったのにな。

茄子味噌定食を食べながら、どうしても思い出してしまう岩上整体の隣りにあった王賛。
またあのマスターの料理が食べたいよう……。
そんな事を考えながら食事を終え、王将で持ち帰りを受け取る。
不貞腐れ気味に親父へ「ほらよ」と渡す。
「ありがとうな、智一郎」
こんな素直になるなら、俺がもっと若い頃からそうしとけよな。
俺は無視して部屋へ戻り、プレステーション4の電源を入れた。
二千二十年四月二十三日、木曜日仏滅。
コロナ渦で連日人騒がせなWHOのテドロスが、またまた馬鹿げた発言をしてやり玉に挙がっている。

【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は22日、新型コロナウイルス感染症対応に不満を持つトランプ米政権がWHOへの資金拠出停止方針を示したことについて「米国が再考し、再びWHOの仕事を支えてくれることを望む」と述べ、翻意を呼び掛けた。
米与党共和党の一部議員は、資金拠出再開の条件としてテドロス氏の辞任を要求。これに関しテドロス氏は記者会見で「人の命を救うという神聖な仕事に、これからも昼夜問わず取り組む」と強調し、辞任の考えはないとした。
これまでの言動、指示の謝罪無し。
辞任しないけど金はくれ。
コイツ、頭大丈夫なのか?
携帯電話を布団へ放り投げ、龍が如くの続ける事十時間。
さすがに腹が減ってきた。
立門前通りの冨久屋へ行き、いつものイカフライ定食を注文。

俺って何故かこの店来ると、やたらイカフライが多いよな?
何故だ?
フライにしているからか?
少し違う。
他の店に中々ないメニューだからだろう。
そんなどうでもいい事を思いながら食べ終え、家に帰るとゲームの続きをした。
再三掛かってくるひろみの電話を無視しながら。
池袋のちかからのLINEにはすぐ反応し、コントローラーを放り投げて返信した。
その時、たまたま見たニュースを見て吹き出す。
プロレスラーの武藤敬司が橋本真也そっくりさんを発見し、その写真をSNSであげていたからだ。

元新日本プロレスの闘魂三銃士同士だからこそ許される絆。
俺が武藤と会ったのが二千七年だから、あれから十三年。
そして橋本真也が亡くなってから、もう十五年も経ってしまったのかよ。
その当時の俺は三十三歳か……。
あの日、付き合っていた百合子と長野県へ旅行に行った時だから、未だハッキリ覚えている。
レスラーとしては決して好きなタイプではなかったが、あの時代のプロレス界を間違いなく牽引した一人。
彼の訃報を耳にしたのはラジオ?
それとも百合子の車にあったテレビだったかは覚えていない。
しかし四十歳で亡くなった彼に対し、早過ぎるだろというまずそんな思いだけが脳裏にあった。
三沢光晴さんよりも前だもんな……。
現状を生きている人間は、こうして故人を思い出し昔の思い出に縋るしか術はないのだ。
携帯電話が鳴る。
ひろみかと思ったら、ラッキーハウスの香川から。
明日新宿へ集合し、ミーティングがあるようだ。
そろそろこのまんねりした生活ともおさらばかもしれないな。
二千二十年四月二十四日、金曜日大安。
新宿歌舞伎町へ向かう前に時間があったので腹ごしらえ。
まことやへ行き、太麵焼きそば特大を食す。

本川越駅へ到着すると、都合のいい時間帯の小江戸号はなく仕方なしに急行を待つ。
ホームは閑散としている。
人の姿をまるで見ない駅。
田舎にある無人駅のようだ。
着いた急行を見て、まだ西武鉄道はこんなご時世でカナヘイに拘っているのかよと呆れた。

以前シールを小江戸号にベタベタ貼っていたが、今度は急行電車にまで。
どうしょうもない鉄道会社だな。
期待した店の再開はまったく違ったもので、休業はまだ未定で継続というだけ。
また金の尽きた橋本と山下が、香川から前借をしていた。
こんな事ならいちいち新宿へ呼び出すなよ、この愚鈍め。
川越から新宿までの往復で、ウイルス感染したらどうするんだ、馬鹿と本当に思う。
さすがに薬局へ行き、マスクを購入する事にした。
少しは身の危険を鑑みたほうがいいだろう。

無事川越まで到着し、黒いマスクを装着した自分の顔を撮ってみる。
白と違い黒だと違和感を覚えるな。
まあこれしか残っていなかったので仕方ない。
二千二十年四月二十五日、土曜日赤口。
またWHOのテドロス関連記事が話題を呼んでいる。
本当に懲りない人だな……。
これでよく務まるよ。
面の皮が厚いというか。
まるで過去家に棲みついた物の怪、守銭奴の加藤皐月のような神経をしているのだろう。
WHO・テドロス事務局長に辞任要求署名「100万人」 米の拠出金停止で日本に泣きつき… 識者「日本も資金を停止すべき」

新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)をめぐり、責任を免れないのが世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム事務局長だ。中国寄りの姿勢や記者会見での暴言、妄言が物議を醸し、辞任要求署名は約100万人に達した。米国も拠出金停止を打ち出すが、テドロス氏は居座りを決め込み、あろうことか日本に泣きつこうとしている。識者からは日本も米国と歩調を合わせて資金を停止すべきだとの強硬論も出ている。
マイク・ポンペオ米国務長官は22日夜のFOXニュースで、新型コロナウイルスへの対応を巡り「中国には必要な透明性がない。それを実現するのはWHOの責任だ」と指摘。ドナルド・トランプ大統領の拠出停止の決定について「完全に適切だ。WHOの構造的な改善が必要だ」と訴えた。
さらに「米国は(資金を拠出する立場に)戻らない場合があるかもしれない」と強調。「それ以上に大胆な変化が必要かもしれない」と述べた。
不満を持つのは政治家だけではない。署名サイト「Change.org(チェンジ・ドット・オーグ)」で1月末に始まった辞任要求の署名数は、テドロス氏が記者会見で妄言を吐くたびに増えていった。
新型コロナウイルスについては1月下旬の時点で中国による隠蔽(いんぺい)疑惑が取り沙汰されるなか、テドロス氏は、中国の迅速な対応ぶりを強調、「内外に完全な透明性を約束した」と称賛した。
それなら中国に尻尾振って餌をもらえ。
本当にWHOなんかに資金の提供を辞めるべきだ。
今の局長のままなら、すべて無駄金になると思う。
まあこんな馬鹿気にしてもしょうがないか。
俺はプレステーション4の電源を入れ、龍が如くを始める。
待てよ…、これ休業長引くんだからもっと暇潰しようのゲームソフト買い溜めしとかなきゃ。
プレステーション3で過去クリアはしていたが、プレステーション4版の龍が如く5と7を買いに行く。
そして帰り道櫻井商店に寄り、お菓子も購入。
カルピスソーダも烏龍茶もあるし、ポテトチップス、ココビスなどもある。
今自粛しなければならないこの状況下に於いて、悠々自適に過ごせる俺は勝ち組と言っても過言ではないだろう、フッ……。
二千二十年四月二十六日、日曜日先勝。
まず今のパチンコで釘をいじれるのは警察のみ、店では釘をいじると違法。
つまり現在営業している店は、警察も絡んでいるという事。
もしくは勝手に店側で違法と知りつつも、釘をいじっているか。
何かこの手のニュースは茶番にしか見えないのは俺だけなんだろうか?
小池都知事が記者会見4月24日(全文1)28日に休業要請応じないパチンコ店公表
休業要請に応じないパチンコ店名は公表するのか
朝日新聞:知事、ありがとうございました。朝日新聞の【オカダ 00:14:23】と申します。幹事社から1点だけ質問があります。今日、大阪府の吉村知事が、休業要請に応じないパチンコ店の店名を公表することになっております。その受け止めと、東京都としてどのような対応を取るのかどうか教えてください。
小池:本件につきましては、きのう西村大臣のほうからも手続きを変えた件についてお知らせいただいております。それからパチンコ店については、都民の皆さま方からいろいろとご連絡いただいております。営業を続けているパチンコ店があるという情報ですけれども、これまで約200件、96店について寄せられております。現在、個別の店舗につきまして営業の確認も行っておりまして、確認ができました41店に対しましては電話での休止要請を行ったところであります。そして本日付ですけれども、15の専属チームを編成しまして、あしたから現地確認を行って、必要に応じながら個別に要請を行うところであります。その上で今後、文書による要請、それから現地確認を重ね、4月28日には、来週ですけれども、協力いただけない店舗については特措法の第45条第2項に基づく要請、そして店舗名の公表を始めていきたいと、このように考えています。
国の命令で換金率を下げたり、タバコを吸わせたりできなくするのは強引にできて、何故現状のような状況に陥るのだろう。
あー、シンフォギア2やりてえよー。
俺がこの記事をフェイスブックで取り上げると、横浜の石川雅之がコメントをくれる。
彼は過去パチンコ業界にいたので、この辺の仕組みについて異様に詳しい。
『パチンコ業界はメーカーも店も警察に支配されてますものね。今のところ警察のOBを受け入れないと営業許可もらうのが絶望的ですし。当選確率を警察が決めないで合法化したほうが還元率上げられるのになと思って経営してました。 いしかわまさゆき』
本当にこれが実態なら、パチンコ屋自体潰した方がいいと思う。
龍が如くのストーリーを進めていると、桐生一馬が面倒を見ている娘代わりの遥が何故かアイドル目指してという強引な展開になっていた。
そこに出てくるマネージャーを見て、思わず爆笑する。

小学時代の同級生である荻野力。
俺が二度目の総合格闘技へ出た辺りまでは、仲良く飲みや食事に行っていた仲。
その彼とマネージャーがあまりにもそっくり過ぎて、セガは荻野をモデルに使ったのかと思ったほど。

俺は彼を当時よくからかって『オギノ様』と呼んでいた。
オギノ様……。
いつから龍が如く5に出演してらしたのですかと、ゲームの写真を撮って投稿すると、案の定本人からもコメントが来る。
さて、腹も減ったので飯でも行くか。
食事といっても家からすぐの場所限定になってしまう。
立門前通りを真っ直ぐ進み、連繋寺を右へ曲る。
行き先はこひや。
本当にこの店のラーメンはさっぱりしていて旨い!

穂先メンマと叉焼もかなり旨い。
もうラーメン屋十八番が無くなってしまった今、一番お気に入りの店だった。

ミニ叉焼丼に自家製海老雲呑。

胃袋を満たし、満足した俺はスキップしながら家まで帰った。
二千二十年四月二十七日、月曜日友引。
インターネットを眺めていると『哲学ニュース』というサイトで凄い記事を発見。
内容は中国に関するもの。
中国紙「コロナを中国の責任にしている国は、終息後、中国人観光客から排斥される。覚悟しろ」

新型コロナ終息後、中国人旅行者に排斥される国々―中国メディア
中国紙・環球時報は23日、「新型コロナ終息後、中国人旅行者は一部の国を排斥するようになる」と題した記事で、米旅行ニュースサイトのSkiftが21日付で配信した記事について取り上げた。
Skiftの記事によると、過去10年間、旅行業界の止められない上昇は、中国の海外旅行市場の成長のおかげだった。新型コロナウイルス感染症発生前の研究では、中国人の年間海外旅行者数は2029年までに延べ2億8600万人に達すると予測されていた。
海外旅行を制限する措置が解除された後、中国人旅行者が戻る場所に影響を与える可能性のあるものの1つは、業界内で軽視されがちな「地政学」だ。
中国のアウトバウンド観光専門のデジタル代理店、Dragon Trailのマネージングディレクター、Roy Graff氏は、「新型コロナウイルスの流行をめぐり、中国に責任を負わせようとしている国がある一方で、中国と良好な関係を維持し情報共有に努めている国があることが分かってきている。
これは、流行終息後に、中国人が最初に訪れる場所に反映されることになるだろう。中国人は欧米メディアがどのように報道しているかを知っている。中国人はウイルスに関連する人種差別的な事件を知っている。それは中国人の決定と目的地に対する考え方に影響を与えるだろう」と述べている。
そうした反中国の感情は一部の国に報復するかもしれない。
「……」
この記事が本当なら本当に中国って頭大丈夫か?
ウイルスを全世界に巻き散らせた責任、何も無いんだな?
インターネットでの意見もほぼ中国に対し、辛辣なコメントばかり目立つ。
「おい、智一郎」
「何だよ?」
「中華丼と餃子が食べたいな。あとよ、マスクも箱で買ってきてくれよ」
「……」
このクソ親父め、また息子に甘えやがって。
仕方なく餃子の王将へ向かう。
せっかくなので俺は食べていく事に決めた。
日替わりランチの豚肉餡掛け丼と餃子三つ。

これで六百五十円は安い。
だが持ち帰りの分まで払うから、経済的には関係ないか。
皮肉なものである。
帰り道吉岡金物店にマスクを売っているのを思い出し、吉岡さんの店へ入った。
マスクを購入した俺は、悪ふざけでフェイスブックへ投稿する。
この度、吉岡金物店の若旦那とモデル契約をした岩上智一郎です。
雨が凄い中、撮影を敢行。

吉岡金物店ではマスクも売ってます。
さあ吉岡さん、宣伝したので契約料待ってますね!
吉岡さんはこれを見て『してねえし!』としっかりコメントを残していた。
可愛い後輩のヤンチャぶりが、気になって仕方がないのだろう。
二千二十年四月二十八日、火曜日先負。
火曜日になってもまだ雨が降っている。
なので冨久屋へ行き、カレー丼セットで冷たいうどんを頼む。

夜はてんこもりラーメンへ。
以前この店で偶然バッタリ会ったFMWのプロレスラーミスター雁之助は、地元の九州へ帰ったようだが、元気でやっているのだろうか。
少し年上の彼は、俺が二度目の歌舞伎町へ復帰する前にレスラーを引退した。
そんな事を思い出しながら、日替わりセットを注文。
通常なら二玉入ったてんこもりラーメンだが、セットでは一玉ラーメンとジャンボ餃子、半炒飯。

炒飯は、これどう見ても普通の量あるだろと、いつも思う。

そして今は亡き大門さんが考案したジャンボ餃子。

ここの餃子の味が一番美味しい。
大門さん、みんなこのコロナ騒ぎの中頑張ってますよ。
俺は心の中で天国にいる大門さんへそう話し掛けてみた。
携帯電話を見ていると、またWHOのお騒がせテドロスが余計な一言で物議を醸している。
「世界はWHOに耳貸すべきだった」 テドロス事務局長
【4月28日 AFP】
世界保健機関(WHO)のテドロス・アダノム・ゲブレイェスス(Tedros Adhanom Ghebreyesus)事務局長は27日、WHOは新型コロナウイルスに関して早期から最高レベルの警告を発してきたと述べ、WHOの忠告に従わない国があったことに遺憾の意を表明した。
テドロス氏は、スイス・ジュネーブでインターネットを通じ行った記者会見で、WHOは中国以外で確認された感染者が82人のみだった1月30日に「国際的な公衆衛生上の緊急事態」を宣言し、新型ウイルスの流行に警鐘を鳴らしたと指摘。「世界はあの時、WHO(の忠告)に注意深く耳を貸すべきだった」と言明した。
テドロス氏は、WHOが「最高の科学と証拠に基づき」当初から適切な忠告を出してきたと主張。一方で、WHOには各国に対して「忠告を聞き入れるよう強制する権限はない」とも強調した。
同氏は、WHOが1月30日、新型ウイルス流行が「最高レベルの緊急事態」であると発表した際に「各国はあらゆる公衆衛生上の措置を講じることができた」と指摘。「WHOの忠告に耳を貸すことの重要性は、これで十分に示せるだろう」と述べた。
さらに、「われわれは全世界に、包括的な公衆衛生対策を実施するよう勧告し、(感染者の)発見、検査、隔離、接触者の追跡を呼び掛けた」と言明。「皆さんも自分で確認してみるといい。これに従った国の状況は他の国より良い。これは事実だ。(WHOの忠告を)拒否するか受け入れるかはその国次第だ。各国それぞれに責任がある」と述べた。
何をしたいのか意図は知らないが、中国に金をもらい史実を捻じ曲げている時点で何の説得性もない。
これだけの世界保健機関という大組織。
全世界が注目しているであろうこの中で、きな臭いのは事実。
まるで女子生徒へ手を出した教師が必死に弁明しているようにしか見えなかった。
俺はフェイスブックへ、テドロスが過去発言したものをまたおさらいで投稿する。
二千二十年四月二十九日、水曜日仏滅、昭和の日。
二年前の今日。
俺は天皇賞春とクイーンエリザベス杯を当てた。
つまり…、今週末の天皇賞はやれという神のお告げ。
まだ水曜日。
夜になって、独り呑龍。

定番のしょうが焼き定食両方大盛りに、柔らかい焼きそばを注文。

緊急事態宣言から来月で二ヶ月ぐらいになってしまう。
コロナは収束する気配ゼロ。
どうなる事やら……。
俺は酢を餡掛け焼きそばに少し垂らしながら、からしを箸でちょいと摘まみ上げ熱々の焼きそばに混ぜ込んだ。
二千二十年四月三十日、木曜日大安。
龍が如く5も、四人目のアナザーストーリー元プロ野球選手という設定の品田辰雄の章へ入る。
「何だ、こりゃ?」
思わず声が漏れたのは名古屋コーチンレース。
何でコーチンの里親になってレースで成り上がる展開になってんだ?
セガらしいといえば、それでおしまいだが……。
無駄にリアルな鶏たち。
気付けば俺はこのレースに見事ハマっていた。
いやいや、こんな陳腐なものへ夢中返している場合じゃないだろ。
俺はインターネットで色々調べたコロナデータをフェイスブックに投稿した。
covid19
潜伏期は平均5日、9割以上の患者は1週間以内に発症。
※アメリカ、中国、日本、イタリアなどの報告から。
症状は発症から3から7日程度感冒様症状が続き、7割程度で肺炎症状を伴う。
症状は発熱が9割、咳が8割、痰が2~3割、たまに咽頭痛や鼻炎症状も。
重症化する症例の多くは下肺野型。
治療については
ロピナビル、リトナビル
ファピビラビル(アビガン)
シクレソニド(オルベスコ)
ナファモスタット(フサン)
ramdesivir(ラムデジビル)
クロロキン
リパビリン
トシリズマブ(アクテムラ)
インターフェロン
馬鹿な俺は、多分薬だろうと思うものをピックアップして無責任へ挙げた。
まあみんなが家で大人しく過ごしていれば収束していくのだろうけど、一部の馬鹿が勇ましいと勘違いして出歩く限り、コロナはしばらくこのままなのだろうな。
今日で四月も終わりか……。
俺は名古屋コーチンレースの続きを始めた。
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