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【長澤チルドレン集結?】「湘南ベルマーレ2025」シーズン総括&補強ポイント

「湘南ベルマーレ2025」

シーズン総括&補強ポイント


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Ⅰ.「シーズン総括」

表Ⅰ.湘南ベルマーレ 2025シーズン成績表

シーズン前半戦

 山口体制5年目となった2025シーズン(2021シーズン9月就任)。
 山口監督がシーズン頭から指揮を執る様になって以降、毎シーズン、主力選手を引き抜かれ、その度にチームを作り直して来た湘南ベルマーレ(以下ベルマーレ)。
 そのため、シーズン序盤は大きく躓き、完成度が高まった終盤の追い上げで残留を決める流れが続いていました。
 
 しかし、2025シーズンに関しては、鈴木章・福田・ルキアン選手の二桁得点トリオや、2024シーズンにブレイクの兆しを見せていた鈴木淳・畑選手など、主力選手の多くが残留となり、田中聡選手の移籍は懸念材料であったものの、上位進出も期待できる布陣での開幕となっていました。
 実際、2025シーズンは「開幕3連勝」を含む「5戦負けなし」と良い形でスタートを切れていましたが、喜びも束の間、その後は徐々に黒星が増え始め、気が付けば「降格圏と勝ち点3差の16位」でのシーズン折り返しに。
 なお、二桁得点トリオの一角「ルキアン選手」に関しては、シーズン序盤の3月下旬に、横浜FCへと完全移籍になっております。


シーズン後半戦

 シーズン後半戦に入っても調子は上向かず、白星がつかない苦しい日々が続いていた中、夏の移籍市場にて「福田選手」(ブレンビーIF)「畑選手」(シント=トロイデンVV)「鈴木淳選手」(FCコペンハーゲン)が海外クラブへと移籍。
 更には同時期、守護神「上福元選手」がアキレス腱断裂の大怪我を負ってしまい、シーズン半ばに主力選手が次々と離脱。
 
もちろん、クラブも直ぐに動きを見せ、J1クラブから計7名の新戦力を獲得。

 しかし、シーズン頭からならまだしも、途中から主力が大幅に入れ替わったチームを立て直すことは難しく、その後も白星がつかない日々が続き、気が付けば「19戦勝ちなし」となっており、9シーズンぶりの「J2降格」が決定。
 
最も「ゴール期待値上」は「19戦勝ちなし」となる程、悪い内容ではなく(バナー参照)、そういった意味では、多少なりとも、不運な部分もあったと言えるかもしれません。
 なお「個人戦術」「チーム戦術」の部分に関する総括に関しては『湘南ベルマーレ2025 残留計画レポート』をご参照頂ければと思います。

 なお、約2週間の中断期間明けの「34節vsサンガ」や、降格決定後の「36節vsアルビレックス」などを観戦・分析した限り、頭をクリアにし、準備が整いさえすれば、素晴らしい試合となっていた印象。
 そういった意味で、やはり、チーム状況が悪い中での、シーズン途中での主力の大幅な入れ替えは、「J2降格」という結果に、少なからず影響を与えていたと言えるかと思います。
 しかし、現実問題として、ベルマーレのクラブ規模や、海外移籍の若年化の流れを考えると、今回のケースは、今後も起こり得る話であり、この点に対する対策は、クラブの未来の鍵を握ることになるかもしれません。
 
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Ⅱ.「ポジション別総括&補強ポイント」

現有戦力の確認

図Ⅰ.湘南ベルマーレ2025 基本システム
※ 青文字は「期限付き移籍」(IN)の選手
※ 期限付き移籍(OUT):キムミンテ・柴田壮・柴田徹・福島・蓑田・吉田
※ 特別指定:山口


注意事項①【長澤監督】

表Ⅱ.長澤徹氏 監督歴
※ 2013シーズンは「代行監督」(4試合のみ)
※ 2025シーズンは「9月解任」
※ 2021~2023シーズンは「京都サンガF.C.」ヘッドコーチ
※ その他「FC東京」「ジュビロ磐田」「ファジアーノ岡山FC」にてコーチ経験あり

 予てから各メディアにて名前が挙がっていた、長澤徹氏の監督就任がクラブから正式に発表されました。

 長澤氏は「強度」「切り替え」という様な、フットボールの原理原則を大事にされており、2025シーズン途中まで指揮を執っていたアルディージャでは、「堅守速攻」をベースとしたフットボールを採用していた模様。
 また、2015-2018までの計4シーズン、指揮を執っていたファジアーノでは「3バック」を採用。
 
2024-2025(途中解任)まで指揮を執っていたアルディージャでは「3バック」をベースに「4バック」も併用していました。
 
 選手の補強に関しては、クラブ主導・データ主導の場合もありますが、一般的には監督の意向が少なからず反映されるものだと思います。
 そのため、本章では、上記した長澤氏に関する情報をベースに、補強候補を選定させて頂きます。


注意事項②【ベルマーレの現状】

 Jリーグは2026年から「秋春制」に移行することになるため、「2026/27シーズン」の開幕は「2026年8月」を予定しています。
 そしてその移行期間には、昇降格のない「百年構想リーグ」が実施されることになっているため、今シーズン、J2降格が決まってしまった、ベルマーレは、必然的に最短でも「約1年半」はJ1の舞台に戻って来られないということになります。

 これまで「J2降格」となってしまったクラブに関しては、契約交渉時「1年でのJ1復帰」が謳い文句になっていたかと思います。
 しかし、決して長くはない、現役選手としてのフットボール人生を考えた際「“1年半”でのJ1復帰」は謳い文句とはならないと考えられます。
 そのため、これまで以上に、移籍市場で優位に立つことは難しくなると予想され、本章では、この点を踏まえた上で話を進めさせて頂きます。


シーズン総括&補強ポイント【GK】

補強優先順位:低(必要なし)

表Ⅲ.湘南ベルマーレ2025 現有戦力【GK】
※ 上福元選手は怪我による長期離脱・登録抹消中(全治不明)
※ 吉田選手は期限付き移籍による加入(2026年1月31日まで)

シーズン総括【GK】

 上福元・真田・永井選手の3人体制で始まった2025シーズン。
 その後、3月に糸原選手が期限付き移籍で加入。
 7月、上福元選手の大怪我に伴い、同じく足元の技術に定評のあるポープ選手が加入。
 更に同時期、糸原選手のレノファへの復帰が決まり、吉田選手が期限付き移籍で加入。
 
 この通り、GKに関しては、所属選手が目まぐるしく入れ替わる中、チームとして結果が出ていなかったことも影響してか、スタメンの入れ替わりも激しく、計4名の選手が複数試合、ゴールマウスを守るという結果に。
 そして、その中で特に目立った活躍をみせたのが、真田選手と言えるかと思います。
 彼のPKストップを含めたセーブ力と、192cmという体格を活かしたロングキックはチームの武器となっており、シーズン終盤戦、残留に向けて希望の存在となっていました。

補強ポイント【GK】

 足元の技術に関しては、上福元・ポープ選手に分があるかと思いますが、長澤氏が、アルディージャで志向していたスタイルや、起用されていた選手を見る限り、ビルドアップ云々よりも、まずはGKとして最も重要な「シュートストップ」を大事にされている様な印象を持っています。
 そういった意味では、現有戦力5名+岩瀬選手(加入内定)、誰にでもチャンスはあると言えるかもしれません。
 
 その上で、新体制に関しては、岩瀬選手の加入が内定している点を踏まえると、上福元選手が新シーズン開幕に間に合うのであれば、現状、6名体制となってしまいます。
 しかし、流石に6名体制は現実的にあり得ないため、吉田選手の期限付き移籍を予定通り「2026年1月31日」までとし、更に他1名も放出となる可能性が考えられます。
 但し、上福元選手が間に合わない場合、岩瀬・真田・永井・ポープ選手の4名体制でのスタートが、現実的な陣容となるかと思います。
 そのため、何れにせよ、岩瀬選手以外の補強の必要性はありません。


シーズン総括&補強ポイント【CB】

補強優先順位:中

表Ⅳ.湘南ベルマーレ2025 現有戦力【CB】

シーズン総括【CB】

 前半戦に関しては「鈴木淳選手」「キムミンテ選手」「鈴木雄選手」の3CBをベースとしていた2025シーズン。
 しかし、夏の移籍市場にて、鈴木淳・キムミンテ選手がクラブを離れてしまったこともあり、後半戦に関しては、スタメンが忙しなく入れ替わっていた印象。
 ただ、そんな中でも、終盤戦における舘選手の貢献度は非常に高く、GK真田選手と並んで、残留に向けての希望の存在となっていました。

補強ポイント【CB】

 表Ⅳの通り、頭数は揃っているかと思います。
 しかし、大岩・大野選手に関しては、あくまでも“ひとつの指標”として、来シーズン「37歳」になる年ということで、重要な戦力ではあるものの、フル稼働を期待することは難しくなって来る可能性があります。
 また、鈴木雄・松村選手は、WBとの併用も予想されるため、この辺りを考慮すると、レンタルバックを含め、即戦力クラスのCBを1枚は獲得しておきたいところ。
 
 なお、大岩選手は出場機会こそ限られていましたが、最終ラインからの攻撃参加は、2025シーズンも得点の匂いがするプレーとなっており、効果的であった印象。
 大野選手に至っては、攻守両面で非常に良かった印象を持っており、特に「20節vsゼルビア」でのアシストは見事でありました。

表Ⅴ.湘南ベルマーレ2025【CB】補強候補

 麻田選手は「186cm」と高身長、且つ「左利き」という希少性の高いCBです。
 サンガでは、曺貴裁監督・長澤HC体制の下「2021シーズン38試合」(J2)「2022シーズン32試合」(J1)「2023シーズン34試合」(J1)出場しており、この2人の指導を受け、試合に出続けていた点は、獲得に向け、大きなプラス材料と言えるかと思います。
 なお、2025シーズンに関しては、大怪我からの復帰・宮本選手の台頭などもあり、出場機会が大幅に減少しているため、出場機会を求めての移籍も考えられるのではないでしょうか。
 
 岡選手は、FC東京の下部組織から、名門・明治大学を経て、FC東京に戻って来た、「高さ(186cm)」と「フィード」を武器とするプロ2年目のCBです。
 2019シーズンには、FC東京U-23の一員として、当時、監督を務めていた長澤氏の下でプロデビューを飾っており、計18試合に出場しています。
 僕の中では、気持ちを前面に押し出すタイプの選手という印象を持っており、この点は、ベルマーレに不足している部分とも考えられ、良い刺激となる予感。
 
 下口選手は、当時、ファジアーノで監督を務めていた長澤氏の下でプロデビューを果たし、その後、複数クラブを渡り歩いた後、2024シーズンから再び、長澤氏と共闘する形で、アルディージャの躍進に大きく貢献しているDFです。
 最終ラインであればどこでも出来るタイプの様であり、2025シーズンはアルディージャにて、サイドCB・WB・SBでプレー。
 選手としての能力はもちろんのこと、長澤氏のスタイルの伝導役としても期待したいところ。
 
 なお、期限付き移籍中のキムミンテ・蓑田選手も重要な候補となり得るかと思います。


シーズン総括&補強ポイント【アンカー/ボランチ】

補強優先順位:高

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