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ついにBUFFALOからFAN搭載10GbE スイッチングHUB登場 | BUFFALO LXW-10G5 レビュー

こんにちは。ガジェットブロガーのじゃが(@jaga_farm)です。

今日は自宅のネットワークの話。自宅内のLAN環境に10GbE対応のスイッチングハブを導入してみました。

今回レビューするのはBUFFALOからついに登場した10GbE対応スイッチングハブ「LXW-10G5」。

「BUFFALO LXW-10G5」は冷却ファンを搭載しつつ、価格が抑えられた製品となっており、最近話題のUGREENのNAS「NASync」で10GbE回線を初めて導入した人などにちょうどよい製品となっています。


本記事はBUFFALO様から製品提供を受けています。デメリット含めて忖度なくレビューしています。

BUFFALO LXW-10G5の特徴

それではBUFFALO LXW-10G5の特徴についてまとめていきます。

10GbE × 5ポートのスイッチングハブ

BUFFALO LXW-10G5は10GbEのポートを5ポート搭載したスイッチングハブです。

このような構成が可能

10Gに対応したNASや10Gインターネット回線を分配して使うときに手頃な価格の製品となっています。

Wi-Fi 7対応端末いえども、(ここでは詳しく解説しませんが)2 × 2 MIMO対応端末が多く、

  • iPhone 16 Pro:2400Mbps(2 × 2 MIMO 帯域幅 160MHz)

  • Xiaomi 15 Ultra:5764Mbps(2 × 2 MIMO 帯域幅 320MHz)

  • M4 MacBook Air:2400Mbps(2 × 2 MIMO 帯域幅 160MHz)※Wi-Fi 6E

上記のようなスペックとなっており、10Gbpsには遠く及びません。つまり速度や安定性でいくなら10GbEスイッチングハブの導入は非常に価値があります。

冷却ファン内蔵

BUFFALO LXW-10G5は発熱の多い10GbEこそ必要な冷却ファンが本体内蔵されています。

10GbEは発熱が多いのか?:高速データ転送の代わりに大きな電力消費が発生します。

10GbEは普通の1GbE LANなどと違い発熱量が段違いに大きいです。ぼくは外付け10GbEのNICを持っていますが、使っていると数秒しか触っていられないほど熱くなります。

BUFFALO LXW-10G5には「スマート冷却ファン」機能で環境温度や負荷に合わせてファンの回転数制御を行っています。動作環境は0℃〜40℃となっており、この範囲内に収まるようファンを稼働させつつ、静音性も維持します。

右側面
左側面

また放熱対策として金属筐体というもの大きく寄与しています。左右を見ても冷却ファン以外に放熱孔が用意されている点もいいですね。

またサイズが180×34×145mmと非常に小さく、設置場所を問わず置けると思います。

ループ検知機能搭載

ディップスイッチ(初期状態)

BUFFALO LXW-10G5には前面にディップスイッチがあり、搭載しているループ検知機能などをON/OFFすることができます。いわゆるアンマネージドスイッチで家庭用や小規模オフィス向けの機能が搭載されています。

NAS向けに10GbE × 2のLAG(Link-Aggregation)を組みたい方などはさらに詳細設定ができるマネージドスイッチを選ぶ必要があります。ただ個人的には一般家庭においてはBUFFALO LXW-10G5で十分すぎるかと思います。

  • ループ検知:初期値ON

  • IEEE 802.3az(EEE):初期値OFF

  • フロー制御:初期値ON

ループ検知:初期値ON

ループとは:LANケーブルを折り返して円を描くように接続すると、円の中をトラフィックが何度も周り膨大なトラフィック(データ)が流れて障害となるもの

これを防止するためにBUFFALO LXW-10G5では2秒に1回60byteのループ検知パケットを送信するようになっていました。

Wiresharkの画面

自宅用途であれば基本的にループ起きないのでOFFでも構いませんが、かなり小さいサイズのフレームを流すため、特段ONでも問題ありません。

IEEE 802.3az(EEE):初期値OFF

IEEE 802.3az(EEE)とは:省電力機能でデータが流れていないときに物理層(PHY)の信号送信を停止して、消費電力を押さえます。

初期設定はOFFなのですが、環境に不具合がなければONのほうが良いかと思っています。

フロー制御:初期値ON

フロー制御とは:受信側が処理しきれないほどのパケットが流れてきたときに、送信側に一時停止を要求する仕組み

これはONにしておくべき機能です。というのもBUFFALO LXW-10G5は10GbEのスイッチングハブですが、つなぐものはすべて10GbEでしょうか?

極端な例ですが、10GbEのNASから10Gbit/sのデータが来たとして受信するPCが1Gbit/sだった場合、送信量を1/10に抑えてもらわないと受けきれないですよね。そういったときに「ちょっと待って!(PAUSEフレーム)」と要求するのがフロー制御です。

一応バッファーという一時的に送信しきれないデータを保管しておく場所がBUFFALO LXW-10G5にもあるのですが、1.5Mしかなく理論上は約1.2msしかデータ保持できません。

BUFFALO LXW-10G5にはスイッチングハブ内で帯域を制御するQoSもないため、フロー制御をONにしておくことでパケットロスを防止しましょう。

8ポートタイプも後日販売

BUFFALO LXW-10G5が先行して2025年6月に販売開始されましたが、近日中に10GbEが8ポートタイプの「LXW-10G8」も販売すると発表しています。

5ポートでは足りないという方はそちらを待ちましょう。

BUFFALO LXW-10G5のレビュー

それではBUFFALO LXW-10G5を使ったレビューをしていきます。

UGREEN NASyncを接続して10GbE環境を構築してみた

10G回線での構築

今回BUFFALO LXW-10G5を導入した理由はUGREEN NASyncで10G対応NASを手に入れたことが大きく、これが起因してPC含めて10GbEで構成することにしました。

10GbE対応のNASは「UGREEN NASync DXP4800 Plus」。10GbEと2.5GbEをそれぞれ搭載したHDD 4ベイ搭載のNASです。

自宅にはM4 MacBook AirやM4 Pro Mac miniがありますが、今まではWi-Fi環境が主で使用していたため読み書き速度に一部不満がありました。

BUFFALO LXW-10G5を通して各Macも10GbEにすることで読み書き速度は大幅に改善。普段は写真や短めの動画を読み込むランダムアクセスが多いのですが、プレビューの表示速度が大きく向上しました。

NASへのアクセス速度を調べてみても、書き込みは640MB/s・読み込みは973.1MB/s出ていました。(RAID 5、HDD4ベイ構成)

ジャンボフレームにも対応しており、MTU9000なども設定でき通信も確認しています。

2.5GbE接続時

これはCaldigit TS4に搭載させている2.5GbEとLXW-10G5を接続したときのインターネット速度ですが、注目すべきはレイテンシ(遅延時間)。ロード済みであっても9msと遅延時間がほぼ無く体感的にはかなり快適です。

10GbE接続時

続いては10GbEを見てみました。負荷の多いであろう金曜の夜に試してみました。恐るべきはレイテンシ(遅延時間)。2.5GbEで9msと早いなーと思っていましたが、10GbEにすると更に縮まり1ms。体感的にはほぼないに等しいと思える速度で、インターネットにおいては相手のサーバー速度に依存するような形です。

恐るべき10GbE。

冷却ファンの動作と稼働中の温度について

電源起動時にLXW-10G5は大きなファンの駆動音が「ゴーッ」と鳴ります。初見では驚くでしょうが、それ以降は本当に静かに稼働します。

実際に使用している間も冷却ファンは静音で回り続けるため、音として少し離れれば聞こえないほどです。

ただ発熱の多い10GbE。
実際に使っていると40度超えているくらい筐体が熱くなりますが、極端に触れないほどではありません。

そのためぼくはLXW-10G5などデバイス類を置くために金属筐体の棚を購入(さすがに自宅にラックは置けないですからね)。

購入したのはIKEAのENHET エンヘート。30 × 30 × 180でスチール製。LXW-10G5にはゴム脚が付属して浮かせる事ができますが、あえてゴム脚はつけずに密着させることで放熱性をさらに向上させようという算段です。

バッファーサイズが1.5Mしかない

前述しましたがBUFFALO LXW-10G5のバッファーは1.5Mbyteです。家庭用としては十分なバランスの取れた容量となっています。これ以上になると業務用となり、価格も業務用クラスに跳ね上がってしまいます。

バッファー容量とは:転送するパケットを一時的に保管しておく箱。相手と転送速度が違ったときや複数からの同時通信時に活用される。

ただ10GbEのスイッチングハブとなると、10GbE対応NASを接続することが想定され、ジャンボフレームを使ったMTU9000の通信も考えられます。

ジャンボフレームとは:1度に送信するデータサイズ(MTU)が大きいことを示す。大きいサイズのファイルを転送するときはMTUが大きいほうが効率的となる。

そうなったときにバッファー容量1.5Mbyteは一瞬でオーバーしてしまい、少し心もとないと感じました。

デメリットとも感じますが、実売価格を考えると逆によく1.5Mbyteも搭載してくれたと思えるくらいです。

このバッファー容量からもフロー制御は絶対に有効にしておくべきですね。

おまけ(LANケーブル)

購入したエレコムのLANケーブル

LXW-10G5など10GbE環境に組みわせるLANケーブルについて。あくまで規格上ですが、せっかく10GbE環境を整えたのにケーブルで脚を引っ張ったら意味がありません。

LANケーブルには「Cat◯」という種類があり数字が大きいほど性能が高いのですが、結論だけ。

家庭内で10GbEを導入しLANケーブルを揃えるのであればCat6A以上(Cat7やCat8)がおすすめです。

ぼくはついついCat8のケーブルを購入してしまいました・・・性能的には全く意味がないです。

まとめ

BUFFALOから登場した10GbE対応スイッチングハブ「LXW-10G5」をレビューしてみました。

自宅内に10GbE環境を作ろうという人には冷却ファン搭載で手頃な価格。そして安定のBUFFALOということでとても求めやすい製品ではないでしょうか。

現段階では国内で安心して買うには確実にベストな選択。10GbE NASを購入した方、10Gbpsインターネットを契約した方などにピッタリのスイッチングハブとなっています。

Wi-Fi 7になって速度は追いつきつつありますが、有線はやはり反応(遅延時間)が俊敏。固定で使うデスクなどであれば特に有線環境を整えても損はないかと思います。

それでは最後までご覧いただきありがとうございました。ではまた〜

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